やがて、姐さんは姫の部屋入ると、何かを話しかけて、銃を構えて姫に向かって撃った。
殺したのか!?と思いきや、姐さんは、姫の顔のすぐそばを撃ち抜き、姫を脅し始めた。
「おおお!すげぇえええ!!超ギリギリを撃つなんて、姐さん凄いッス!!」
「流石、筆頭の嫁さんッス!!最っ高にcoolッス!!」
姐さんは、姫に当てないように、次々と銃を乱射した。
あんなに乱射してるのに、全く姫に当てないなんて、俺達には出来ない芸当だ。
俺達は、感嘆の吐息を吐いて、拍手喝采をした。
中には、指笛をピューっと鳴らしている奴等もいる。
「姐さん、すげぇえええ!俺、感動ッス!!」
「俺も俺も!!」
「ヒューヒュー!!」
真っ直ぐに姫を険しい目で見つめる姐さんも、最高に綺麗で俺達は見惚れながら、姐さんに改めて惚れ直した。
「姐さん、綺麗だなぁ」
「筆頭と並んだら、美男美女カップルだなぁ!!流石ッス!!」
「それに、身体も最高に綺麗ッス!!筆頭いいなぁ…」
「馬鹿っ!!筆頭に聞かれたら殺されるぞ!!」
「いてっ!!言ってみただけッス!!」
やがて、真田幸村が現れて、俺達は緊張でいっぱいになった。
流石の姐さんも、真田幸村相手じゃやられちまうかも知れねぇっ!!
「姐さん、頑張れ!!」
「真田幸村を撃ち殺すッス!!」
しかし、猿飛佐助達がすぐに真田幸村を牽制して、俺達は、歓声を上げた。
「ナイスタイミング!!兄さんもカッコいいッス!!」
真田幸村を相手に、兄さん達が戦っていると、急に猿飛佐助達は身を屈めた。
次の瞬間だった。
あり得ないほどのスピードの、銃の乱射で真田幸村の槍が粉砕されていった。
「す、すすすげぇえええ!!あんなの見たことないッス!!」
「姐さん、すげぇッス!!」
「真田幸村をそのまま撃ち殺すッス!!」
俺達は、姐さんコールを始めた。
「姐さん!姐さん!姐さん!姐さん!!」
しかし、姐さんは、真田幸村を撃ち殺さなかった。
俺達は、拍子抜けして、姐さんをじっと見つめた。
その時、真田幸村は、姐さん目がけて、槍を投げやがった。
「姐さん、危ない!!」
俺達が叫ぶと、小十郎様がすぐに真田幸村の槍を刀で打ち落とした。
「うぉおおおおお!!!流石は小十郎様ッス!!最高にcoolッス!!!」
そう叫んだ瞬間、筆頭はニヤリと笑って真田幸村に向かって怒鳴り、Hell Dragonをぶちかました。
それが、俺達の方に向かって来る。
「筆頭が本気だぁあ!!逃げろぉおおお!!!」
俺達は散り散りに逃げて、真田幸村が吹っ飛んで来た。
「俺達も真田幸村に復讐ッス!!」
みんなで、真田幸村に蹴りを入れてると、猿飛佐助が現れて、俺達にウィンクをした。
「みんな、ありがとね。でも、復讐はまだ終わってないから、真田幸村を回収するよー。じゃあね!」
「まだ続きがあるッスか!?楽しみッス!!」
猿飛佐助は、ひらひらと手を振ると、真田幸村をズルズルと引きずって行った。
姐さんは、姫に何かを言って、銃を撃ちながら、姫をまた脅していた。
そして、姫は悲鳴を上げて、また姐さんは銃を撃ち、やがて姫は予防接種を受けた。
その時の事だった。
姐さんの包帯が解けて、俺達は目を瞠った。
そして、姐さんの顔が真っ青になり、震えている様子もだった。
「姐さんっ!!」
「酷いッス…。あれは酷いッス。筆頭、あそこまでしなくても…」
「馬鹿言え!!あれが筆頭のせいだったら、姐さんが怯える訳ねぇだろっ!!真田幸村のせいだっ!絶対そうだっ!!」
「姐さん、可哀想ッス…」
俺達の間に殺気が満ち溢れたその時、小十郎様が抜刀して、俺達は、歓声を上げた。
「キターーー!!流石は小十郎様ッス!!」
しかし、姐さんは、小十郎様を必死に止めていた。
「何でですか、姐さんっ!!斬っちまえばいいのに!!」
小十郎様を止めると、姐さんは、ゆっくりと包帯を解き、そして、胸元まで着衣をはだけた。
俺達は、鼻血寸前だった。
「姐さんの胸元、セクシー!!ヤバいッス!!」
「俺、もうダメ…」
何人か、鼻血で倒れた。
姐さんは、姫に何かを言うと、筆頭は、姐さんの胸元をまた隠した。
その時、俺達は、思わず残念の溜息を吐いた。
「筆頭、羨ましいッス…」
「でも、俺達役得だったな!!」
「Yeah!!!」
俺達は、筆頭に睨み付けられて、慌てて茂みの奥へと隠れてまた見守った。
信玄が姐さんの手を握って、礼を言ってる様子だった。
「姐さん、信玄まで感動させるなんてスゴいッス!!」
「誰の命も姐さんは取らなかった…」
「やっぱ、姐さんは、健気で優しいッス…」
そんな呟きが聞こえて来ると、何だか感動して、涙が出て来た。
「姐さん、いじらしくて可愛いッス…ぐすっ…」
「姐さん…!!」
俺達は、男泣きに泣いて、姐さん達を見送った。
今までに見た中で、最高の復讐劇だった。
俺達は、駐屯地へ走って行った。
「伝令!伝令!!姐さん、愛の復讐編だーっ!!」
「おおおおお!!キターーー!!!」
一部始終を話して、みんなで盛り上がった。
沸き起こった姐さんコールはいつまでも続いた。
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