政宗のrevenge -2-

脱衣所で、用意されていた白い夜着に着替えると、遙の手を引き俺の寝所へと入って行った。
今日は、ここで眠れるなんて思っていなかったから、嬉しくて堪らない。
おそらく明日は美紀を休ませなければならないから、遙をゆっくり抱くなら今日だ。
登勢の面会は昼過ぎだと言っていたから、少しくらい朝寝をしても大丈夫だろう。
後は、急な知らせが入らない事を祈るばかりだ。

「遙、のぼせたか?」
「うん」
「何か飲むか?」
「紅茶が飲みたいな。薬も飲まなきゃだし」
「そうか。じゃあ、俺の部屋に来い」

行燈の灯りをライターで点けると遙を部屋に呼び、鉄瓶で湯を沸かしている間に二人でゆっくりとタバコを吸った。
遙は水で薬を飲むと、幸せそうに吐息を吐いて、肘をついたまま、残りのタバコをゆっくりと吸って短くなったタバコの火を消した。
丁度鉄瓶の湯が沸き、茶葉を蒸らしていると、遙は後ろから俺を抱き締め、首筋にキスをして嬉しそうに笑った。

「政宗とこうして過ごせるの、夢みたい。もう別れに怯えなくていいんだね」
「ああ、そうだ。子どもが生まれたら忙しくなりそうだけどな。お前と二人きりになりたい時には乳母に任せるか」
「ふふっ、とっても贅沢だね。子どもが出来ても政宗とラブラブ出来るのは嬉しいな」
「お前との時間は誰にも邪魔はさせねぇ。例え我が子でもな」
「もう、政宗ったら…」
「一生、恋人夫婦だ、諦めろ」
「恋人夫婦かぁ…。憧れるな」
「だろ?さあ、そろそろ紅茶を淹れるぜ」
「うん」

遙は俺の隣の椅子に座り、淹れてやった紅茶の香りを確かめてから、ゆっくりと飲み始めた。
流石にもうすぐ冬だから、冷え込んでいる夜の紅茶はまた格別に美味い。
俺もタバコを吸いながら、ゆっくりと紅茶を飲んだ。

「登勢ちゃんの事は心配だけど、美紀がいるから安心かな。しっかり治療したから、そうそうの事じゃ呼ばれないはず」
「なら良かった。俺はまだお前を寝かす気はねぇからな」
「まだ日付が変わる前か。もう、仕方ないなぁ」
「お前も足りねぇだろ?」
「うん…。もっと政宗と抱き合いたい。明日は私が当直しなきゃだから、尚更」
「やっぱりな。明日はゆっくり朝寝をしてから、治療に当たれ」
「うん、そうする」

ゆっくりと紅茶を飲み干すと、俺は行燈の灯りはそのままに、遙の手を引いて寝所へ入って行った。
のぼせて火照っていた身体も落ち着いて、遙の温もりが恋しくなる。
俺は隣に横たわった遙の腰を引き寄せた。
背中を抱き締めて、温もりを感じると言い様のない幸せな気持ちになっていく。

「政宗の身体、あったかい。幸せ…」
「お前の身体も温かくて気持ちいいぜ?このまましばらく抱き合うのもいいな」
「うん。ねぇ、政宗、キスして?」
「キスしたら止まらなくなるぞ?」
「それでもいいの。キスして欲しいな」
「お前が望むなら、いくらでも」

俺は触れるだけのキスから、啄ばむような気だるいキスを始めた。
遙は甘えるような声を上げて、もっと深いキスをねだった。
遙の濡れ髪をかきあげて、後頭部を引き寄せて段々と深いキスに変えて行くと、遙も俺の背に腕を回して俺を抱き締め、もつれ合うように抱き合いながら、濡れたキスを繰り返した。
キスをしながら、互いの夜着をはだけさせ、素肌に手を滑らせて行く。
遙の手のひらは俺の背から脇腹をゆっくりと撫で、俺は遙の柔らかな胸を揉みしだき、首筋からウエストまで、綺麗なラインを繰り返しなぞって行った。
遙の呼吸が上がって行き、俺も復活して限界という所でようやく唇を離すと、二人とも荒い吐息を吐いていた。

「遙、お前が今すぐ欲しい」
「政宗、私も。早く一つになりたい」
「分かった。お前の望むままに」

俺はもどかしい気持ちで互いの下着を取り払うと、遙をきつく抱き締めながら、ゆっくりと遙を貫いた。

「んーっ!はぁっ、はぁっ…」
「くっ…そんな、締めんなっ!イッちまったか?」
「はぁっ、はぁっ…うん…」
「脱衣所で可愛がり過ぎたか。優しく抱いてやるから、あんま俺を煽るな」
「無理だよ…。政宗の身体、気持ちいいんだもん」
「可愛い事、言いやがって。止まらなくなるぞ?」
「いいの。政宗の好きなように抱いて?激しくても、優しくても、政宗が好き」

