服が来るまで黄色いお兄さんの腰に巻かれた布に一緒にくるまって、イスに座っているお膝の上で抱っこされていました。
さっきまでいた変な頭のおじさんは生足がやばいお兄さんに摘まみ出され、その人も部屋の外にいるので今は二人だけです。


『おにーさん、暑くないですか?
あの、僕適当にそこら辺の布一枚貰えれば』

DIO「DIOだ、DIOにーさんでもいいぞ?
それに、この部屋にはお前に相応しい生地はないのでな、すぐに来る」


相応しいって、その床に無造作に敷かれているのもどう見ても高そうなんですけど!?
あれか!!逆に高いから相応しくないのか!
なるほど、確かに僕もできれば安い方をお借りしたい。


『(それよりもさっき言ったのって名前・・・だよね?)
でお・・・さん?おにーちゃんのお名前と一緒ですね!
でおおにーさん!』

ガンッ!!!!

『Σでおおにーさん!!?』


何の音かと言えばおにーさんが豪華なイスの太っとい柱に頭突きした音で、その柱が砕け散った音です。
アワワワワと腕の中でおにーさんの顔をガン見していると、おにーさんは大丈夫だといって僕の頭を撫でてくれました。
特に怪我もしているようではなかったので、振り向いた拍子かなにかで、イスも古そうだし柱ももろかったのかな?
そうしているうちにすぐ頭の・・・というか髪がこう、縦に長いおにーさんが服を持ってきてくれたようです。


『お洋服・・・あれ?これ、長い布です?
(しかもキラキラしてめっちゃ高そうなんですけど!?)』

テレンス「生憎、子供用はさすがに用意がありませんのでこれを巻いて洋服変わりにするんです。
晃様はこういった民族衣装は初めてですかね?
布を巻くにも色々ありまして、なかなか難しいのですが私が着せますからどうぞご安心を」

『うん!はじめてです!わぁ楽しみ!!何から何までありがとうございます!』

テレンス「ではDIO様、晃様を膝から降ろしになってください」

DIO「・・・着せる時、また晃の裸を見るのか」

テレンス「・・・そうしないと、お着せすることがっ;」

DIO「カンガか、それならば私が着せよう」

テレンス「っ!かしこまりました、では私はお食事の準備をしてまいります。
これにて失礼を、何かありましたら気兼ねなく呼んでください」

『うん!ありがとうてんれす?さん』


僕に向かってそう言った後、ニコリと笑うとお食事の用意とやらが忙しいのか血相を変えて部屋から出て行ってしまった。
でおおにーさんとやらは僕を床に立たせるとじっくりと足先から顔まで来てまた足先へと何往復か見ている。
めっちゃじろじろ見られているんですが子供の裸なんか、しかも僕の体とか見て楽しいですか?
・・・楽しそうですね。


『(催促するのは申し訳ないけどさすがに恥ずかしいし)
でおおにーさん?あの、お洋服・・・』

DIO「いやなに、折角だ。
・・・フム」


お兄さんは何か思い付いたのか手に持った布を何枚かテキパキと巻き始め、時折「痛くないか」「きつくないか」「少し引っ張るぞ」等気づかってくれてどんどん巻かれている布。
一枚が透けるぐらい薄いから重くも熱くもないが、巻き終わるとそれは本当に洋服、むしろ踊り子か何かのようにフリフリヒラヒラと舞って大変可愛らしい。僕でなければ。
ぐるぐる巻きでもいいかとおもっていたので、多少何かに引っかけてしまいそうで歩きにくそうではあるけどすごく上手い。


DIO「ふふ、やはりお前には黄色が似合うな。とても可愛らしい」

『黄色ですか?でおおにーさんと一緒ですね!ありがとうございます!』


欲を言えば女の子じゃないから胸だけ隠すよりいっそのことおにーさんのように上半身裸でもいいのだけれど。
おにいさんはまた僕を抱き上げると頬に何度もキスをしてくれたので 、日本語がわかると言えどやはり外人の方だったのかと僕もテレ臭いがキスを一回だけ返す。


DIO「っ!!!」

『(うわあっキスしたら急にぐらついてっ)
でおおにーさん?だいじょうぶですか?ぼくおりるよ?自分で歩けるよ?』

DIO「いや、大丈夫、さぁ一緒に君の大切な兄を探しに行くとしよう。
必ず見つけてあげるよ・・・晃」


僕が自分で合うくと言っても離す様子がないおにーさん、立ちくらみだろうか?
そう言えば体温も低いし貧血ぎみなのかな?
僕は少しでも子供体温を分けてあげられるようにプラス上半身裸でなにも掴むものはないので
しがみ付く感じに分厚い胸板に腕をまわして(はい、腕の長さの方が足りない!!)抱きついていることにした。


『(わぁ、お部屋の外にいたのかこの生足おにーさん)』

DIO「この館には・・・浮浪者も入ってきてしまうからな。
私から離れるなよ晃」

『・・・浮浪者』

ヴァニラ「ご安心を、私が指一本、いえ貴方の目にすら写させは
『おにーちゃん・・・大丈夫かな』

DIO「晃・・・心配するな、ヴァニラにも探させに行こう」

ヴァニラ「はっ」


そうか、バニラさんて人は用心棒さんなのか、甘そうな名前だが確かに強そうだ。
それならおにーちゃん見つけてくれたら安心して任せられる!!
でおおにーさんの言葉ですぐにバニラさんは僕らと逆の方向へ消えてしまった。
もう声が聞こえるかわからないけど


『おにーちゃんのこと!お願いしますバニラさんっ!!!』

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