運命の転換期 -5-

「政宗、私、まさか空母とホンダジェットが与えられるなんて思ってもみなくて、びっくりした…。赤門の伊達の家紋にもびっくりした…」
「ああ、俺もだ。はぁ、マジでびっくりだぜ。俺もマジで世界中でサラブレッドやラクダでF1グランプリやる羽目になるとは思わなかったからな…。F1やりながら指揮も執なきゃならねぇから忙しいな。ファッションリーダーにもならなきゃならねぇしな!」
「ノリノリで考えて口からついて出るように、シェイクスピアにコーラン書いてもらったら、どう?って言ったけど、斬新過ぎるね。ああ、アラー、何故貴方はアラーなの?みたいなノリのコーランになるのかな?」

俺はまた大爆笑した。
ロミオをアラーに差し替えただけだ。
こんなコーラン聞いたこともねぇ!
笑いが止まらねぇ!
今日の遙は全力で俺を笑わせにかかる。
俺は深く唇を奪って、また爆笑し過ぎて上手くキスが出来なくて、肩も唇も震える。
ようやく落ち着いてキス出来るようになって、しばらくして唇を離して見つめ合った。

「ヘアピンカーブ!」

俺はまた大爆笑させられた。

「お前、無理矢理抱くぞ?」

そう言いながら、笑いが止まらなくて、とても抱けるコンディションではない。
遙も爆笑している。
俺は仕方ないからまたキスで唇を塞いだ。
笑いながらも、遙を黙らせようと胸を揉みしだきながら、先を転がす。
遙は逃れるように身悶えた。
くぐもった喘ぎ声が漏れるのを許さずキツく抱き締めてキスをしながら、俺が落ち着くまで執拗に攻め立てた。
やっとようやく少し落ち着いて、唇を離すと、遙は可愛い声で喘ぎ出した。

「お前、俺をあんなに笑わせやがって。覚悟は出来てるだろな?」
「あん、あっ!はぁっ、あんっ、ジャパングランプリ!」

喘ぎながら言われたセリフに俺はまたツボにハマって、爆笑させられまた唇を塞いだ。
こんなに笑わせられたら、勃つ暇もねぇ!
また遙の胸の先を攻め立てながら、十分に喘ぎ声が止まらなくなった所で唇を離した。
唇を離した途端、遙の口から艶っぽい声が止まらなくなった。

「ようやく言葉も出なくなったか。覚悟しろ!」

遙は喘ぎながらも必死に抵抗しようとする。

「あん!フロントローにっ!あんっ、並ぶっ!あんっ、あんっ、フェラーリとっ!あんっ、はぁっ、マクラーレンの、馬っ!」

必死で抵抗しながら喘ぐ合間に紡がれた言葉に、俺はまた爆笑させられて、愛撫すら出来ないほど肩を震わせられた。

「やった!政宗に言葉攻めで勝った!」
「お前!!」

言葉攻めの意味が全然違う事すらツボに入って、爆笑が止まらない。
二人で大爆笑しながら、抱き合い、ころころと布団の上を転がり、しばらく爆笑を続けた。
何だか幸せでたまらない。
むしろ夜伽なしで、こうしていちゃついていたい。
遙が可愛くて可愛くてたまらない。
江戸城に着いてから一番幸せな夜のような気がする。
段々と笑いが収まっていっても思い出し笑いをしてしまう。
二人で思い出し笑いをしながら、キスを繰り返した。

「ラクダのF1」

遙がまた俺を煽り出す。
真剣になって話してたから、あの時は笑わなかったが改めて言われると、たまらなくツボを刺激する。
俺はまた笑いが止まらなった。

「賛美歌がメタリカ」

声もなく肩を震わせているとまた遙が煽る。

「ファッションリーダー」

俺はたまらなくて、遙を抱き締めたままころころと転がった。
とにかく笑いが収まる余裕を与えてもらえない。

「シェイクスピア作、風と共に去りぬ」

もう、何もかもがおかしくてたまらなくて、笑いが止まらない。
こんな楽しい気分になるなんて、世界制覇は最高の気分だ!
実物のサラブレッドのF1を見たら、多分、俺は呼吸困難になる。

