ソードワールドしようぜ!-Under-

「んまーっ!ここのアイスうまーっ!!いやあうますぎてほっぺた落ちて跳ね返るくらいの美味さやねーにゃははは!(中央広場の噴水に腰掛けてアイスを堪能中)」
「!!!マナティア!!!(タックルする勢いでマナティアに駆け寄り)」
「ぎゃぼんっ!?っと、わわわっ!?(勢いあまって後ろの噴水に落ちそうになるのをなんとか耐えて)あっぶなー……って、きみはテンガロン君やん!」
「カグラのところ!案内してほしいんだっ!今すぐ!ハリアップ!!(逃がさないと言わんばかりにマナティアの肩を掴み)」
「(アルフレッドの様子に数回瞬きして)……なして僕やなくてカグラ君なのよ。ひどいわ、君にとって僕なんて都合のいい男なんでしょ!しくしく」
「誤解招くこと言わないでくれよ!違うんだ!3年前にもらったバスターライフル!あれを見てもらいたいんだ!!」
「うん?……ああ、あのシャオkバスターライフルね!んん?壊れたん?」
「(ぷるぷると首を振り)もっと強くなりたいんだ。俺だけじゃない、武器も。……取り返さないといけないものが、あるから」
「(眼鏡越しにアルフレッドをまっすぐ見つめ)……そんなに真撃に見られたらどうしようもないよね。待ってて、すぐ案内してあげる(ポケットから鍵を取り出し)」
「!サンキュー!この借りは必ず返すよ!!(目を輝かせ)」
「(かちゃりと何も無い空間に鍵を捻る)帰りはカグラ君にお願いしてね。……頑張ってね、アルフレッド君」
「(空間に飛び込んで振り向き)……マナティア、本当にありがとう!俺、全力で頑張るんだぞ!」

*

「(空間の中にある強大な鳥居の下で頭を下げ)……お待ちしておりましたよ、アルフレッドさん」
「……久し振り、カグラは変わらないね(テンガロンハットを人差し指で持ち上げ)」
「バジリスクですから(可笑しそうに微笑み)……そろそろかとは思いました。貴方がこちらへ来るのは」
「ははは、お見通しだったんだ。……じゃあさ、ストレートに言うね。俺に力をちょうだい」
「(扇子を口元に当てながら)……貴方にとっての力とは?破壊の力ですか?癒しの力ですか?」
「どっちもだ。全てを破壊して、全てを癒して……大切な人を守れる力が、俺は欲しい」
「まあ、なんと情熱的な。……ですが、俺が力を与えたとしても、その力よりも強い力を持ったものが貴方の倒すべきものだったならば?」
「関係ないね。全部ぶっ潰してやる、……俺の兄弟を取り戻せるなら」
「……(アルフレッドの目を目隠し越しより見据えて)」
「まだ、君が欲しい言葉は足りない?(首を傾げ)」
「……いいえ。貴方の歯車が漸く動いたのだと喜んでいただけです(にっこりと微笑み)……武器をお見せして頂けますか?」
「歯車?(不思議そうな表情を浮かべるものの銃を取り出し)……これだよ。三年前から、ずっと使ってる」
「(手に取り銃身をなでて)…ふむ、この子をよく使ってくださったのですね。この子も大変に喜んでいます。そして……貴方の決意にこの子も応えたいようですよ」
「(こくんと頷き)……不思議だよね、君から貰ってずっと。ずっと、一緒に戦ってきてやっと気付いたんだ、俺の一番傍で戦ってくれたのはこいつだったって」
「武器は人を生かし、殺す。そして貴方の死にも生にも彩りを、餞を残すのもまたこの子。…その気付きを忘れないで下さい。さすればこの子は貴方の唯一無二の相棒となるのだから(銃身に手を翳し)」
「(ごくりと生唾を飲み)うん、……大丈夫。もう間違わないよ……」
「(バスターライフルをひと撫でし)……さあ、貴方も相棒の為にその決意を形に変えなさい」

【かちゃりかちゃりと音を立ててバスターライフルはその身体を分離させていく。
カグラの手から離れたバスターライフルだったものはアルフレッドの目の前で円を描くように周り、その円の中心には時計の針のようなものがカチャカチャと音を鳴らして動いている。
かちゃり。12に長針と短針が指したと瞬間に円を描いていたバスターライフルだったものはアルフレッドの手元へと今度は球体を描くように回り出した】

「さあ、呼んであげてください。貴方の為へと姿を変える相棒の名を」
「……アルフレッドの名の元に。忘却を冠するはオブリーヴィェン……世界中が君を忘れても、俺は君を永遠に覚えてる(前を見据えて手を差し伸べ)」

【アルフレッドの言葉とともにオブリーヴィェンはかちゃかちゃとあるべき場所へ収まるだろう。
そしてアルフレッドの頭の中で何かがかたかたと動き出す音が聞こえる。まるでそれは歯車が噛み合ったような、そんな忙しなくもどこか心地よい音だ】

「……如何ですか?生まれ変わった相棒の手触りは」
「っふ、う……(やり切ったような表情でオブリーヴィェンを撫で)うん、しっくりくる。……まるで、俺の手みたいだよ」
「ええ、ええ。喜んでいますよオブリーヴェ……オブリーブ……相棒さんは(諦め)」
「ぶはっ!……うん、最高のパートナーになりそうだよ(カグラの様子に張り詰めていた糸が切れて笑いだす)」
「うおっほん(わざとらしい咳払い)……貴方と、相棒さん、そしてマシューさんがまた笑い合えることを祈っていますよ」
「!!!……俺、マシューのこと、言ったっけ?」
「うふふふ……(口元に扇子を添えながら笑い)」
「い、言ったのかな……まあいいや。本当にありがとうカグラ!絶対に全部取り返してみせるよ!(ウインク)」
「ええ、そしたらまた皆さんでお鍋でもつつきましょうね」
「うん!3年前に食べさせてもらったなべ、美味しかったから今度はマリアリリィの皆も呼んでなべパーティーするんだぞ!!」
「楽しみにしています。さて、お見送りはネハンニシとカイヨセに頼みましょうかねえ…」
「あ、いつかの美味しそうな狐!」
『誰が赤い狐だ!』
『おいおいこの世界でその言葉は通用はしないぞ』
「???」
「緑のたぬきも通用しませんので悪しからず。それではアルフレッドさん、貴方にご武運を」
「うん、次はもっとゆっくり来るよ!(両手を大きく振りながら)」

*

「……(アルフレッドがタリアーヘへ戻ったのを確認して)……ここの神様は随分と面妖な姿でいらっしゃる」
「カグラ、さっきの餓鬼とは違うやばいけはいがする」
「おやおや……今日は客人がよく来なさる」

「ここが……そう。ラクシアとは違う雰囲気だね(突然の突風が吹き、その中から現れる)」
「前に来た時も変な空気とは思ったけど、やっぱり感じる?(空間を引き裂くように捻じ曲げ、姿を現す)」

「(すうっと目隠し越しの目を細め)……無粋な風に、純粋な狂気。これはこれは、恐ろしい人達(くすくすと笑って)」
「君には俺達の何が見えてるんだろうね。いやあ、イヴァンの言う通り怖いねこの子!(けらけらと笑って)」
「でしょ?何でも見透かれちゃってるみたいでぞわぞわーってするよね?ね?(大袈裟に肩を竦め)」
「欲しいものは手に入りましたか?その様子だとご執心といった様子ですが……(にこにこと微笑み)」
「(ぱちぱちと瞬きして)もしかしてマチューのことかな?そうだね、気に入ってるよ。やーっと手に入れた玩具だからね」
「ギルベルト君もやーっと僕たちと同じ道を歩こうとしてるからねえ、満足感もひとしおって奴かな(にっと口の端を吊り上げ)」
「げすが……」
「そうですか。嗚呼、だから…貴方方が追求する人間のような顔を見せているのですね(扇子で仰ぎながら)」
「人間って、面白いよねえ。少し突くだけで、皆不安に陥って僕らが思う方向へ進むんだもの」
「互いが疑心暗鬼になって破滅へと自ら進むんだよね。それに糸を垂らしたり追い風をふかすのもまた楽しいんだけどね」
「まあ、悪趣味(くすくすと笑って)……それで、今回のご用事は?以前は美しい女性が俺を射止めにいらっしゃいましたが……今回は貴方方ですか?」
「今回の総指揮はフランシス君だからね。僕は面白そうでついてきたんだ(にっこりと笑い)」
「とは言ってももう俺の目的は果たしたんだけどね」
「……アルフレッドさんですか?」
「もっと絶望に打ちひしがれると思ったのに実に残念だよねー」
「これは大きな誤算だよね。彼ならもっと壊れてくれると思ったのに」
「世の中すべてが計算通りには行かないと言うことですよ。……だから、人間は面白い(ふふっと微笑み)」
「うふふ、でもカードはまだまだ僕らの手の中。……特にフランシス君は切れる手札だらけだもんね(面白いのか肩を震わせ)」
「そうそう。……俺達は手に余るほどの手札があるんだよ。……全てを見せるつもりは無いけどね」
「……出し惜しみして自滅は気をつけてくださいね。(ふたりに笑顔を崩さずに視線を向ける)」
「忠告ありがとう。けれどね、僕らがそんなへまをするわけがないじゃないか」

『なんだ、貴様らは(威圧感のある眼差しでフランシスとイヴァンを見つめ)』
『……(カグラと織姫を庇うように前に立ち塞がり)』
「あれ、君たちはいつぞやの。元気かな?(ひらひらと手を振りながら笑みを浮かべ)」
「ファミリア?にしてはどこか不思議な雰囲気だねえ(珍しそうに見つめて)」
「……お二人共、客人ですよ。無礼をしてはなりません(2匹を宥めるように声をかけ)」
「カグラ…まだ、誰かいる(鳥居の柱の方を顎でさし)」
「……(面白そうに目を細め)」
「……(鳥居の方を振り返り)マチュー、ここはどうだい?なかなか面白い所だよね」
「(ぼうっとした表情で空を見上げながらこくこくと頷き)……変わった、所……ですね」
「うふふ、マシュー君は風景に魅入ってる最中?ギルベルト君、君はどうかな?(にこやかな声で尋ねるように)」
「…心地いい(鳥居の柱の根元にもたれながら目を閉じ)」
『我々に気付かれずにこの空間に入ってくるとは……危険だ……』
『危険な芽はすぐに摘み取るべきぞ』
「おい、おまえらやめろよ(2匹を睨み)」
「……?(2匹の様子に気付いたのかふわふわとした笑みを浮かべ)」
「……(2匹の殺気に気付いたのかマシューを庇うように片腕を広げ)」
『収穫の時期には早いが一つ豊のために害虫駆除と行くとしよう(小太刀を口にくわえてマシューとギルベルトへ突進)』
『悪いな、この地を勝手に踏み入れたものには容赦せん(カイヨセの後に続くように突進する)』
「ぇ、わ……!(突進してきた二匹にびくりと怯えるように身を竦ませ)」
「……っ、早い(ダメージを喰らう覚悟でマシューを庇う体勢をとる)」

「……主人の躾がなってないね(カイヨセの身体に蛇腹になった刀身を絡ませ)」
「遅い(ネハンニシを貫くように矢を放つ)」

『なっ……(じわじわと締め付ける蛇腹の刀身が身体に食いこみ)ぎぃやああああああ!!!!(身体が八分割したと思うと煙幕をあげて人型の紙に戻る)』
『がああああああああ!?(重い音をたてて刺さる太矢に身体は大きな風穴を開けるもカイヨセと同じように人型の紙に戻る)』
「(何事もなかったかのようにバリスタを魔力で解体し)……ギルベルト君、怪我は?」
「(首を横に振り)怪我は、ない」
「マチュー、そっちは大丈夫?(剣を元に戻しながらマシューの元へ歩み寄り)」
「だいじょうぶ、です……えへへ……(ふにゃりと笑みを浮かべながら)」
「じごうじとく、だな。あいつら……(はあっとため息)」
『(人型の紙から煙幕が溢れると同時に狐の形へ戻り)ふう、油断したわい』
『次は確実に狙う』
「(2体を目を細めて色の無い眼差しを向けて)血の気の多い狐だね。どうやらその流れる血を全て入れ替えなければ学習はしないようだね」
「しつこいならさあ、完全に消しちゃうよ?(笑みを浮かべているものの、その瞳の奥には淀んだ光が流れている)」
「お二人共(カイヨセ達に声をかける)」
『……次は、その首を狙う』
『消えるのは貴様だ』
「だめ……フランシスさんを、攻撃しちゃ(ふわふわとしたままにフランシスの前に立ち)」
「……(イヴァンの隣に立ち拳を鳴らして)」
「……(はあっとため息をついてる)やめろと言うのが分からないのですか、お二人共」
「カグラ君、それをどうにかしないと本当に僕たち有言実行しちゃうよ?(二匹を指差しながら淀んだ笑顔を浮かべ)」
「……どーすんだ、こいつら。殺気立ちすぎて話を聞かねえぞ」
「喧嘩はいけませんよお二人共。ほらほら、平和が一番ですよー」
『煩い黙れ小童が』
『素面は性別不明の餓鬼は黙っておれ』
「……ぶふっ(2匹の口の悪さに少し噴き出す)」
「??……?(わけが分からないままにフランシスに振り返り)」
「……ほんとに躾がなってないんじゃない?(やれやれと呆れた様子で)」
「躾がなってなさ過ぎて、僕らの玩具を壊そうとするなんてさ。酷い話だね(肩を竦めながらも目を細め)」
「……織君(にこにことした笑みは絶やさず)」
「……おう(刀の形に戻りカグラの前に浮遊)」
「そうですね。少々放任した俺が悪かったですね。…というわけで、お仕置きです(素早く抜刀し刀を納める)」
『おい、やめ……にいやああ!?(目にも留まらぬ居合により紙ごと一刀両断)』
『おハル早まるな……ぬおわああ!?(同じく紙を真っ二つにされ姿を消す)』

「……おみごと、とでも言うべきかな?(拍手を送りながら)」
「(人型へ戻り)……図星つかれたからって人型まできったらけいやくめんどうじゃねえーの?」
「相手にする方が面倒なものです。……と、連れがお世話になりました(ひらひらと落ちる2匹の人型だったものを懐にしまい丁寧に頭を下げて)」
「……キクちゃんとはまた違った剣術だね。俺でも見たことない剣技に見たことない魔法。いやあ、不思議だねえ」
「ラクシアではああいった技は見たことがない。うふふ、僕らでも知らないことってたくさんあるねえ」
「お詫びにと言っては何ですが良ければ茶菓子の一つでも出しますので俺におもてなしされて頂けませんか?物珍しいものがお好きでしたら気に入ってくださるものを出せると思いますよ」
「おいハル、なに茶にさそってんだよっ!こいつらがそんなさそいに乗るわけ……」
「面白いね、ぜひお願いしようかな(唇に三日月を描き)」
「それじゃあお言葉に甘えようかな(後ろ髪をかきあげながら目を細めて)」
「まじかよ……」
「ギルベルト君、おいで。面白そうなものが見れるよ(にこやかにギルベルトへ呼び掛け)」
「茶菓子とやらは興味無いぞ(言葉とは裏腹にイヴァンの元へ歩み)」
「マチューも。あのカグラって子の魔法気になるなら少しは教えてもらえるかもね」
「!はい、僕ずっと気になって……!(ふわふわとした笑顔だが瞳にはきらきらとした光を宿し)」
「ハル、お前何考えてんだよ……」
「どうしようかなという考え無しをどうしようかと考えていました(どやあ)」
「結局考えなしか!バカかてめえは!!」
「大丈夫だよ、攻撃してこないなら僕らだって今は何かしようなんて思ってないからね(ふたりを見て面白そうに笑い)」
「それでは屋敷の縁側……えっと、そこの出っ張っているところに腰掛けてお待ち下さいね。織君は客人の接待をお願いします(にこにこと微笑みながら退場)」
「お、おいっ待てハル!」

「……(座ることなく不思議そうにきょろきょろと周囲へ視線を巡らせ)」
「よいしょっと(縁側に腰掛けマシューを見つめたまま)大丈夫だよ、オリくん……だっけ?君を食べたり何かするつもりはないよ」
「食べても美味しくなさそうだしねえ(すとんと縁側に腰掛け)」
「…(舞い落ちる花弁の先を追い桜の木を見上げ)」
「ギルベルト君、あまり遠くに行っちゃダメだよ?(どこかに行くとは思っていない様子で笑いながら)」
「……俺は子供じゃない。これみたいに(織姫を指差し)」
「誰が子供だゴラァ!!こちとら千年は生きてる年長者様だぞ!!(食い気味にギルベルトに吠え)」
「っ!?(遠くのものが気になってふらふらと歩いていたところに吠え声が聞こえてびくんと怯えたように跳ね上がる)」
「マチューおいで。怖がることはないよ、ただの犬の遠吠えみたいなもんだよ(おいでと腕を拡げ)」
「ぅ……はい……(涙目で拡げられた腕の中に納まり)」
「そこの銀髪だって俺様からすれば毛の生えたガキだっての!!舐めてんじゃねえぞオラァ!!(ギルベルトを指差し)」
「こいつの相手疲れる(飽きたと言わんばかりにため息をついてイヴァンの隣に腰掛ける)」
「うん、興味がないなら放っておいていいんだよ。それが君の自由だからね(ギルベルトの頭を軽く撫で)」
「……(げっそりとした様子で4人を見つめ)……お前ら、もしかしてカップルってやつか?」
「面白いこと言うね。ただの主人と眷属だよ?(マシューの手の甲にキスを落としながら)」
「そうだね、僕らはそれ以上でもそれ以下でもない。わかるかな?(ギルベルトの頭を撫でたままに微笑み)」
「僕、は……フランシスさんの、お人形さん……です(嬉しそうに表情を綻ばせ)」
「……どうでもいい(目を細めて心地よさそうにイヴァンの方に身体を傾け)」
「……なんだ、この気持ち……すげえ眼帯女に会いたい……いやいやいや、いやいやいや(頭を抱え)」

