翳る日差しに映し出されて -1-

貴方と行きたかった所、したかった事、数え切れないくらいにある。

サンゴ礁の綺麗な海に行きたかった。
ルネサンスの香り溢れるフィレンツェに行きたかった。
テーマパークのパレードを手を繋いで見たかった。
季節が移り変わり、どんどん熱を失っていく大気から守るように抱き締めて欲しかった。

他にもしたかったことはたくさん。


でも、何より望んでいたのは、いつでも私が貴方の隣りにいること。
ただ、それだけ。

傍らにいて温もりを感じて。
微笑み合っていられればそれだけでも良かった。


でも、それが出来ないから…。

私は寝る間を惜しむように、政宗と思い出を作った。
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