「政宗、サラブレッドのF1はちゃんと予選でタイム測って、並び方決めるんだよ?」
「予選!!」

声もなく笑っていると、また遙が煽る。

「ピットインどうしよう」
「ピットイン!!」

遙は爆笑している俺の顔を見つめて更に煽る。

「もちろん騎手の名前もレーサーの名前だよね?オールスターの共演で、現実にはあり得ない組み合わせで行こう。アイルトン・セナ、プロスト、ジャン・アレジ、ミハエル・シューマッハ」

俺はもう何も答えられなくて、遙をキツく抱き締め、肩を震わせながらまたころころと転がった。
俺をこんなに笑わせられるのは遙だけだ。
なまじ頭がキレるから、知的なジョークで的確に俺のツボを突いてくる。
ああ、俺は今本当に幸せだ。
遙を飽きる事なく抱き締めて、あの悲しい再会なんて思い出せないくらいに笑わせられて、遙も大爆笑している。
こんなに笑わされたら、俺だって母上に罵られた遠い記憶なんて思い出せないくらいに、全然余裕がない。

「俺、お前の事、大好き!」
「政宗、可愛いー!」

普段はドSなくせに、遙に甘えまくる。
また抱き合いながらころころと転がる。
あー、幸せでたまらない。
俺は遙が好きでたまらない。

笑いながら甘えるようにキスを繰り返す。
もう気分は有頂天だ!
甘えたくて仕方ねぇ!
思わず遙の胸の谷間に顔を埋めて、すりすりと甘えた。

「政宗、いつになく可愛いね!」
「俺、お前に甘えたいー!」
「政宗、よしよししてあげるね?」
「超嬉しい!」

遙が乗ってくれるのをいい事に、頭をよしよしと撫でられながら、手で遙の胸を寄せて、頬に当たる柔らかな胸にすりすりと甘えていた。
正直遙をいじめ倒すより、こっちの方がよっぽど幸せだ!

「政宗、何か急にBlack or white歌いたくなっちゃった。政宗覚えてる?」
「ああ、お前が大学行ってる間に聞いてた。メタルに混じってたから印象に残った」
「一緒に歌おう?」
「ああ、いいぜ?」

遙はイントロのギターから口ずさみ始めた。
そして、二人同時に「Aw!」と合いの手を入れてノリノリになる。
歌が始まってからも驚くほど歌詞を覚えていて、ほとんど遙と踊りながら歌い続けて、ラップのパートに入った。
更にノリノリになってラップを一緒に刻む。

Not gonna spend my life being a color!

ラストのラップをぴったりと合わせると最高に気分が良くなった。
そのままの気分でラストまで歌って微笑み合った。

「最高に気分がいいぜ!」
「ふふっ、政宗にマドンナのlike a virginを歌ってあげるね?」
「お前、処女みたいだからぴったりじゃねぇか。是非聞かせてくれ」
「ふふっ、Like a surgeon!!ヘイ!Cutting for the very first time !」
「おーまーえー!」

俺はまた爆笑させられた。
元の歌は確かLike a virgin!Touched for the very first timeのはずだ。
こいつが外科医なだけに笑えて仕方ねぇ!
外科医のように、初めて切るとか替え歌されて、笑わずにはいられねぇ!

「I was last in the class!」
「お前、やめろー!」

こいつほど優秀なやつがクラスでどんけつとか歌うから、余計に笑えて仕方ねぇ!

「I finally made it through med school!Somehow I made it through!I’m just an intern!I still make a mistake or two!」

こいつほどトップレベルで卒業して、完璧に手術するやつなんていねぇのに、歌の内容が正反対で、俺を全力で笑わしにかかっている。
爆笑が止まらねぇ!