「お茶をお持ちしました……おやおや」
「ああ、おかえり。待ちくたびれちゃった(カグラを視線だけで見ながら)」
「すみません。お茶は蒸らした方が味に深みが増しますので(急須に入れていたお茶を美しい装飾の茶器に入れて4人に回し)」
「俺はいらない(茶器をカグラに突き返し)」
「そこの銀髪野郎は人の好意をふみにじるのかよ。一口くらい茶はのめよ(突き返したギルベルトを睨み)」
「それはギルベルト君の自由だから、いいでしょう?(笑顔を浮かべているもののうっすらと苛立ちの感情を滲ませ)」
「……(じーっと茶器に入っている緑茶を見つめ)」
「ああ、ギルベルトさん。無理をしなくても結構ですよ」
「(ギルベルトの様子を見ながら茶器に口をつけ)……悪くないねえ」

「……(茶器とフランシスを交互に見つめ)」
「うん。マチューが飲むのも飲まないのも自由だよ(髪を優しくときながら)」
「自由……(恐る恐る茶器に口をつけ)……!おいしい、です……!」
「そう。よかったねマチュー(にこにこと微笑みながら自身も口をつけて)…うん、美味しいねえ」
「(幸せそうにこくこくと喉を動かし)……ふ、ぁ……あったかくて、おいしい……」
「ほーら、うまいってよ。食わず嫌いしてんじゃねえよ。飲めっての!(びしりと指差し)」
「……(ため息をついて仕方ないと言わんばかりに茶器に口をつけ)…まあまあ(顔を逸らしながらぼそりと答える)」
「まあまあってなんだよてめえ!!」
「っ、(大声に慣れないのかおっかなびっくりにフランシスにぎゅうっとしがみつく)」
「(マシューを優しく抱きしめながら)カグラ、その駄犬何とかしてよ。吠えすぎじゃない?」
「それが可愛いんじゃないですか。まるでチワワがシェパードに吠えるその無謀さ……俺はそのような様に微笑ましさを覚えますよ」
「言い得て妙、ってやつだね。でも、あんまり騒がしいと煩いなあ」
「(くるりときらきらとした眼差しでカグラの方を振り向き)俺様がシェパードか?なあなあ、俺様がシェパード?」
「……ちわわ……(ぼそり)」
「現実を突きつけてあげなよ。自分がどの立場かってさ(カグラに苦笑いを浮かべて)」
「チワワというより豆柴ですかねえ……いやあ、愛らしいことです」
「ぶふっ(思わず吹き出す)」
「どっちも小型犬かよ!?ぐうう、てめえらがとーへんぼくなだけだろうが!!無駄にのっぽぐんだんが!!」
「その中で一番小さいのがフランシス君だけどねえ(からかうように)」
「あははー。それ言っちゃう?(さして気にしていない様子で)」
「事実だからねえ(肩を竦め)」

