六萬hit 恋人企画 2 Dozen
観光客の女性を船着き場に案内しようとしたら、後ろにいたはずの晃がいなくなっていた。
街に詳しい俺が女性を案内し、晃は別の用件を済ませに行く。
まぁ、コレはいつもの事なので特に気にもせず、ついでにお勧めのお店をいくつか教えた後屋敷に帰ると、いいにおいの方向に進めばエプロン姿の俺の恋人がいた。
さっそくただいまとハグとキスをしようと駆け出そうとした時、首の後ろをジョセフに掴まれそのまま引きずられて別室へ連行された。
シーザー「はなせこのッスカタンっ!!何なんだいきなりっ!!」
ジョセフ「なんなんだとはテメー随分じゃねぇか!俺の可愛い可愛い晃ちゃんを一人大荷物持たせてほったらかしやがってっ!!」
シーザー「大荷物?買い物って今日の晩飯の補充分だけじゃないのか?」
Q「その予定だったんだけどね?出かける前にシーザーと一緒に行くから買ってこれるよって晃が嬉しそうに言ったから、私が在庫分まで多めに頼んじゃったのよ〜」
シーザー「まさかっ晃はその分まで一人で買って帰ったのか!?」
ジョセフ「そこも問題だか、そこだけじゃねぇよシーザーちゃん!!」
Q「そうよッ!!恋人をほてほかの女に声かけるなんてっ!!」
シーザー「ちょ、ちょっと待てッ!最初は晃の方が声をかけようとっ
俺は案内をしただけだっ困っている女性を見かけたらほおっておけないだろう!!
それにこの俺の方がこの町には詳しい、案内は俺が向いていると判断しての行動だ!
それとも、晃が何か言ったのか?まっまさか悲しそうな顔してたのか!?」
も、もしかして焼き餅を焼いてくれたのだろうか?それはそれで、少し不謹慎だが彼氏として申し訳ない半面凄く嬉しい。
あぁ晃、今すぐ抱きしめて謝って君が一番だからと愛をささやきに行きたい。
Q「うっ・・・それはそうだけど・・・晃が行こうとしてたのなら・・・いいのかな。
特に怒ってるわけでも悲しんでる様子どころか私達が起こってるのがわけがわからないって感じだったし・・・」
シーザー「だろう?・・・」
ジョセフ「はぁ・・・シーザー、今「なんだ、嫉妬してくれたわけじゃないのか」なんて悠長なこと思ってんじゃねぇだろうな!?
いいか!?問題は、まったく怒っていないってところだぜ?!」
Q「え、どういう事?」
ジョセフ「テメーさっき、晃が行こうとしたのを止めたつったな?自分の方が案内できるからだとか思ってるみてぇだがそれだけか?本っ当ーにっ?!
貴様は次に「それ以外に何がっ・・・っ!!」と言うっ」
シーザー「それ以外に何がっ・・・っ!!ハッ!!」
このやりとりで、自分の深層心理と言うものに気がついた。
ただ単に効率がいいとか適役だからとかいう理由だけではない。
少なくとも、それは後付けされた理由でしかない。
俺と出かけている時に、困っている人を見かけた晃が駆け寄る事に、脊髄反射のように手が出て制止してまで自分が出て行くのは・・・。
シーザー「晃に・・・他のやつと親しく話してほしくないから・・・。
たとえ相手が困っている女性でも・・・笑って二人で街中を歩いてほしくない・・・」
ジョセフ「そうだぜ?(思ったよりあぶねぇ発言だったが、このさい置いておこう)
俺が心配しているのはてめーの方だシーザー!
それを踏まえて!!「女性と二人っきりでこんな時間までどこ行ってたかわからない野郎に!欠片も怒らない」ってことがどういう事か!!」
シーザー「晃は・・・俺が女性と出かけることを・・・何とも思っていない?
なんとも・・・気にかけて・・・くれて・・・ない・・・」
沈んでいく気持ちと体に、さっきまで御子ていた様子のスージーQがワタワタと俺の背中に手を置いてくれたが更にみじめな気分になった。
そう、俺は信頼されているんだと、そう考えていたが、少しはきっと怒っているんじゃなかろうかなんて自分勝手な考えも持っていたんだ。
怒ってもっと僕にかまってなんて言ってくれる晃を少なからず想像していたんだ。
name1#が話しかけようとしている相手にすら、先に感づいて制止して自分が勝手出ていただけの俺のほうがよっぽど嫉妬していたんじゃないか。
だが、今までケンカどころか愚痴の一つも何もないどころか、むしろ何とも思っていない姿を見るあたりコレは信頼されているどころか・・・
シーザー「・・・呆れられている?見放されている?」
ジョセフ「おい、シーザー?シーザーちゃん?;もしもーし?」
Q「ジョジョ・・・シーザーショックで固まって動かないんだけど;」