2016/08/31 - 雨なのか、涙なのか、
どうして。
忘れたいはずなのに、忘れられない。
あなたの隣にいることが
こんなにも嬉しくて
幸せに感じてしまうなんて。
あなたにとってのわたしはどういう存在?
そう問い質したかった。
あなたのことが、好きだった。
そう告白したかった。
だけど、結局。
何も言えないまま、
あなたの背中が遠ざかってゆくのを見ているだけ。
ぶつけられるところだって、あるわけがない。
このままどこかに行ってしまおうか。
気付かれないように、眠って。
帰りたくない、って腕を掴んでしまおうか。
困った顔するかしら。
それとも、わたしをどこか遠くに連れていってくれる?
それでも、結局。
何も行動に移せないのは、
昔から変わらないわたしたち。
ドラマチックな展開も、
わたしたちには起こるはずもなく。
あなたが乗った電車が見えなくなるまで
ホームの端で見送ったことも。
耳に残る低い声も。
右肩の熱も。
雨に濡れながら歩いた帰り道も。
思い出せば思い出すほど。
深く吐かれた息は、溜め息というものなのか。
それすらもわからなくなるほど。
膝を抱えて。
思い出す。
昔のこと。今日のこと。あなたのこと。
気付いたら、涙で溢れてた。
ねぇ、どうして。
忘れてしまいそうなのに、忘れられない。