重なる… -1-

見るもの全てが彼を思い出させて辛かった。
でも、あなたが放つ光はあまりにも眩しくて。
彼と同じ仕草なのに、彼と同じ言葉なのに。
思わず彼と重ねて辛くもなったけど。
それでも、あなたはあなた。
その温もりが、違う香りが、違う佇まいが私を安心させた。
彼の思い出を塗り替えていくあなた。
あなたに包まれて。
そうして私はあなたに溺れていった。
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