休み明けに大学の試験があるから、その勉強をする傍らで政宗は私の部屋にある本や雑誌を読んだり。
飽きると私を抱き寄せ、優しく口付ける。
そのままなだれ込むように済し崩しに政宗に抱かれてしまうのが何だか酷く心地よかった。
ベッドの上に横たわり、時間を気にする事なくいつまでも抱き合って互いの温もりに溺れながらキスを交わすのがとても幸せだった。
「痕、もうほとんど消えちまったな…。お前を外に出さない口実が無くなっちまう。もう一度痕付けるか?」
政宗はくすくす笑いながら私の首筋にキスを落とした。
「ずっとクーラーの利いた部屋にいたら身体が冷えちゃう。外で日向ぼっこしたいな。折角だから、写真も撮りたいな」
少しくすぐったくて、笑いながらそう言うと、政宗はもう一度私の首筋を軽く吸い上げた。
「そうだな。俺もお前のcuteな写真が欲しい」
「じゃあ、美紀に連絡してみるね」
枕元の携帯に手を伸ばし、美紀にメールをする。
そういえば、まだお礼もしていなかった事を思い出して、やり取りをしていると、政宗はベッドから抜け出した。
美紀と一通りメールのやり取りを終え、政宗の姿を探すと政宗は、棚に飾られている写真を眺めていた。
「たくさん写真があるな。……この南蛮人……お前の前の男か……?」
アメリカのロッジの入り口で撮った写真で、私が階段の上から前の彼氏を後ろから抱き締めて写っている写真だった。
政宗と結ばれて。
すぐに捨ててしまおうと思っていたけれど。
なかなかきっかけがなくてそのままにしていた。
きっと政宗は気にしていたに違いないのに。
そっと政宗の表情を窺うと、きゅっと眉根を寄せて、少し哀しげに、そして悔しげに写真を眺めていた。
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