ソードワールドしようぜ!-Girls-
【冒険者ギルド1F 酒場】
「お、帰ってきたぞ(玄関のベルの音を聞き、サクラ達の姿を確認するとにやりと笑って)」
「ふたりとも、おかえりなさい(懲りずにお酒の入ったカップを握りしめ)」
「貴方達、昼間からまた酒に入り浸ってるわけ?…どうしようもない屑ね(ため息をついて)」
「ただいま戻りました。……珍味は見つかりませんでした(しょんぼりしながら)」
「クエスト帰りだからいいんだよっ……っと、サクラも帰ってきたか。って(見慣れない白ずくめの2人を見つめ)…誰だこいつら」
「空から降ってきた天使様です!(子供のように目を輝かせ)」
「いや天使とかそんな高尚なものじゃなくて(サクラの言葉に苦笑いを浮かべ)…サクラさんのお友達かな?俺はアーサー。訳あって2人に同行させてもらっている」
「……キクと申します。主たるアーサー様の従者をしています」
「へえー。従者っつーことはアーサーはどっかの貴族か?(無遠慮に2人を見つめ)ああ、私はユールヒェン。サクラとアリスの冒険者仲間さ」
「わたしはアーニャ。……(ふたりをじっと見つめ)……ふたりは、アリスちゃんとサクラちゃんに似ているのね」
「…………(ユールヒェンとアーニャを数回瞬きを繰り返し見つめ)失礼。貴方方も知人によく似ていて」
「ブッ(何かに耐え切れず噴き出す)」
「世の中に3人は似ている人がいるというの。……だから、その知人と似ているのは仕方ないのかも」
「3人って……そりゃあ気持ち悪い話だな」
「……しかし、似ていますか。全く似ていないと思いますが」
「ああ。性格とかは似てないが……だけどさっきサクラさんに感じたような既視感はあるんだ」
「ふむ……言われてみれば何となく……といったところでしょうか……」
「お前らも互いの髪と目の色変えたらアリスとサクラにそっくりだけどなあ」
「いや、髪や目の色変えても似てないと思う……」
「わ、私こんな怒りんぼさんじゃありません!……あっ(慌てて自分の口を手で押さえ)」
「……ほう?(にっこり)」
「私だってこんなタラシとは違うわ!(アーサーを指差し)」
「タラ……俺がか?(きょとん)」
「魅力的と言いなさい(ジト目でアリスを睨む)」
「貴方もサクラに威圧かけるのやめなさいよ(同じくジト目でキクを睨む)」
「なんだこれ(真顔)」
「うふふ……4人ともそっくり」
「あ、あの……アーサーさん、でしたよね。……さっきの、どういう意味ですか?(睨み合っているふたりをはらはらとした様子で見つめながら)」
「?さっきの?(首を傾げならサクラを見つめ)」
「あの、キクさんが言ってた従者とか……伴侶とか……」
「その言葉の通りだよ。従者……は言い過ぎだけどキクは俺の伴侶。奥さんだよ(目を緩やかに細めて微笑み)」
「え……でも、え?……キクさん、男のひと……です、よね?(不思議そうに首を傾げ)」
「つまりあれか。同性同士の恋愛か。そんなこと有り得るんだな(ほへーっと感心した声をあげ)」
「ヒトは異性だけじゃないのね……ひとつ、賢くなったわ……(ぼんやりと明滅しながら)」
「同性とか種族とか年齢とか俺は特に気にしてないんだ。俺はキクいう存在をただ愛してる。それだけだよ(愛しさを含んだ光を宿した目をキクに向け)」
「〜♪(アーサーのストレートな言葉に口笛を吹いて茶化し)」
「まあ……(口元に手を当てて感心した様子)」
「……あれがタラシじゃなかったらなんなのよ(呆れ顔)」
「愛しい我が神です(うっとりと目を細め)」
「貴方色々大丈夫なわけ?(真顔)」
「ええ、まったく以て正常ですよ。……あの人を愛しているのは、私も一緒ですから(愛しさを込めた笑みを浮かべ)」
「……愛してる、か(目を伏せ何かを考え込み)」
「貴方も、愛しているのですか?(こどもを諭すような声音に変わり)」
「っ!私はっ(弾かれるようにキクの方を見上げ)……私はサクラが好きなだけよ」
「(ふっと優しげな顔になり)……その好きが、私はいつの間にか愛へ変わっていました。ヒトは移ろう、もし貴方がナイトメアだという理由で逃げるのなら、私を見て御覧なさい。私は、こんなにも幸せですよ」
