確定消すな  



 
宗左左文字
 私は普通の女でありたかっただけなの
です。社会に出て働き、好きな男と結ば
れ、大切に子を育て、どこにでもあるつ
まらない女の幸せを噛みしめながら死ね
たなら……それだけで良かったのです。
 なのに政府から突如として審神者の適
正があると判断され、なにも分からぬま
ま本丸に閉じ込められ、両親に手紙を書
く事すら許されず、刀剣を顕現させては
戦場に送り、戦闘で傷ついた刀剣を回復
させてはまた戦闘に送る。歴史修正主義
者との戦いは未だに終わりが見えないこ
の状況で、私はずっと、死ぬまでここに
居なければならないのですか?こんな理
不尽があって良いのですか?私の人生は
なんの為にあるのですか?ここは私にと
って監獄も同然なのです。抗う術もなく
こうして泣く事しかできない非力な自分
がとても憎らしい。嗚呼ーー
「ーー嗚呼、貴女も、同じなのですね」



/ TOP /