ベッドの上で優しく髪を撫でただけなのに、身体を切なげにくねらせて、荒い吐息をつきながら、イってしまう。
頬を撫でただけで、甘く啼き、二の腕に指を滑らせるだけで、いやいやと首を振りながら、びくびくと身体を震わせる。
女は全身が性感帯だとよく聞くけれど、それにしても今の遙はどこもかしこも敏感過ぎる。
「遙…?」
「やんっ!な…に…?」
大丈夫かと聞きたくて、耳元で囁いただけで、これだ。
快楽に震えながら、新しい涙を流しながら、息も絶え絶えに答える。
涙と欲情に濡れた、その顔を見るだけで、俺も熱に浮かされたように身体が熱くなる。
堪らず俺は遙をキツく抱き締めた。
「やぁあっ!んんっ!あっ、あっ、ああんっ!」
「遙!おいっ!」
抱き締めるだけで、またイってしまった。
俺は、どうすりゃいいんだ。
ドキドキと胸は高鳴り、既に下半身は復活している。
満足するまで抱いてやるしかねぇか。
さっき、優しくするって約束したけど、守れそうにねぇな。
こんなに煽られて、自制するなんて、無理だ。
「くっ…遙っ!」
かき抱いて、俺はまた遙を貫いた。
入れただけで、遙はまたイってしまって、また驚く。
ここまで、壊すつもりはなかったのにな…。
遙が落ち着くまで、絶対に外には出さねぇ。
優しく抱くのも、犯していいのも、俺だけだ。
愛しい、愛しい、俺だけの、遙。
「まさ…むねぇ…身体、変…熱い…」
イったばかりで呼吸が上がっているのに、もう焦ったそうな甘えた声に我に返る。
「分かってる。お前が満足するまで抱いてやるから」
そう言うなり、激しく腰を打ち付けた。
いつもより、たっぷり濡れてとろけて、柔らかく包み込むナカに、すぐにもイってしまいそうだ。
遙を壊しながら、壊れたのは俺も、か…。
欲情が止まらない。
俺達は、媚薬を飲んだように、狂ったように互いの身体を求め合った。
このまま、時が止まればいい。
そう、強く願った。
Fin…
しおりを挟む
top