「っ、(ぷいっとキクから顔を逸らし)な、によ。分かった口を聞かないで。…惚気なるならそこらの暇そうな奴らに言えばいいじゃない」
「(軽く折った人差し指を口元に当ててクスクス笑い)私の昔の反応と瓜二つ。自分を見ているようですね」
「………(面白くなさそうにキクを睨み)」
「……ところでカグラがさっきから黙ったままなんだが大丈夫かな」
「そうですね、先程噴き出したような声が聞こえてから……ずっと静かですが……」
「すいません、俺は平気です。色々準備することがあり離れていました。っと……ふふっ(噴き出すのをなんとか堪え)」
「???……ええっと、カグラさん?……準備?は大丈夫ですか?」
「ふふ……ええ。こちらは大丈夫です。俺の心配よりも今からはキクさんの方に心配してもらえれば嬉しいのですが」
「だから、いったい何なのですか……」
「……サクラは誰と話してんだ?(カグラの声は聞こえない様子)」
「誰だろう……神様、かな?(同様に聞こえていない様子)」
「(ヒールをコツコツと鳴らし階段から降りてくるなりアリス達の姿を確認すると早足で近づき)あら、やーっと帰ってきたのね。根暗お嬢さん」
「誰も帰りを待ってなさいなんて言ってないわよアバズレ。どうせ男漁りしてる真っ最中何でしょ死ねばいいのに(はんと鼻で笑い)」
「……フランソワ?」
「……(完全にフリーズ)」
「サークラっ!珍味あった?美味しそうだった?(階段の途中から飛び降りてフランソワーズの背中に飛びつきながら)」
「ただいま帰りました。……珍味は残念ながら(苦笑しながらお辞儀)」
「私がまるで万年発情期みたいな言い方しないでよ!たまには女の子も摘むわよ!(後ろに手を回しエミリーのお尻を触りながらドヤ顔で)」
「おっ、おんぶしてくれるの!?やったー!(全体重を掛け)」
「ぐふっ、お姉さんの柳腰が!麗しい腰が!でもエミリーの温もりが!直に伝わってこれはこれでよし!!(拳を強く握り)」
「言い忘れていましたがお二人が先程から感じている既視感は当然かと。ここは並行世界。別次元の知り合いも居て不思議ではないかと」
「……(放心状態で聞こえていない)」
「……つまり冒険者で少し派手なフランソワが居るのもおかしくないということか?」
「性格が違って存在する事もありますでしょうね。性別が変わって存在しているというのも起こりうることですが……キクさん、大丈夫ですか?」
「……レディが、……レディが……ぐれてしまった…………」
「き、キク。あれは別世界のフランソワだ。だからグレてるわけでは……」
「私が放置してしまったのがいけなかったのですか!最後まで面倒見なかったから!!あああ私は何という失態を!!!(頭を抱えて蹲り)」
「あら?このイケメンのお兄さん達は誰?どこで引っ掛けたのよー?(にやにやと笑いながらサクラに話しかけ)」
「街の外の森で、空から降りてきた天使様ですよ!(きらきらとした目で力説)」
「そうやって力説してるサクラちゃんのが天使だとお姉さん思うわ(何度か深く頷いた後キク達に胸を揺らしながら近付き)はあい、お兄さん達。私はフランソワーズ。こう見えて凄腕のレディガンマンなのよ」
「ああ……っ、爛れている……!!(ショックで立ち直れない様子)」
「あ、ああ。俺はアーサーだ。よろしくフランソワーズ。……あとその胸は隠してくれないか?(キクが)色々可哀想だから」
「宜しくアーサー……で、そこの綺麗な黒髪のお兄さんはどうしたの?……ハッ、もしかして私の美貌に腰砕け?(髪をかきあげながら)」
「え、えっと……」
「……違います……ショックが大きすぎて立ち直れないだけです……(この世の終わりのような声)」
「そのはしたない格好に呆れてるのよ。さっさとその肩にぶら下げてる邪魔なの取りなさいよ。取れないなら削ぐのを手伝ってあげるわよ(冒険者セットからナイフを取り出し)」
「あっ、アリスさん!お店で流血沙汰はだめですよ!(慌てて制止)」
「あーらごめんなさーい!肩こりとは無縁な貴方には物珍しいわよね。このお姉さんのセクシーダイナマイトなバストは!私のを削ぎとる前にあんたのその物騒な思想を切り落としたらー?」
「ちょっとエミリー。貴方の相棒でしょう、黙らせなさいよグーパンで(真顔)」
「めんどい、パス(いつの間にか机に突っ伏して手をひらひら)」
「ああん、私への扱いが雑なエミリーもいいわあ(うっとりとした様子で)」
「……この世界のフランソワはこ、個性的だな(苦笑いをなんとか作り)」
「私のレディが……(未だ立ち直れない)」
「はあ…(深いため息をついて)貴方達はマスターに会いに来たんでしょ?さっさと用事をこなさないわけ?」
「ああ、すまない本題はそれだったな。キアーラさんはどの方かな?(きょろきょろと周りを見渡し)」
「そうですね。マスターさんは呼べば来てくださいますよ!」
「おーい、マスター!(カウンターにいる女性に声をかけ)」
「はいはい、注文な(本を閉じてメモ用紙片手にやってくる)」
「……(また誰かに似てるなと既視感を感じている)」
「(顔を上げ)……なんでしょう、この見た気がする感じ。誰も彼もそういう気配を纏いすぎでしょう……」
「こいつらがマスターに用事だってさ(親指でくいくいとアーサー達を指し)」
「……(アーサーをじっと見つめ)ふーん。確かに用事がありそうだね。……どこで神格を得たのやら(アーサー達にしか聞こえない声色で囁く)」
「え、(キアーラの言葉に目を見開き)貴方はいったい……」
「さあね、いったい何だろう。しがない酒場のマスターさ。……さて、御両人。用件を聞こうか」
「キクさん、アーサーさん。そちらの酒場にいらっしゃるのはキアーラさんとサクラさん達だけでしょうか?」
「……何人か、彼女たち以外にも客がいるように見えますが」
「ふむ。数人程度でしたらそこまで見られないでしょう。では……(言葉が終わると同時にアーサー達の目の前に人型の札が何も無い空間から現れ煙幕が出る)」
「な、なんだあ??」
「けほ……けほっ……」
「(煙幕が消えると同時に半透明の姿の見たことのない服を着て目隠しを外したカグラが現れ)…久しぶりに写しに憑依をしてみましたが疲れますね、これ」
「(ぽかんとカグラを見つめ)そ、その声はあの小煩い声の男?」
「お、おばけですか!?おばけだったんですか!?成仏してくださいっ!!(祓串を取り出して振りながら)」
「あちらでやるのも限界がありますので。あとお化けではありません。何、すぐに消えますよ(女性らしい顔立ちを綻ばせ)」
「!!こいつバジリスクだから目!目を合わせたら石になるんじゃっ(あわあわ)」
「!皆さん目を!目を閉じて!!(わたわた)」
「……カグラ本体の体じゃないからバジリスクの特性は発動しないのか?」
「そうだね。でもマギテックでもコンジャラーでもない、変な魔法だね……(興味深そうにまじまじとカグラの体を観察し)」
「ええ。ですからご心配なく。この姿はこちらの世界に渡る際になったものと思って頂ければ(ふわふわと可笑しそうに微笑み)」
「何がなんだがお姉さんさっぱりなんだけど」
「……で、この変なのを連れてきてどうしたの?」
「キアーラさん。少しお力を貸して頂けますか。彼等を元の場所へと戻っていただきたいのです。貴方の力と俺の力を合わせれば何とか行けるかと思いまして」
「構わないよ。……もともとそこのお兄さんふたり、この世界の匂いが一切しなかったからね。どうせ変な転移をして失敗したんでしょ(何事もなかったように)」
「…すごい、何も言わなくても俺達の事情を理解してるなんて(キアーラを感心したように見つめ)」
「差し詰めこちらの世界の、魔法のエキスパート……ということですか」
「褒めても何も出さないよ。……そうだね、匂いで何となくわかる。そっちのお兄さんから力を受け継いだ、とかね(アーサーとキクを順番に指差し)」
「……何でもお見通しだな(困ったように笑い)」
「はは、こう見えて長い間戦いに身を置いてたからね。……命は大切にしなよ、ひとつしかないんだから(慈しむような笑みで表情を彩り)」