そんな事を言われたら、可愛くて仕方なくて、本当に好きなように抱きたくなってしまった。

「遙、愛してる」

溢れる想いは止まらなくて、俺は遙に深く口付けると、そのまま衝動のままに突き上げ始めた。

「ああっ、ああっ、政宗っ…気持ちっ…いいっ…!」
「はぁっ、遙っ、俺もだっ!」

そう時間も経っていないのに、遙の呼吸はすぐに上がり、いつものようにイッてしまった。
きゅっと締め付けられて、それが気持ち良くてたまらなくて、俺の呼吸も上がって行く。
本当に遙のナカは狭くて、程よい襞が絡みつくように俺を撫で上げて、今まで抱いて来た女の中で一番の名器だ。

「ああっ、遙っ、お前のナカは、最っ高に、気持ちいいっ!」
「あんっ、政宗っ、嬉しいっ…」

また達した遙を激しく揺さぶりながら、好きなように腰を打ち付けていると、段々俺も限界に近づいて行った。
でも、気持ち良すぎてまだイキたくない。
イキそうな寸前で腰の動きを緩慢にして、少し落ち着いたらまた激しく打ち付けるのを繰り返す。

「はぁっ、政宗?まだイカないの?」
「もったいなくてイケねぇな。お前をもっと感じたい」
「我慢しなくても、何度でも抱いていいのに」
「言ったな?じゃあ、今夜はお前が気絶するまで抱くからな」

俺はあと3発は楽勝だが、遙の方が持ちそうもない。
そんなに早く気絶されても困るから、俺は殊更ゆっくり遙のナカを楽しみながら突き上げ続けた。
もう何度目か分からない絶頂を遙が迎えて、俺の背に爪を立てる。

「ああっ!政宗っ!まだっ!?」
「まだまだ足りねぇなっ!」
「おかしくなるっ!」
「仕方ねぇな。簡単に気絶されたら困るから、一度イッてやるよ」

俺は遙の腰を抱え直すと、一気にスピードを上げて激しく揺さぶった。

「ああっ、政宗っ、政宗っ!」
「そのまま、イケっ!俺もっ、イクっ!」

遙が達して俺の背に爪を立てたのを皮切りに、俺も達して、最高の快感の中で、遙のナカに出し切った。
くらくらするほど気持ちが良い。
遙の首筋に顔を埋めて呼吸を整えようとするが、長時間遙の身体を貪っていたせいで、なかなか息が整わない。
遙も俺の背をキツく抱き締めて、荒い吐息を吐いていた。
ようやく顔を上げて遙を見つめると、遙はまだ余韻に長い睫毛を震わせていた。

「政宗、長かったね。はぁっ、はぁっ、私、どれくらい抱かれてた?」

俺は時計をちらりと見た。

「2時間か。大した事、ねぇな」
「そんなに!?」
「まだまだお前を抱けるけどな。明日、抱けねぇなら、今夜、たっぷり抱かせろ」
「身体が持たないよ…」
「大丈夫だ。初夜の時は5時間は抱いただろ?」
「あの時はゆっくりだったもん。休みなく2時間もだよ?」
「お前、前に3時間休みなく焦らされて抱かれても大丈夫だったじゃねぇか。このまま、続きだな」
「少し休憩しよう?紅茶でも飲もう?」
「ダメだ。お前を抱き締めてたいからな。まだまだ抱き足りねぇな」
「もう…。でも、抱き合ってキスするのはいいかな」
「ああ、いいぜ」

俺は遙のナカから引き抜かないまま、遙の唇を奪った。
何度も角度を変えながら、深いキスを交わしているうちに、すぐに復活した。
遙が驚いたように身体を強張らせる。
俺は唇を離さないまま、ゆっくりと腰を動かし始めた。

「んっ…あっ…んんっ!」

奥に当たる度に、遙の口から切なげな吐息が漏れるのを感じたら、どうしようもなくそそられて、俺はキスをやめないまま、遙を抱きすくめて穿つスピードを上げて行った。

「政宗っ!」
「抱き合ってキスしたいんだろ?」
「んっ!そうだけど…」
「してるじゃねぇか」
「やっ!また酸欠になるっ!」
「じゃあ、キスはここまでだな」

俺は片腕を遙の顔の横に着いて体重を支え、もう片方の手で遙の身体をゆっくりと愛撫し始めた。
突き上げながら、胸を揉みしだいて胸の先を弄ぶと、遙は堪らないように啼き始めた。

「ああん、政宗っ、それ、ダメっ!」
「何が悪い?気持ち良くて堪らねぇだろ?」
「ああっ、やんっ!気持ちっ…いいっ…けどっ!」
「だったらいいじゃねぇか。好きなだけ啼け。お前の声は本当に可愛い」

額に頬にキスをして、乳首を攻め立てながら突き上げ続けると、遙は狂ったように啼いた。
風呂場で1発やった所からカウントすると、3発目だから、俺はまだまだ余裕がある。
遙の美しい顔をじっくりと眺めながら、戯れに仰け反った首筋に噛み付くようなキスを繰り返し、また遙の顔を眺めた。
遙は乱れ切って、長い脚を俺の腰に絡みつけた。
より深く繋がって、俺も快楽に顔を顰めた。
奥まで当たって先の敏感な所を、遙の柔らかな襞で締め付けられると、気持ち良くて仕方なくて、遙に腰を押し付けて、深い所で抽送を繰り返すうちに俺の呼吸も上がって行った。

「ああっ!政宗っ、政宗っ!」
「くっ…はぁっ…どうした、遙っ?」
「政宗もっ、気持ちいい?」
「ああっ、お前のナカは、最高だっ!」

遙は余裕のない表情で笑うとナカがきゅっと引き締まり、俺はまた顔を顰めた。

「政宗のその顔、好き」
「ああ、じゃあ、よく見てろ。お前にしか見せねぇ顔だからな。まだまだ余裕あんじゃねぇか。これじゃあ、まだまだ温いって事か。覚悟しろよっ、遙!」

俺は、一層遙の乳首を攻め立て始めると、少しゆっくりだった腰の動きを速くして、奥まで勢いよく突き上げた。
途端に遙は目を瞑り、大きく喘ぎながら俺の背に爪を立てた。

「俺の顔、見てろって言っただろ?」
「ああっ、でもっ、でもっ、もうっ!」
「ああ、イケよ、何度でも俺が満足するまでなっ!」
「ああんっ!イクっ!」

遙は弓なりになって絶頂を迎えた。
またキツく締め付けられて快感で目が眩む。
喘ぎながら薄っすらと目を開けた遙は、淡く微笑んだ。

「はぁっ…政宗、色っぽい」
「色っぽいのはお前の方だっ。まだまだ余裕みたいじゃねぇか」

余韻に浸る時間を与えずにまた突き上げ始めると、遙の呼吸がすぐに上がってまた目を瞑り、喘ぎながら嫌々と首を横に振った。
弱い首筋に時折舌を這わせ、休む事なく乳首を攻め続けると、遙は本当に余裕がなくなったのか、立て続けに絶頂を迎えて止まらなくなった。

「ああっ!政宗っ!もうっ、もうっ!」
「無理だっ、遙っ!止まんねぇっ!」

変則的に遙のナカが俺を搾り取るように締め付け、俺も気持ち良過ぎて止められない。
荒い吐息を吐きながら、俺も絶頂に向けて好きなように腰を打ち付け続けた。
流石に3度目となると、俺もなかなかイカない。
遙はその間も何度も絶頂を迎えて、限界なのか涙をポロポロと流して喘いでいた。

「あんっ、無理っ!もう、無理っ!」
「あと少しっ、我慢っ、しろっ!」

遙の乳首を攻め立てていた手を離し、遙の腰を抱えると、激しく揺さぶって見えかけていた絶頂の波を掴んだ。

「はぁっ、はぁっ、遙っ、俺もっ、イクっ!」
「いやぁっ!んーっ!…っはぁっ、はぁっ…」

俺がイッたのと同時に遙もまたイッて、二人とも脱力して荒い吐息を吐いた。
遙の豊かな胸が俺の胸で押しつぶされて、速く力強い鼓動がダイレクトに伝わって来る。
俺自身、呼吸が上がり切って、脈動も速く強い。
二人の鼓動が重なるのを感じながら、長い長い余韻が抜けるまで、俺は遙に身体を預けていた。

「政宗、重いよ…」
「悪ぃ、悪ぃ」

ようやく息が整って、俺は腕で体重を支えて遙を見つめた。
遙はまだ余韻が抜けないのか、時折小さく喘いでいた。

「ねぇ、政宗?まだ繋がったまま?」
「そうだな。お前のナカは気持ちいいからな」
「もう…。そろそろ休憩しよう?」
「休憩するなら、お前のナカでだな」
「でも、政宗、すぐ復活するでしょう?」
「まあな」
「あれから何分くらいしてたの?」

俺は時計を見た。
そろそろ丑三つ前だ。

「3発目も2時間か。お前のナカで休みなくだったから、こんなもんか」
「政宗、もう4時間も私の中にいるの!?」
「2発目の前に30分くらいキスしてたから、3時間半って所か。いいじゃねぇか、それくらい。お前の身体は何度抱いても飽きたりねぇからな」
「ねぇ、もう夜中でしょう?寝よう?」
「あと1発やったらな」
「今すぐは無理っ!それに夜が明けちゃうよ…」
「大丈夫だ。あと2時間やってもまだ夜中だ。ゆっくり寝れるぜ?」
「もう…。3時間半も喘ぎっぱなしで喉がからからだよ…。こほっ、こほっ…」

遙の声は確かに掠れている。
そろそろ何か飲ませないと、明日声が枯れて出ないなんて事になるかも知れない。

「はぁ、仕方ねぇなぁ。紅茶か茶でも飲むか?」
「甘い紅茶がいい」
「分かった。すぐに用意する」

手拭いで拭いながら遙のナカからようやく引き抜くと、遙はホッとしたように微笑んだ。
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