貿易商の仕事をしている父の会社が詐欺まがいな会社に騙されそうになったので現在私が弁護人となり相手の悪事の数々を暴いている。
警察も手を組んでいるし、明日には問題なく判決が下るだろう。
大企業ともなればこういった事も避けては通れないのだが、あの考古学お人よし馬鹿が跡を継ぐとなるとますます私の仕事は増えそうなどと思いつつ、久しぶりに家に帰ると甘い匂いが広がっていた。


ディオ「WRYYYY!!!ジョルノっ!!!!なんてうらやましいっ!!!!」

ジョルノ「ぱーぱ、うるさいです・・・」

『ディオ・・・;先生がこんな厨房なんて召使が来る所に来ちゃだめでしょう?
あとちゃんと「ただいま」って言った?』

ディオ「くぅっ・・・た、ただいま」

『はい!お帰りなさいディオ、お疲れ様ですっ!』
ジョルノ「ぱーぱおかえりっ!!おちゅかれさま!!!」

ディオ「・・・ん///」


未だにこの、出迎えは慣れない。ジョルノが生まれてから、仕事も忙しくなりあまり構ってやれないと言うのに、家庭を顧みない父親だと言うのに、この息子は私にもよくなついている。
久しぶりの晃を腕の中に閉じ込めて思いっきり晃の香りとチョコの甘ったるい晃を肺の奥へと吸い込んでいると、ジョルノが私の服を引っ張って晃からはがそうとしてきたあたり、けっこう私に似ていると思う。


ジョルノ「ぼくたちいまいそがしのっ!!ぱーぱまんまはなしてくださいっ!!
ぱーぱはあっちいっててください!!むだむだっです!!!」

ディオ「なにっ!!私だってもっと晃を堪能したいし私だって晃の指をくわえたいっ!!
それにコレは無駄じゃない大事な夫婦のスキンシップだ!!」

『Σ子供に向かって何を言っているんだっ!///
ほらディオ、駄々こねてないで?帰って来たって言っても、夜もお仕事なんでしょ?
少しは寝ないと・・・』

ディオ「・・・お前といる方が安らぐ」

『もう・・・』


コレは嘘ではないし心からそう思うのに、晃は夫婦となった今でも御世辞か戯れだと思って俺の体調を気付かうのだからもう何だ可愛らしい。


ジョルノ「うぅうう〜うえっ・・・むだああ!!!」

ディオ「Σグッ!!」

『ごめんねージョルノ、忘れてたわけじゃないんだよー?』

ジョルノ「まんまはぼくのだもぉおお!!うええええええん!!!」

『はいはい、そうだねー、まんまはジョルノのまんまだよー?』

ディオ「なにっ!?それは聞きづてならな
『ジョルノー?ぱーぱねむねむさんみたいだから寝室に連れて行ってあげて?
ジョルノはぱーぱと一緒に寝てあげられるかな?』

ジョルノ「うっうっ・・・うん・・・ぱーぱ・・・おひるねいっしょにしてあげます」

ディオ「ぐっ・・・・・・」


ジョルノにボクシングフォームを教えたのはこの私でもあるのだがまさか自分で食らうとは。
久しぶりに会えたと言うのにジョルノばかり構う晃に少し嫉妬心はあるものの、やはり我が子からの誘いは断れず、ジョルノから差し出された小さな手を握りつぶしてしまわるように注意して握ると、ジョルノは私を部屋へと連れて行ってくれた。


ディオ「ん・・・」

『ごめん、起しちゃった?』

ディオ「いや・・・そうだな、帰ってきてたんだ・・・もう夕方か・・・」


ジョルノを寝かせて晃に会いに行こうと思っていたのだが、どうやら心地よい体温と素直に睡眠不足のせいでそのまま一緒に寝てしまっていたようだ。
ベットが沈んだ事に気がついて目を開ければ、私の腕の中のジョルノをとても嬉しそうに撫でる晃が目の前にいた。
何だ天使か。


ディオ「なにがおかしい?」

『え?』

ディオ「笑っている・・・」

『んー、昔の僕らみたいだなって・・・ちょっと懐かしく思っちゃって』

ディオ「・・・そうだな、あのころの晃にジョルノはよく似ている」

『ディオ?』


晃の手を取ると、細くやわらかいと言ってももうちゃんと大人の男の手だ。
だがとても心が安らぐ。
自分の頬へとそれを当てると、それだけで赤面する晃が可愛らしくてつい悪戯をしてしまった。
おかげでジョルノが起きた後に少しからかってやればわき腹に蹴りをくらったのだが、そこはジョルノにも殴られた場所で忘れていた痛みが再度襲った。


ディオ「ぐっ・・・そういう所はお前に似ているな」


痛いはずなのに、なぜかそれが嬉しく感じた。
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