仲間っていいね



「こないだぬいぐるみ作った端切れでこんなもん作ってみた」

談話室で光がルイス、誠、才夜にそう言って差し出したのは、全員を模したぬいぐるみだった。

「は?やべえ!なんだこれ!かわいー!」

「やっぱ光さん器用っスねー」

ルイスと誠は自分のぬいぐるみを受け取ると、
それをマジマジと眺めた。
しかし才夜は、光の手に握られたままの自身のぬいぐるみを受け取ろうとしない。

「才夜?ぬいぐるみは嫌いか?」

光がそう声をかける。

「……いや」

才夜の手が光の方へ伸びる。

「……こっちのがかわいいんでこっちもらいます……」

才夜が手にしたのは光のぬいぐるみだった。
少し驚いた光だったがすぐに何かを察したようで、微笑みながら才夜に言う。

「わかったよ
じゃあ俺がこっちをもらう」

才夜はその言葉を聞いて、安心したように微笑んだ。

と、

「あ、ずりー!」

才夜の後ろからルイスと誠がのぞき込む。

「なんでお前らばっかり仲良くしてんだよー!
俺らグループだろー?!」

ルイスはそう言いながら光の持つ才夜のぬいぐるみを奪い、自身のぬいぐるみを光に渡す。
そして才夜のぬいぐるみをそのまま誠に渡し、自分にが誠のぬいぐるみを手にした。
突然のことに才夜も光も反応できなかった。

「これでよし!」

「何がよしだよ、ったく……」

光はため息をつく。

「えー、俺の美しいぬいぐるみルイスさんに行くんっスかー?」

「俺じゃ不満か!!」

「別にイイっすけどねー」

才夜は騒ぐ2人とそして手元の光のぬいぐるみを見つめ、

「……まあ、こういうのも悪くないか」

そうつぶやいた。




───────────────

前回の光才の小説からユニットが発表され
メンバーの顔合わせや打ち合わせも済んだ後、
まだ慣れないけど仲良くなっていく4人って設定

- 3 -


[*前] | [次#]
ページ: