「おや、DIO様?・・・何かお持ちのようですがお運びしますか?」

DIO「ンドゥールか・・・足音だけでわかるとはさすがだな。
心遣い感謝するが、しかしこれは誰にも触れさせたくはないものでね」

『んど?んう???んうーる???』

「子供の声・・・子供、ですか?何故子供が・・・」


薄暗い館の中を少し歩きおにーさんに僕の体温が少しうつってきた頃、コッコッコッという音が近づいてくると共に蝋燭の明かりに照らされた杖を持った男の人が僕らの前に現れた。
彼はこちらを見ている様子はなく、僕の声を聞いて僕らの方を向いてはいるものの、その目はでおおにーさんの顔にすら向いてはいなかった。


『おにーさん、おめめ・・・』

「あぁ、これは生まれ付きで・・・なんだろうか、君は何処かで会った事があるかな?」

『あのっ僕晃・ブランド―っていいます』

DIO「こら晃、気軽に姓を名乗ってはいけない、父親は悪名で知られているからね」

『あっ、そうだった』

「晃?・・・晃様?しかし・・・これはいったい・・・。
以前におっしゃられていたスタンド能力ですか?」

『すた、んど?まえ?』

DIO「訳あってな、今は大事な兄とはぐれてしまって探しているそうなのだ。
そうだ、彼にも頼もう」

『あっあのっ僕この館に迷っちゃって、僕より二歳上のっあのこのおにーさんと一緒の金色のっ』


でおおにーさんにいわれて一生懸命おにーちゃんの特徴を離すもこのンウールさん目が見えないんだっけ。
ああどうしようどうやって伝えようかっ!!!


『そっそうだ!ンウールさん!お手手出して!!』

ンドゥール「手?・・・っ!!」

『あのね!おにーちゃんのお手手このお手手より大きいの、でも僕と一緒でとてもあったかくてね!
あと髪の毛も色は違うけど、触った感じとか一緒でフワフワなの!こんな感じ!!
あとね!あとっ』

ンドゥール「いや、フフ、わかりました。貴方の体温とこの髪の質感はとてもよく覚えています。
子供の足音を見つけたら握手をして、その後頭を撫でてあげれば、わかりますね」


おにーさんの手を握った後、そのてを僕の頭に乗せていっしょうけんめいせつめいしたら、僕の言いたいことがわかったようだ。
有難うとお礼を言って手を振ると、見えていないはずの彼も手を振り返してくれた。
それを不思議に思ってでおおにーさんに言うと。


DIO「あぁ、この館は風が通らないからな。空気の微かな動きでわかったのだろう」

『(マジかよ、じゃああんな恥ずかしいことしなくても年齢身長体重とだいたいの体格伝えたらわかるじゃんか!!)
うぅ・・・恥ずかしいことしちゃった』

DIO「兄を探すのに一生懸命だったんだ、恥ずかしがることではないが、
私が彼に言った言葉は覚えているか?」

『?(なんて言ってたっけ?)』

あぁそうだ足音だけでわかるの凄いね的なこと言ってたね!
そうか足音だけで子供がいればすぐわかるのなら心強いね!!
そのことをおにーさんに言おうとしたら今度はまた違う人に声をかけられた。


「なっDIO様?!その子供は・・・まさか晃様とのっ!!」

『あれ?おにーさんも僕の名前知っているの?
わあ!おにーさんカウボーイさんだ!かっこいい!!』

「は?名前って・・・晃・・・が?え?
なんだお嬢ちゃん、よく見れば可愛い顔してこりゃ数年後が楽し・・・み・・・」

DIO「ホルホース、その勘違いは嬉しいがな、話すと長くなる。
テレンスにでも聞いてくれないか」

ホルホース「ひっひいっ!!!!申し訳ございません!!」


うん、まぁこんな薄暗い通路で今のフリフリヒラヒラの恰好を見ればお嬢ちゃんに間違われるのはしかたないと思うからそんなに顔を青くして謝らなくてもいいのだけれど。
かれは見かけによらず気ぃつかいさんのようだ。
さっきまでお茶羅家で口説いていたのに一気に滝のような汗を流しすぐさまUターンして走り去って行ってしまった。


『あう、おにーちゃん見つけるのお願いしたかった』

DIO「あいつはあまり屋敷にはいないからな、そうだそろそろ食事の時間だ。
広間へ行ってみようか晃」

『うん・・・でも僕・・・もうちょっと一人でも探します』

DIO「匂いに誘われて君の兄も来るかもしれない」

『そっか!!行ってみます!!』

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