ソードワールドしようぜ!

【カグラの屋敷 『仕事場』】

「狭いところですが、どうぞ(木目の美しい床に座布団を引き、座ることを促す)」
「……失礼します(座布団を軽く引き寄せて大人しく座る)」

【仕事場を見渡せばそこには部屋の中央に囲炉裏と壁に様々な刀や槍等の武器を立てかけた鍛冶屋のような場所ではなくどこか神聖な雰囲気がキクを包む。
囲炉裏に火をくべたカグラはキクと向き合うように正座し、笑みは携えたままにゆっくりと口を開くよ】

「さて、俺がキクさんを此処で案内したのは貴方の携えるその刀について、です」
「……刀、ですか?(数度目を瞬かせ)」
「ええ。すいません、もう一度刀を拝見してもよろしいですか?」
「どうぞ……(二本とも腰から抜いてカグラへと手渡す)」
「(丁重に受け取り丁寧に会釈し)…やはり。この子達はそろそろ寿命を迎えますね(鞘から刀身を抜き、指を這わせながら)」
「ッ!?(目を見開いて思わず腰を浮かせる)」
「刀身の先にあったひびが全体に渡っています。あと一撃、この子は受ければその身を砕いてしまいますね」
「そ、んな……私、が……盾代わりになど、したから……」
「……ですが、この子は喜んでいるのですよ。貴方と共に戦えたこと、文字通り剣となり盾となり貴方の傍に居たこと。それだけはキクさん、貴方には分かって頂きたい(真撃にキクを見つめて)」
「(真摯な眼差しに息を呑み)……紫銀、滅氷……ありがとう……ごめんなさい……」
「……創造は破壊の元に起きるものです。再生もまた死から産まれるもの。……ですから、俺はそれの手助けをしなければなりませんね。……紫銀さん、滅氷さん、貴方の達の思い、俺が形にしましょう(キクの手にふた振りを戻すと手をかざして)」
「!?」

【カグラが手を左右へとかざすとふた振りは大きく左右へと揺れる。その弾みに刀身にはひびが深く入り刀身はばらばらと音を立てて崩れ落ちる。
ぱりん!と一際大きな音が鳴り響いた瞬間、ふた振りは光に包まれ花弁のようにキクの周りを舞う。その様にカグラは微笑み、キクの手をとる】

「彼らは死に、また生まれ変わる。…貴方と共に貴方と、貴方の守るべきものを守る為に。…さあ、呼んであげて下さい。新たなふた振りの名を」
「あ……ぁ……紫銀……滅氷……貴方達の、新しい名を……白桜ノ爪よ……黒桜ノ牙よ……私に、力を貸してください……あの人を、アーサーさんを護る……力を!!」

【キクの呼び声に応えるように花弁はキクの掌に集まり、やがて白と黒へ色を変える。その形は紫銀や滅氷にも似て懐かしく、誇らしく、だがふた振りと違う。
手に馴染む刀の形へと変わった花弁はまるで生まれ変わったふた振りを祝福するライスシャワーのようにゆっくりと舞うね。新た子の誕生にカグラは嬉しそうに微笑んでるよ】

「……ありがとうございます、ありがとう……はる(穏やかな笑顔を浮かべ)」
「……え(思いもよらない言葉に言葉が詰まり)」
「矢張り、あの少年は貴方でしたか?……大きくなったのですね(静かで綺麗な笑みを絶やすことなく)」
「……まったく、織君の仕業ですか(苦笑いを浮かべ)……その名前、その存在はもう、居ないと思っていたんですけどね」
「(ふうっと呼吸を吐き出すと立ち上がってカグラの前に膝立ちし)……でも、私の目の前にいますね。……ありがとう、はる。運命は……未来は必ず、この子たちと切り拓きますから(カグラの頭を優しく撫でながら)」
「(撫でられてきょとんとした様子で)……ふふ、楽しみにしていますキクさん。不思議ですね、貴方達を見ていると今迄はさして気にしても居なかったこの屋敷以外の外の世界も良いものかと気になってしまう(くすくすと微笑み)」
「ええ、外の世界はいいものですよ。……私も、初めて世界を知った時にそう思いましたから(釣られるように笑いながら)」

