政宗のrevenge -3-

下着は着けずに夜着を二人とも着付けて、行燈の油を足し、火鉢の火を強めると俺は鉄瓶で湯を沸かし始めた。
遙は置きっ放しだったタバコに火を点けて、ようやく寛いだ様子で吸い始めた。
俺もタバコをもらい、火を点ける。
流石に4時間振りのタバコは一層美味く感じられた。
遙は小さく欠伸を噛み殺した。

「流石に今日は疲れたよ。長い一日だった」
「そうだな。お前は本当によくやった。登勢を助けてくれて礼を言う。俺も成実も側室を娶る気なんてさらさらねぇから、伊達の世継ぎが心配だったしな。お前と登勢の二人で子を生めば、伊達家は安泰だぜ」
「なら良かった。もう、これからは成実も、登勢ちゃん一筋だね?」
「ああ、そうだ。下手したら登勢の方が早く懐妊するかもな。まあ、成実なら、しばらく登勢を独占したいから、ピルくれってお前に頼みそうだけどな」

遙は堪え切れないように笑い出した。

「本当、政宗と成実ってよく似てるね。考える事が一緒」
「従兄弟同士だからな。それも血がかなり濃い従兄弟だ」
「だから、見た目もよく似てるんだね」
「ああ、そうだ」

俺は鉄瓶の湯をティーポットに入れ、茶葉を蒸らし始めた。
いい香りが部屋の中に漂う。
すっかり寛いで脱力した遙の後ろに回り、俺は遙を抱き締めた。

「はぁ…世継ぎは早く欲しいのに、まだまだお前を抱き足りねぇ。婚儀が終わっても抱き足りねぇ気がする。このジレンマ、どうしたらいいと思う?」
「そうだねぇ…。流石に婚儀が終わってもなかなか懐妊しなかったら心配されるよねぇ」
「それで俺も悩んでる。流石に数ヶ月は新婚生活楽しみたいし、引きこもりたいからな」
「じゃあ、3ヶ月だけピル飲み続ける?政宗の調子ならすぐに妊娠させられそうだもの」
「クッ…すぐにか。お前の言う通りだな。3ヶ月、いや、半年か」
「ふふっ、それは政宗に任せるけど、30歳で一人は生みたいな」
「あと2年か。十月十日妊娠するとして、抱けるのはあと1年2ヶ月しかねぇか。Shit!全然物足りねぇ!」
「そこは我慢してよ。たくさん子供欲しいんでしょう?」
「ああ、そうだな。5人は欲しいぜ」
「5人も!?」
「別に普通だろ?」
「まあ、美紀がいるから40過ぎても生めると思うけど」
「じゃあ、最低5人だなっ!小十郎には俺が40過ぎても子作りに励むって宣言するぜっ!」
「もう、政宗ったら…。そろそろ紅茶飲もう?」
「ああ、そうだな」

俺は遙の頬にキスをすると、紅茶と砂糖を入れて、スプーンでかき混ぜて遙の前に置いた。
俺もタバコを吸いながら、紅茶を飲む。
思っていた以上に俺も喉が渇いていたようで、一層美味く感じられた。
遙は余程喉が渇いていたのかすぐに飲み干して、水差しの水を飲んでいる。

「もう一杯淹れてやるから、焦んな」
「だって、喉がからから…」
「分かってる」

紅茶を注いでやると、遙は今度はゆっくりと飲み始めた。
そして、タバコに火を点けた。

「ねぇ、政宗、もう寝よう?」
「あと1発やったらな」
「あと2時間だなんて絶対に無理!」
「大丈夫だ。1時間以内には終わる」
「本当に?」
「多分な」
「多分じゃダメっ!」
「それだけ元気なら明け方まで大丈夫そうだけどな」

俺が笑うと遙はさっと青ざめた。

「大丈夫だ。俺もお前を抱き締めながらゆっくり寝たいからな。次はなるべく早く終わらせる」
「約束だからね?」
「守れたらな」
「もう…」

遙は膨れっ面をしながらタバコを吸っている。
俺は笑いながらその頬をつついた。
こうして言葉では怒っていても、その目は怒っていなくて、例え俺が明け方まで抱いても受け入れるだろう。
遙は膨れっ面をしながら、ゆっくりと紅茶を飲み終えた。
俺もタバコをもう一本吸うと、残った紅茶を飲み干して満足した。

「遙、俺の膝の上に来い」

遙は怪訝そうに首を傾げて、横向きに俺の膝の上に上がった。

「そうじゃねぇ、こうだ」

俺は遙を俺の正面に向かせて、脚を開かせて跨らせた。
遙の夜着の裾が乱れて、綺麗な脚が根本まで露わになった。

「政宗!?」

遙は驚いて俺を見下ろした。
この高さなら、遙の胸を貪れる、俺好みの体位だ。

「しっかり俺に掴まってねぇと落ちるから、気を付けろよ?」
「まさか、政宗、ここでするの!?」
「ああ、そうだ。俺の好きな、対面座位だ。だから、今度はそれなりに早いと思うぜ?たまらなくそそられるからな」

遙は声を失い、頬を染めた。

「お前も深く繋がるの、好きだろ?きっと癖になると思うぜ?なぁ、遙。キスだけでどれだけ愛してるか、伝えてみろ。新婚旅行の時みたいにな。キスだけで、俺を勃たせてみろ」
「政宗みたいに上手く出来ないよ…」
「大丈夫だ。お前ならやれる。なぁ、キスしてくれよ」

