六萬hit 恋人企画 1 Triple Nine
ジョルノ「 ジョナ お 様が 「ジャパ は2/14に愛の告白を よ」って」
予定よりも遅くなったのは仕事が長引いたからだけではないのだが、急いで帰ってきた私はいつもならもう寝ているはずのジョルノの声に気づいた。
ジョルノ「だからぼくもっまんまあいしてるって言わなきゃって!!」
『え///あ、あぁありがとう、僕も愛し
ディオ「俺の方が愛している!!!!」
『ディオ!?』
ジョルノ「ぱーぱ!お帰りなさい!!あのね!これまんまと僕で作ったんです!!
はっぴぃばれんたいん!!」
いかん、驚かそうと思ったのについ出て行ってしまった。私に気づいたジョルノが駆け寄ってくると、何やら箱に入ったものを渡された。
いびつだが緑色のリボンで結ばれており、カードに私名前と、toの後には二人の名が書かれていた。
昨日作っていたあの甘ったるい匂いの者が完成したのだろうと思うと、私の足にしがみつくジョルノに、体も心もくすぐったかった。
ディオ「あぁ、ただいま・・・その・・・有難うジョルノ」
『おかえり、遅かったね?お疲れ様!
ジョルノ、パーパが帰ってくるまで起きてるって頑張ってたんだよ?』
ディオ「そうか・・・晃・・・その・・・少々萎れてしまったが・・・」
ジョルノ「わぁ!!真っ赤で綺麗なお花がいっぱい!!!」
枯れたどころか、走ったせいで花弁が少し散ってしまったようだが、君は満面の笑みで、それこそ薔薇に負けないほど綺麗な赤い色に顔を染めて受け取ってくれた。
『わっ///』
ディオ「男相手に花だとか、芸も無く今年も深紅のバラにしてしまったとか、その、言いたい事はわかるがコレしか思いつかなかった・・・受け取ってくれるか?」
『ううん///うれしいよ・・・とっても嬉しい・・・僕変かな?///』
ディオ「へっ変じゃない!!そうか・・・よかった///」
恋人になって初めてのバレンタインに、一本の薔薇を送った。
愛の言葉はいつも囁いているのに、柄にもなく恥ずかしくて、カードもなにも無い一本だけ・・・。
そうしたら恥ずかしがり屋の君は手作りのチョコケーキを俺にくれた。
ちゃんと箱に入れてリボンを結び、カードを添えて・・・「愛している」と言ってくれた。
次の年、俺は花束を、君はビターのチョコケーキを。
お互いのカードと愛の言葉を、感情を共有した。
その次も・・・その次も・・・変わり映えのない同じプレゼント。
お互い、選ぼうと思えば誕生日や結婚記念日の時ようにお互いに似合うであろう物が思い浮かび、ほしいであろうものがわかるのに、他にも選択肢はあるのに・・・。
この日だけは毎年同じプレゼントを、どちらが何を言ったわけでもないのに送り合っていた。
来年もその次も、同じものがもらえ、同じ言葉がささやけると言う幸せが・・・こんなにも嬉しいものだとは思わなかった。
きっと、毎年のように顔を赤らめながら花束を喜んで受けとって、添えたカードを嬉しそうに同じようにつまんでいる彼も、俺と同じ気持なのだろうと思うと、それも嬉しかった。
もらった箱を開ければ、想像した通りのガトーショコラ、その上の少し形がいびつなハートの板チョコのようなデコレーションは、きっとジョルノの作ったチョコレートだろう。
ディオ「・・・(ぱきっ)」
ジョルノ「ぱーぱ!それ僕が作ったんです!おいしいですかっ?ひゃくてんですか?」
ディオ「・・・まぁまぁだな、70点」
ジョルノ「まぁまぁ・・・ですか?おいしくないですか?」
ディオ「・・・これも美味いが、きっと来年はもと上手くなっているだろうと思ってな」
ジョルノ「!はいっ!!らいねんもつくりますっ!
ぱーぱに美味しいって言ってもらえるように!!ひゃくてんもらいますっ!!」
そんなジョルノとのやりとりを、99本の薔薇を抱えた君はくすくすと笑いながら見ていた。
ディオ「・・・なにがおかしい」
『会食のフランス料理のシェフには、10点も挙げなかったのに随分甘いなと思ってさ』
彼は笑いながらジョルノの手を取って、早く寝ないとねと言ってジョルノを抱き上げた。
私は彼から眠そうなジョルノを受け取ると三人で寝室へと向かっていった。
ディオ「甘いのは仕方ないだろう・・・チョコレートだからな」
来年は、晃とジョルノに999本の薔薇を送ろう