『えっと、お兄ちゃんに似ているんですか?
名前も同じなんて奇遇ですね!でもこのへんで僕のお兄ちゃんにそっくりな子は見たことないなぁ』

「そうか、いや、てっきり先に来ているものだと思ってね、私たちもこの時期を狙って
遠くまで来たものだから。人も多いしはぐれたのかも知れん」

ディオ「なっ!!お前晃の言葉がわかるのかっ!!」

「あぁ、君はわからないのか。そうじゃよな、いやしかし久しぶりに聞いたから懐かしいのぉ」

『えへへぇ、僕もです』


お兄ちゃんの腕の力が強くなって苦しいけど、こうして日本の方とお話しできすのはすっゲェ嬉しいしほっとする。
僕がサイさんのことを説明しようとして一生懸命英語を離していたのですが、かわりにどうやらおにーちゃんに説明してくれているようで英語がペラペラと。
僕は、帽子を拾えずにいるため、帽子をかぶって猫耳を出すわけにもいかず適当に頷いておく。


ディオ「弟が・・・迷惑をかけたな」

「いや、かまわんよ。君も、弟が大事なんじゃな」

ディオ「・・・」


何故か、さっきから僕はおにーちゃんに抱っこされたままなんですが、サイさんさっきおにーちゃんになんて説明したんだろうか、ずっと睨んでいるように見えるのですが。
向かい合わせで抱きしめられているので、サイさんの顔は見えないけども、僕も何か話そうとする度におにーちゃんがギュッと力をこめてくるものだから顔が押し付けられてしゃべれない。


サイ「なるほど、似ていないと思ったら血のつながりはないのか」

ディオ「そんなもの無くて結構だ!!
俺と晃はっそんなモノなんかなくたって!!」

サイ「すまない、そういう意味で言ったわけではないのだが、気に触ってしまったようだ。
そうか、大事な弟なのだな。
わかるよ、私も、君ぐらいの弟がいてな・・・本当にそっくりなんだ」


ここに帰ってくる前に、おにーちゃんと僕会う前に、すでに街の猫たちにサイさんの匂いから弟さんを見つけてくれるように頼んでいるし、そのことを話したら僕と一緒にいた方がいいという結論に至り三人で壁際で猫の帰りを待っている。
おにーちゃんの胸の中、顔は見えないけど、その声は辛そうだった。
きっと、猫に任せてこの場で動けずにいることが辛いのだろう。
うぅ・・・僕も自分自身で探しているわけではなく結局のところ他人任せなので早く見つかる事を祈るしかできないのが申し訳ない・


『ごめんなさい・・・やっぱり僕も一緒に探しに行きます!!』

ディオ「ダメだ!!さっきのヤツが起きてお前を探してるかもしれないだろう!」

サイ「そうだよ、それに君が謝る事じゃない、」


やっと話せたと思ったらまたおにーちゃんが僕の頭と体を思いっきり抱きしめて、二人の言葉にろくに返事もできないまままた二人が話しだした。
なんだろうか、おにーちゃんもいつもの通りに猫かぶりつつ話しているけども、まぁ楽しそう。
サイさんの笑い声も聞こえて・・・うむ・・・英語がっわからないっ!!!!


『(むぅ・・・僕も混ざりたい・・・ずるい)』

「にゃーぅ」


猫の鳴き声に足元に視線を向ければ、先程から来ていたコインをもたことは違う何も加えていない、そう、サイさんの弟君を探しに行っていた猫が帰ってきた


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