ねだるように見つめると、遙は長い睫毛を伏せて、そっと食むようなキスを始めた。
それを段々と深くして行くと、柔らかな舌が挿し入れられ、優しく俺の舌を絡めると、軽く吸い上げた。
少しぎこちないけれど、間違いなく俺の癖に染まったキスで、気持ち良くて仕方ない。
しばらくじれったいほどのキスをしていると、もっともっと欲しくなって、遙の背をキツく抱き締めた。
遙のキスは、段々と大胆になり、俺を求めるように吸い上げられて、身体がシビれるような陶酔感でいっぱいになり、俺はまた復活した。
遙はそれを感じたのか、荒い吐息を吐きながら唇を離した。
潤んだ瞳が、とてもセクシーで、いつもと違う角度に興奮する。

「遙、お前の愛してる、ちゃんと伝わったぜ?やれば出来るじゃねぇか」
「なんか、身体が変…。いつもより、ドキドキするよ…」
「ああ、俺もいつもより興奮してる。お前の鼓動、聞かせろ」

俺は、遙の夜着の合わせを開くと、片腕で素肌の遙の背を抱き締め、頬を柔らかな胸に当てた。
遙のいつもより早い鼓動を頬に感じると、たまらなく嬉しくて、愛しくてたまらなくなって、指先で遙の胸を愛撫し始めた。

「政宗、怖い…落ちそう…」
「大丈夫だ。お前くらい、片腕で抱ける」

戯れに指先で胸の先を弾くと、遙はびくっと震えて俺の頭を腕にかき抱いて柔らかな胸に押し付けた。

「そうだ、そうやって掴まってろ」

俺は遙の乳首をつまむと、攻め立てるように弄び始めた。

「ああっ、政宗っ、やっ!ダメっ!」
「何がダメなんだ?」
「あんっ…いつもよりっ…感じるっ…!」
「だったらいいじゃねぇか。気持ちいいんだろ?」
「そうっ…だけどっ!ああっ!落ちそうっ!」
「落とさねぇよ。そんなに心配だったら、しっかり掴まってろ」

遙は狂ったように俺の名を呼びながら、俺にしがみついた。
俺は忍び笑いを漏らして、もう片方の乳首に吸い付いた。
舌先でちろちろと刺激すると、遙の声はすすり泣きのような喘ぎ声に変わった。
それでも、相変わらず俺の名を呼びながら、身体を跳ねさせしがみつく。
女の胸の柔らかさを存分に堪能出来る、俺お気に入りの体位だが、遙がこんなに反応するとまでは予想してなかった。
これは絶対に癖になる。

「遙、partyはまだ始まったばかりだぜ?挿れてもねぇのにそんなに啼いてどうする?」
「だってっ、だってっ!」
「クッ…お前、俺に早くイッて欲しかったな?いいぜ?このまますぐに挿れてやるよ。もっと天国が見えると思うぜ?」
「ああっ、政宗っ、無理っ!」
「無理だったら、そのまま気絶しちまえ。気絶するまで抱くって言ったよなぁ?」
「そんなっ!」
「拒否権はなしだ、遙。行くぞっ!」

俺は夜着の前をはだけると、遙の腰を片腕で抱えて一気に貫いた。

「あああっ!!」

遙は悲鳴のような嬌声を上げてイッてしまった。
確かにいつもより格段に感度がいい。

「Hey, 遙。今までになく感度がいいじゃねぇか。お前もこの体位気に入ったか?」

遙はいやいやと首を横に振った。

「嘘つくんじゃねぇよ。今までになく、気持ち良くてたまらねぇんだろ?」
「はぁっ、はぁっ、そうだけど…」
「だったらいいじゃねぇか。忘れられないエクスタシーで、気絶してもらうぜ、遙っ!」
「無理っ!」
「問答無用だっ!」

俺は片腕で遙を抱き締めたまま、激しく突き上げ始めた。

「あああっ!ダメぇっ!」
「まだまだ温いなっ!」

そのまま、また唇と指先で遙の両乳首を攻め立て始めると、遙は殆ど悲鳴のようなあられもない喘ぎ声で啼き始め、狂ったように俺にしがみついた。

「いやぁっ!あああっ!無理っ!政宗、無理っ!!ああっ、イクっ!」

遙の背が弓なりになるのを無理矢理に抱き寄せて、俺は構わず突き上げ続けた。
いつもより深く当たる、この角度が絶妙で、気持ち良過ぎて止まるはずがない。
ましてや、遙のナカは名器だ。
俺も今までになく感じて、4発目だというのに呼吸が上がって来た。
俺がイクのが先か、遙が気絶するのが先か微妙なラインだ。
遙はさっき達したのを皮切りに、立て続けにイキ続けている。

「くっ…はぁっ、はぁっ、遙っ、気持ちいいかっ?」
「ああっ、あんっ、やぁっ!」
「答えろっ、遙っ!」
「気持ちっ、いいっ、けどっ!」
「けど、何だ?」
「もうっ、もうっ、ああっ!んーっ!」

遙は一際大きく喘ぎながら、俺の頭をキツく抱き締めると、その身体からかくんと力が完全に抜けて、俺は両腕で遙を抱きとめて、笑った。

「クッ…やっぱり遙が気絶する方が早かったか。でも、俺もここまで来たら止まんねぇ。すぐイクから、しばらく許せ」

俺は遙の身体を両腕で抱き締めて、好きなように揺さぶると、言葉通りしばらくして果てた。
時計を見て、まだ夜中な事に安心して、完全に萎えるまで遙のナカに自身を埋めたまま、その愛しい身体を抱き締め続けた。


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