Poesie

2016/08/31 - 七の月


催涙雨を降らすのは 織姫でも彦星でもなくて
あなたであって欲しいのに それも違うの
わたしだけ わたしだけなの

色とりどりの願いと緑は
鈍色(にびいろ)の夜空に揺らめき
波のような音をたてる
その中にあるわたしの願いは
いつあなたに届くの
わからない わからないの

見えなくなってしまった天の川は 今どこにあるの
雲の上 それともあなたの心の中
どうすれば それは見えるの

催涙雨で濡れてしまった頬に 涙も伝う
何もかも あなたには知られないまま

七の月が 過ぎてしまう頃
きっとあなたは わたしをもう思い出さない
それでもわたしは あなたのことを忘れない
それでもわたしは あなたのことを待っている
あなたがそこにいるのかどうかも 知る術(すべ)をなくしてしまったけれど





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