「そうね、私もそんな島がいいわ」
「たまには穏やかな島でちょっとのんびりしたいよね」
「私はみんながいればどこだって楽しいわよ」

 ふふ、と笑われて、そんなのは私だってそうだよ、と重ねる。でもたまには外でお昼寝しても大丈夫なくらいのどかで平和な島でのんびりしたい。

「ロビンちゃん、もし穏やかな島だったら一緒に過ごしてくれる?」
「もちろん。楽しみね」

 すぐに快諾してくれたことが嬉しくて頬が緩みきってしまう。そんな私を見てロビンちゃんも嬉しそうに頬を緩めてくれるからいつまで経っても眠れなくて、私たちのために測量室で夜更かしをしてくれてたナミちゃんが部屋に戻ってきた時に早く寝なさいよと呆れられてしまった。

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 島が見えたぞォ!の大きな声にもぞもぞと身を起こす。一番最後にベッドに入ったはずのナミちゃんがもういなくて、早起きなロビンちゃんのベッドももぬけの殻で寂しくなる。昨日までは寝起きはどこか肌寒かったのに、今日はなんだか気温が柔らかな気がして何も羽織らずに部屋を出た。ルフィの声でみんな外に集まってきたのかチョッパーのはしゃぐ声を聞きながら約束をしていたロビンちゃんを探す。キッチンの扉から珈琲の匂いをまとったロビンちゃんが出てきて駆け寄った。

「あら、おはよう、よく眠れた?」
「うん! おはよう! こんなにいいお天気なんだからきっと穏やかな島だよ! 一緒にお出かけしようね!」

 どういう理屈だそりゃ、なんて見張りを終えて今から寝るのか眠たそうなゾロの茶々が入ったけど無視して抱きついた。そうね、と頷いて受け止めてくれて寝癖のついた髪を撫で付けてくれるロビンちゃんに甘える。

「どこ行く? 本屋さん? お花屋さん? 私は新しい服が欲しいな」
「ふふ、のんびりするんじゃなかったの?」
「あ、」

 浮かれすぎて昨日の話がすぽんと抜け落ちてしまったことを思い出して瞬く。

「あなたとならのんびりするのも、たくさん遊び回るのもきっと楽しいわ」

 とりあえず準備しましょうね、と鼻をつんとつつかれてはにかむ。はしゃぎすぎちゃった。恥ずかしい。

「のんびりしよ!」
「買い物しよ!」