「ねぇねぇ、元親。元親はお昼寝しないよね?ってか、政宗のくノ一達に部屋貸すんだよね?千雄丸君はどうする?もし、良かったら、私と佐助の部屋でピアノに合わせてX JAPANごっこする?GACKTごっことか」
それを聞いた元親の奥さんがノリノリになった。
「元親様のTOSHIが、銀は聞きとうございます!その上、GACKTだなんて、素晴らし過ぎます!千雄丸に離乳食をやらねばなりませんが…」
「お銀、それなら、私に任せて!みんなで私の部屋においでよ!エリザベスは寝るよね?」
「そうね。流石に眠いわ。もし早めに起きたら美紀の部屋に行くわね!」
「うん、そうして!じゃあ、みんなでピアノで歌って遊ぼう!」
お銀と元親は荷物を取りに行き、エリザベス達は眠そうに部屋に戻り、私は佐助とうきうきと引きこもり部屋に入った。
「ねぇねぇ、美紀!このピアノってYOSHIKIのでしょ?めっちゃ高いんでしょ?本能的にこういうの選んじゃうって流石は政宗様だよね!!俺、今ならピアノの弾き方分かるよ!ストリートピアノっていうの?あれ、やり方が分かるよ!」
「佐助、マジで!?じゃあさ、ちょっとYouTubeで面白そうなのを耳コピして連弾しない?佐助、聞いたまま弾けそう?」
「うん、多分、出来るよ!わー!美紀と楽の共演だなんて夢みたいだなー!俺、超感激ー!」
佐助は嬉しそうに笑うと、ピアノの前に座った。
「美紀はどのパートやりたい?」
「どっちも魅力的だなぁ。曲にもよるし。とりあえず、ここで、YouTubeのストリートピアノをかけて探そうかな」
「あ、それ、いいねー!」
私がiPhoneのYouTubeを立ち上げると、佐助がYouTubeを覗き込んだ。
本当に色々なストリートピアノがあって悩む。
連弾したいから、連弾のストリートピアノの動画のタイトルを見ていく。
「何か、ルパン三世が超絶技巧っぽくて気になる!」
「へぇ、難しいのか!あれ、めっちゃカッコいいよね!いいじゃん、いいじゃん!美紀と弾きたいな!」
「佐助がルパン分かって嬉しいなー!紅蓮の弓矢もいいねー!」
「あれもノレるよねー!よし、じゃあ、2曲立て続けに聞いて弾こうか!」
「うん!私、超嬉しい!」
私はノリノリでYouTubeを再生した。
途中でパートチェンジまである激ムズの、弾きがいのあるアレンジだ。
政宗が能力を高めてくれていたのか、これなら一発で完コピ出来そうだ。
ジャズっぽいリズムにノリノリになって弾きたくてたまらない。
ヤバいほどカッコいいアレンジだ。
最後まで聴き終わると、思わずヒューヒュー言ってしまった。
「佐助、これ、ヤバい!これ、超弾きたい!」
「へぇ!このルパン、いいじゃねぇか!千雄丸に食わせてる間に聴かせてくれよ。くノ一に離乳食は言付けたから心配すんな」
ルパンを聴いてる間に元親がお銀と戻って来た。
千雄丸君はお銀に抱っこされていて、くノ一がお盆を持ってついて来ている。
「あ、元親、早かったね!適当に座ってて!じゃあ、佐助、紅蓮の弓矢は後回しにする?」
「うん、俺もルパン、今すぐ弾きたくなっちゃった。海賊の旦那、X JAPANの前にルパンを失礼するねー!」
「おうよ!」
「元親様!ルパンも最高にノレる名曲でございます!楽しみでございます!」
「お銀も喜んでくれて嬉しいなー!じゃあ、佐助、行くよ!ワン、ツー、スリー、フォー!」
そこからパンチのあるイントロがキマったら、最高に気持ち良くて、ノリノリで佐助と連弾をし始めた。
そして、メインメロディに入ると元親がハスキーボイスで歌い出して、最高のうきうき気分になった。
政宗よりも更にハスキーな所がすごく似合う。
元親に激しくX JAPANとBon Joviを歌って欲しい!
お銀はきゃあきゃあ言いながら、くノ一に離乳食を任せている様子だった。
連弾をしながら元親が歌ってくれるのが最高に気持ちいい!
そのままスーパーハイスピードでパートチェンジをして、またほぼ即興の連弾を続ける。
間奏に聴き惚れたように元親がピアノの脇に立って、私と佐助がピアノを弾くのを優しい目で見つめていた。
そして、また歌のパートに入ると元親は熱唱し、私達も最高潮にノリノリになって、ラストの変則アレンジを弾ききって演奏を終えた。
「美紀も猿飛もやるじゃねぇか!!」
「やっばい!めっちゃ連弾気持ち良かった!!」
「俺も、俺も!!また海賊の旦那がいい声してんねー!こりゃ、X JAPANとかBon Joviとかエアロスミス似合うよ!」
「そうか?じゃあ、せっかくなら、X JAPAN歌うか?」
「元親、マジで!?Endless Rain歌ってよ!私、ピアノ一本で伴奏するから」
「おうよ、いいぜ!」
佐助がピアノの横に移動すると、私はEndless Rainのイントロを弾き始めた。
メロディが始まって、鳥肌が立った。
元親にX JAPAN、ヤバいほど似合う!!
お銀はほんのりと頬を染めて、うっとりと元親を見つめている。
最後のコーラスでは4人大合唱でピアノに合わせて歌った。
ライブ@大奥、最高過ぎる!
最後まで歌って、私達は最高にノリノリになった。
「元親のX JAPAN、超ヤバい!鳥肌立った!私、いくらでもピアノ弾ける!」
「では、紅を弾いて下さいまし!元親様の紅が聴きとうございます!」
「紅ね、オッケー!これも、ピアノ一本でハイスピードで弾くね!」
「銀は楽しみでございます!」
「よーし、元親、行くよー!」
「おうよ、たぎるぜっ!」
私はお銀に乗せられるまま、肉じゃがを作る事すら忘れてピアノを弾きまくった。
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