「……キクさん。少しお話を聞いていただけますか?(少し遠慮がちに声をかけ)」
「私のような若輩者で良ければ、聞きましょう(悪戯めいた微笑みで)」
「ありがとうございます。……昔、ハルという狡い子供が居ました。なぜならハルは知っていのです、母親が家族愛ではなく自身に肉欲を含んだ愛を向けていることを、それを見て見ぬ振りしていることを」
「……(視線だけで続けるように促し)」
「父はそれに気付き、ハルにも母親にも暴力を振るいました。ですがそれを受けることはハルにとっては当然のことで、拒むことはけしてありませんでした。ただ、早く、早くと時間が流れることを祈り、母が俺を愛さないことを願ったのです(噛み締めるように言葉を紡ぎ)」
「……(こくんと頷く)」
「ですがその願いは最悪のかたちで叶ったのです。……母様は父様への償いと俺への叶わぬ愛の果てに首を吊り、父様も愛する女の元へと後を追った。……すべて、すべては俺が、俺が起こしたことなのです。俺が、俺が……(拳に血が滲む程握りしめ戦慄し)」
「……(そっとその手を握りしめ)自ら命を絶つことが、私には悪いことだとは思えません。……というのは、元自殺志願者の言葉ですね(悲しげな微笑みで)」
「(首を左右に強く振り)…俺は決めたんです。2人の幸せを、大好きな両親の幸せを俺が踏みにじってはいけない。だから、2人を黄泉から連れ戻し、その代償とし俺はふたりのいる世界から存在を抹消した。俺のいた記憶もすべて、すべてけして、この地に今いるのです(言葉を紡ぐ声は震えている)」
「……そうでしたか。つらかったでしょう……(一瞬躊躇い、カグラの体を抱きしめると優しく背を摩る)」
「(抱き締められたことに身体を大きく揺らすがゆっくりと背中に腕を回し)分かったことが、あるんです。……この足にいつの間にか括られていたリボンは、俺の自責の念だと、いつまでも、いつまでも纏わり付くであろう、親への償い、そして、焦がれ、なんだと……」
「……親というものは、生きるに於いて重要な部分を占める。……償いも焦がれも、悪いことではない。それならば、私だって未練しか残っていないのですから(苦笑を零し)」
「……(キクの肩口に顔を埋め)俺は、貴方に会えてよかった。マナティアさんから貴方の話を聞いた途端、貴方に会いたくて、仕方がなかった。…よかった、貴方にあえて、よかった」
「此方こそ……貴方に逢えてよかった。辿った道が違うだけで、私たちは似た境遇にいたのでしょう(あやすように背を軽く叩きながら)」
「……ふふ、(顔を上げて目隠しの向こう側でも微笑んでみせ)…これ以上貴方を独占しては、アーサーさんが妬いしてしまうかもしれないですね」
「おや、……ふふ。妬いていただけたら幸せですね(カグラの頭を撫でてから立ち上がり)」
「……(ゆっくりと頭を下げて)お話を聞いてくださりありがとうございました。さあ、愛しい方がお待ちでしょう。行きましょう、キクさん」
「ええ、いきましょう。……私の神様が、暇を持て余していらっしゃる(目元を緩め)」

*

「(仕事場の扉にぴたりと耳を当て)……んー、なーんにも聞こえないやー」
「そこの隙間はー?ほら、この辺とか……あ、駄目だ聴こえん(耳を垂れさせ)」
「えっと、何してるんだ2人とも(マナティア達の様子を見つめ)」
「てーさつなーう(振り向きながらアーサーを見上げ)」
「本当にミアキスだ……めっちゃ喋ってる……(目をキラキラさせ)」
「ぬこみみ……(じーっとルージュの猫耳を見つめて)」
「?……シャーーーーー!!!(尻尾を逆立ててアルフレッドとルーカスに威嚇)」
「ルージュさん、どうどう(威嚇しているルージュを諌めるように)」
「?……(じーっとアーサーを見つめ)……ふむう」
「ったく、少しはサービス精神を持とうという気持ちはねえのけ……んっ(くんくんと鼻を鳴らし)」
「?ルーカス、どうしたんだい?」
「……(どこからともなく香る匂いの方を向いて)」
「……嫌な匂いがさっきから漂ってきやがる」
「匂い?……どこから?(鼻を鳴らすが首を傾げ)」

「皆さんお待たせいたしました(がらがらと引き戸を開けて)」
「にゃー!おかえりカグラくーん」
「カグ坊おっつー!何してたの?」
「ふふふ、ひ・み・つです(たのしそうに微笑み)」

「……ただいま戻りました、アーサーさん(優しい微笑みで)」
「(キクの方を振り向き)!…キク、おかえり(優しく微笑み返し)」
「ええ、改めて。アーサーさんの隣に、ただいま戻りました(すっとアーサーの隣に移動しながら)」
「?何かいい事でもあったのか(不思議そうにキクを見つめて)」
「……ふふ、そうですね。いいことは、……貴方を愛せて幸せだと再確認したこと、でしょうか(悪戯っ子のように笑いながら)」
「!!(見る見る顔が赤く染まり)……ばーか(羞恥心のあまり視線をそらす)」
「おやまあ、酷い(そう言いつつもくすくすと笑っている)」

仏(GM):はーい冒険者が合流したところでカグラが客室へ案内してくれるよ!…っとそうそう、日本。これこれ(日本にメモを差し出す)
日:私にですか?……はあ(メモを受け取り)

* * *
キクの新たに授かった武器『白桜ノ牙』『黒桜ノ爪』は君と共に成長する刀だ。
君との幾多の戦いの中で成長し、君を手助けしてくれるだろう。
基本性能:威力15 C値10(フェンサー技能により9)
* * *

日:……ふむ、了解です(メモを机に伏せながら)
仏(GM):まあ情報開示は日本の自由だからね、好きにしてもらって構わないよ!さ、客室へ戻るよおまいたち!!
米:どうせ日本のことだからSecretだろ?さっさと戻ってもう一戦したいんだぞー!
諾:だいたいこごでシナリオは終わりそうだってのにまだ続くってのがなあ……
日:事前に三戦目があると通告されていますからねえ
英:……(ため息をついて)まあ、用心に越した事はないだろうな

← →




ALICE+