「政宗、次はマイケルジャクソンのBadだよ?」

次の歌はBadではなくて、Fatで、また俺を全力で爆笑させる。

「The pavement cracks when I fall down!I got more chins than China town!」

こけたら、歩道にヒビが入るとか、顎のchinと中国人の苗字の陳をかけていて、チャイナタウンにいる陳よりももっと多いレベルの顎の層だと歌われて腹筋が崩壊した。
どんだけ太ってんだ!
ワンフレーズごとに全部笑えて仕方ねぇ!
こいつほどナイスバディな女も少ないから余計に笑えて仕方ねぇ!

「And my shadow weighs 42 pounds, let me tell you once again!Who's fat?」

影ですら42ポンド重みがあるとか、あり得なさ過ぎて、笑いが止まらねぇ!
俺はラクダのF1レベルに爆笑させられた。
しかも歌が上手いから、余計に笑わせる。
それに元歌を上手くもじっていて、どツボだ。

俺は遙の胸を両手で寄せ上げて顔を谷間に埋めて大爆笑した。
遙も笑いながらよしよしと頭を撫でてくれる。
ようやく笑いも治って行って、またすりすりと遙の胸に甘え出して、うっとりとして楽しんでいた時の事だった。

「You know I'm huge!I'm fat!You know it!」
「smoothじゃなくてhuge!!」

また遙が歌い出して、俺は的確にツボを突かれて、また大爆笑し始めた。
まさかhugeでツボを突かれるとは思わず、俺は笑いが止まらなくなった。

「政宗、嬉しそうだねー。もっと喜ばせてあげようか?」

俺は首を横に振りながら、一層、遙に甘え出した。
これ以上歌われたら死ぬ。
もう無理だという意味を込めて、遙の胸を揉んで頬に寄せて必死で顔を埋めて笑い続けた。

遙は何やら枕元に手を伸ばして、俺の頭の後ろで何かを操作した。
途端にiPhoneからF1のオープニングテーマが流れ出した。
もうそれだけでツボを突かれてしまって、笑いが止まらない。

「政宗、本番のF1の時はちゃんとこれ流そうね。F1グランプリーイン、モナコっ!」

本番、これを流された上に、ラクダなんて見たら、俺は呼吸が出来ねぇ!

「F1グランプリーイン、イスタンブール!」

思考を読んだように、オスマン・トルコの首都の名前を言われて、俺はラクダの事しか考えられなくなった。

「政宗、ラクダの事考えてるでしょ?フロントローは、ラクダのフェラーリだよ?騎手はプロストだよ?」
「ラクダのフェラーリ!!」

過去最高に傑作で呼吸が出来ねぇ!
世界をもてあそぶ前に、俺が遙にもてあそばれて死ぬ。
でも、笑い過ぎて、身体の自由が効かなくて、何の抵抗も出来ない。
俺が抵抗出来ないのをいい事に、遙は指先で俺の乳首を焦らし始めた。
F1のオープニングテーマがエンドレスで流されて、たまらなくツボで、笑いが止まらなくて、抵抗出来ない。
俺は爆笑しながら、遙のされるがままに感じてしまって、どうしようもなくなってしまった。
笑いが少しでも治ると、「ラクダのフェラーリ」と言われて、また完全に動けなくなる。
遙は面白がるように、本格的に上半身の愛撫を始めて、俺は大爆笑しながら吐息で喘がされた。
伊達に俺に抱かれてねぇくらいに愛撫が上手い。
遙はいつもの逆襲のように、俺を大爆笑させ続けた。

ようやく経って、やっと許してもらって、音楽も止めてもらえてやっとホッとした。
遙は優しく優しくよしよしと頭を撫でてくれて、笑いが止まって行くと、やっと柔らかな胸に顔を挟んで、うっとり夢見心地になれた。

「政宗、寝る?エリザベス女王と話す?」
「ベスと話したいけど、あと30分はお前の胸に顔を埋めてぇな」
「じゃあ、よしよししててあげるね」
「はぁ、俺、超幸せ」
「ふふっ、政宗、可愛い」

俺は、最高の幸せ気分になって、さっきあれだけ喘がされた事なんてどうでもよくなってしまって、ただ、柔らかな胸と、遙の優しい手付きに溺れ続けた。


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替え歌はWeird Alです。
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