「……(口元に手を当てて)」
「ギルベルトさん……?(きょとんとギルベルトを見つめ)」
「(縁側から立ち上がり)……散歩してくる(鳥居の方へと歩き出す)」
「遠くへ行き過ぎちゃダメだよ?……君の居場所は、僕だからね(刻みつけるような低音で囁き)」
「分かってる。…少しぶらつくだけだ(立ち止まるもイヴァンの方へ振り向かず口元に手を押さえたまま歩く)」
「……(笑みを貼り付けてギルベルトを見送り)」
「……俺としたことが、少々おもてなしの心を忘れてしまっていましたね」
「おもて……なし?(小首を傾げ)」
「……豆柴君はあれかな、俗に言う空気が読めない子かな?」
「は?俺様はただ茶ぁ勧めただけだろーが!…んだよ、あいつ茶がそんなに嫌いなのか?茶アレルギーか?」
「……(はあ、と大袈裟なほどに大きな溜息を吐き)」
「なんだそのため息!?言いてえことあんなら言えよ!(食い気味にイヴァンを睨み)」
「いーや、なーんにも。君みたいにお気楽な子っていいねえ(皮肉たっぷりな言葉を紡ぎ)」
「褒められてますよ織君。よかったですねえ(扇子をひらひらと扇ぎながら)」
「!そ、そうかっ(嬉しそうにカグラの方を振り向く)」
「……(何とも言えない顔で会話の行く末を見つめ)」
「いいかいマチュー。あれが単純で扱い易い子の最たる例だよ(頬にキスを落としてくすくすと笑って)」
「扱い易い……(こくんと頷きながらもキスに頬を染め)」

「(イヴァンに歩み寄り)……ギルベルトさんはもしかして人の食べ物を好まない方ですか?」
「うん、味がしないって言ってたよ(然も当たり前のように)」
「それは悪い事をしてしまいましたね。何か召し上がれるものを今からでもお作り致しますが……」
「ああ、要らないよ。僕がいれば、彼には何も」
「……ただいま(当たり前のようにイヴァンの隣に座り直し)」
「お帰り。……ほら、口直しにどうぞ(自分の爪で軽く皮膚を裂いて少量の血を滲ませ)」
「っん……(傷口になんの躊躇いなく舌を這わせ、身体をイヴァンに擦り寄せる)」
「(ギルベルトの様子を確認してカグラへと振り返り)……こういうことだよ」
「……これはこれは(目隠し越しに目を細め)」
「はっ、(傷口を癒すように舐めて銀糸を繋げながら口を離して)…ご飯の時間、まだ、だよな(くたりとイヴァンの胸元に頭を埋めて)」
「うん、そうだね。まだ時計は鳴らない。まだ我慢、出来るよね?(にっと口端を吊り上げ)」
「……頑張る(イヴァンの膝に頭を置いて寝そべる)」

「うふ。……それにしても、いやあここまで長かったねえ(満足そうに笑いながら)」
「ほんと。そっちのプリーストがまあ頑張ってくれたよね。……ほんっと、そっちの眷属は働き者だねえ」
「ナターリヤのお陰で攪乱出来たし、トーリスのお陰で不安を煽れた。流石でしょ、僕の眷属は(嬉しそうな声色で)」
「うちはお掃除に追われてたけどあの子達は隠れるってことを知らないからねえ……。でも、よくやってくれたよ。今でもマチューには良くしてくれてるしね(マシューの頭をとくように指を通して)」
「適材適所、ってやつだね。僕らは陰から動き、君らは表で大掃除。……僕はギルベルト君を手に入れたし、フランシス君はマシュー君を手に入れた。最高の結果だ」
「予想外なこともあったけど、まあ想定内だよ。……手に入れればすぐに飽きるかと思ったけど、どうして、なかなか(口元に深い笑みを浮かべて)」
「……こんなにも深く手に入れたい、なんて人間臭い感覚は初めてだもんねえ(目元で笑い)」

「(ぶるりと尋常ではない狂気を2人から感じて身震いし)……っと、なんなんだ。あの2人」
「さあ?『神のみぞ知る』じゃないですか(ひらひらと扇子を仰いで)」
「眼帯女に会いてえ……」
「会えばいいじゃないですか……ふふ」

「向こうも楽しそうだねえ(ギルベルトの頭を撫でながら)」
「そうだね。……不思議だね、彼はラクシアには居ない存在な気がしてならないよ」
「……?(フランシスを見上げながらもうとうととした表情)」
「ああ、お昼寝の時間かな?……いいよ、そのままおやすみ(顎に指を絡めて唇にバードキス)」
「おやすみ、なさ……ぃ……(ぎゅっとしがみついて寝息を立てる)」
「っん……(ごろりと膝枕のままイヴァンの方を向き腰に腕を絡めて目を閉じる)」
「うふふ、こっちもおねむだね。帰る頃には起こすから、ゆっくり寝てていいよ(くしゃくしゃと髪を撫で)」

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