「ふふ、色々耳に痛い話ですね。アーサーさん、キクさん」
「なぜだろう。心にグサグサっとくるのは……」
「何も聞こえませんね(耳を塞ぎ)」
「それではキアーラさん。お二人を送還する為に魔法陣を描きます。そちらのスペースをお借りしても?(舞台の控え室になっているスペースを指さし)」
「ああ、構わないよ。ここじゃ発動した時に他の客も巻き込むからね……アリスとサクラもおいで。ふたりは来る権利がある(軽く手招き)」
「私も?(不思議そうに首を傾げ)」
「……よく、分かりませんけれど(不思議そうな顔)」
*
「(魔法陣をキアーラと共に描き終えると脇差を取り出し魔法陣へ突き立て)…では、今からは送還の儀を行います。お二人は魔法陣の中へ」
「……こう、ですか(そっと魔法陣の中へ足を踏み入れ)」
「(魔法陣の中に足を踏み入れるとサクラ達の方を見つめ)…2人には色々世話になったな。ありがとう、助かったよ」
「最後までよく分かんなかったけどお別れだってのは分かるわ。…ほんと、何から何まで訳の分からない奴らね(はんと鼻を鳴らし)」
「アリス。……自分に素直になりなさい。後悔したくないのなら、ね?(唇に笑みを乗せ)」
「(一度視線をキクから逸らすもゆっくりと戻し)…年寄りは説教臭くて嫌だわ。…でもまあいいわ。少しだけでも心に留めておいてあげる」
「あっ、あの!……こちらこそいろんなお話を聞けて良かったです!また、また会えたら……もっとたくさんお話、しましょう……っ!(ぽろぽろと涙を零し)」
「(魔法陣から手を伸ばしサクラの頭を優しく撫で)ああ。またいつか会おう。そしたら今度は君達の話をもっと聞かせて欲しいな」
「(何度も頷き)たくさんお話しましょうね……!私のお話、アリスさんのお話……私の大切な仲間のお話……アーサーさんとキクさんのお話も……!」
「(四人の様子を見つめながらすうっと息を吐いて)黄泉比良坂より来たら喚起す。来たれ八咫の鏡を標に……」
「(ぶつぶつと呪文を唱えていたがカッと目を見開き)……発動する!巻き込まれたくないヤツは離れなっ!」
「っと、これは(魔法陣を活性化させながら何かが迫り来る気配に顔を上げ)」
「はる、何か不都合でも!?(カグラの方を振り向き)」
「!!まずいわっ!魔力に引かれて無理やり魔法陣から魔神がこちらへ……きゃっ!?(魔法陣から黒い手で現れ間一髪で避ける)」
「アリスさん……っ!!あっ、いや、いやあああっ!!!(逃げ切れずに黒い手に捉えられる)」
「!サクラ!!サクラ!!(魔法陣に駆け寄りサクラへ手を伸ばし)」
「!帰れ深淵の者っ、そこは貴方が来る場所ではない!!(魔法陣の力を保ちながら魔神を睨み)」
『私ニ命令スルカ小僧ガ!!(鋭い棘を持つ黒い手がカグラを一薙する)』
「……この世界の理に、我らが干渉していいと思いますか?(アーサーへと小声で話しかける)」
「っつ!(右腕から皮膚が裂け大量の血を噴き出しながらも魔法陣に突き刺した脇差は離さず)キクさんと、アーサーさんは手出しはいけません。魔法陣から離れては、送還出来ません、からっ」
「ちっ……来たりしは紅蓮、過ぎ去りし混沌の最奥より王の名を持ちて命じ、召喚する!ゴーレムよ!サクラを取り返しなさい!!(錫杖のような杖を黒い手へ向ける)」
『石コロ如きで我ヲ倒スナド無駄ダ。貴様モシ、ネ!!(サクラを黒い手で掴んだままキアーラに腕を振り上げる)』
「!!(咄嗟に両腕でガードするも間に合わずに吹き飛ばされ)……がはっ!」
「っ、(歯を食いしばり)カグラは手を出すなと言われても指をくわえて見てるだけなんて俺には出来ない!」
「……では我が主、ご命令を。私は貴方が命ずるのなら、貴方様の刃になりましょう(魔法陣の中心で膝を折り)」
「(深く息を吐いて)……キク。魔法陣から出てあの魔神を倒っ」
「それはラアラは許さへんからやめたげてな、おふたりさん」
「……遅、い(声のした方へと視線を送り)」
「え(影が自分の横をすり抜けたと同時に炎が周囲を展開し)」
「炎……?」
「まずは華麗なプリメラを!(炎を足に纏い回し蹴りを御見舞し)そして!最後は激しいソロ!!(纏っているケープに炎を纏わせ踊るように絡め)」
『グアアア!?(サクラを掴んでいた手に力が抜け)』
「っ、サクラ!!(感情とともに角が肥大化し尋常ではないスピードでサクラの元へ駆け寄り抱き寄せ)」
「っ、(ヴァルキリーの能力で限界まで落下スピードを落とし)あ、りす……さん……っ!!!(抱き留めてくれたアリスにしがみ付く)」
「サクラ、サクラっ……っつ(二人一緒にその場に座り込むと強く抱き締め)」
「……往きし世界、惑うは叡智の先に潜む新たな読本。スペル・エンハンス!(錫杖をイザベルへと向け)」
「(たんっとタップを鳴らすとキアーラの補助の力を受け取って微笑み)これで、フィナーレ!(魔人に向かって指をパチンと鳴らすと同時に爆炎が魔神の体に炸裂)」
「……我らが出るまでもなく、ですね」
「すごい、魔神をあっという間に……(イザベルとキアーラを交互に見つめ)」
「ったた……久し振りに直撃喰らった……っ」
「ラアラ大丈夫?(キアーラの方へ振り返り駆け寄り)…そいでこの兄さん達はどっか帰るん?」
「……ああ、あのふたりは元いた世界に帰る途中(腰をさすりながら)」
「御助力感謝致します。後は俺がなんとかしますのでキアーラさんはゆっくりしてください(にっこりと微笑みながら腕から血を流しながら送還の儀を進める)」
「あー……助かる。最後まで手伝えなくて悪いね(ひらりと手を振り)」
「(光の妖精の力を借りてキアーラを治癒しながら)んー、何かよう分からんけどおふたりさん気をつけてかえってなー。今度うちの踊り見に来たってな(キク達にウインク)」
「……来る機会があれば(軽く手を振り)……そこで泣いてしまっているふたりに、よろしく」
「ああ、ありがとう踊り子さん。機会があればお礼の品の一つでも持っていかないとな。……サクラ達にもすまないと伝えておいてくれ」
「ふふ。また会えるよ。うちの勘がそう言ってるもん(ひらひらと手を振り返し)」
「こいつの勘は当たる……まあ、そういうことだ(倣うように手を振り)」
「せい!(掛け声と共に魔法陣から眩い光が溢れ)…それでは本当にこれでお別れですよ。皆さんお世話になりました。俺からもまた何か贈りますので」
「さようなら…いや、また会おう(柔らかく微笑み光に溶けていく)」
「では、参りましょう。……愛しき我が神(微笑みながら光の中へと消えていく)」
「(魔法陣が消えたと同時に人形の紙がはらはらと落ちるのを受け止め)…不思議な人達やったねえ」
「……なんつーか、あっちの世界で色々あるやつらだよ。……不思議な匂いだらけ(肩を竦め)」
「けど悪い子らやないと思うし、あの子らはきっと皆を導ける子なんやと思うなあ。うちの勘やけど!(どやあ)」
「ははっ。で、その勘が当たるんだよなあ……」
「(ふと何かに気づき)ラアラ、あれ(泣き疲れて寝てしまったサクラ達を指さし)」
「あー……急にああなったらそりゃ怖いよなあ……折角同じ魂の持ち主だったからって連れてきたの、ミスったか……」
「いや、でもきっと連れてきて正解やったと思うよ。うちも同じ立場ならそうしてたと思うし(ケープを布団代わりに2人にかけ)」
「ん、……きっとこの世界に飛んできたのも、魂が共鳴して座標がずれたからなんだろうなあ……」
「……(キアーラをじーっと見つめ)ラアラ、ラアラ」
「ん?なんか変なものでもあった?(イザベルの方を振り向き)」
「んっ(キアーラの肩に腕を回し自身の方へ引き寄せ)…よしよし、よう頑張ったねラアラ。ゆっくり休み(自身の膝に頭を置かせて所謂膝枕の体勢)」
「!?べ、別にアタシは疲れ……っ!!(照れで顔を真っ赤にしながら)」
「でもほら、頑張りすぎて熱出してるやん?おでこ熱いもん(キアーラの額に手を当て)」
「〜〜〜っ、この鈍感!……くそっ!(イザベルの腕にぼすんと収まる)」
「ふふ、甘えん坊さんやなあ。そこまたかわええけどなあ(慈しむような眼差しを向けながら頭を撫でる)」
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