童話 美女と野獣
イギ―「[おい、晃がいねぇがどこに行ったんだ?]」
花京院「晃を探しているのかい?先に帰っているはずだよ。何やら昨日の梟が手紙を持ってきて・・・」
イギ―「[あー、ポルナレフとジョセフの野郎が怒ってるのか?しゃーない、俺も帰るか]」
花京院「君も帰るのかな、また遊びに来るといい」
イギ―「[ケッ、テメーの目的は俺じゃなくて晃だろ。鼻の下伸ばしやがって]」
窓からあの犬が屋敷を出て行くのを見送ると、未だ自分のベッドに寝ている晃を優しくゆすり起こす。
暗闇の中の蝋燭の光でも綺麗な顔をしていると思ったが、こうして火の光にあたっている姿は本当に天使のようだ。
『んー・・・あれ、僕。あのまま寝たのか・・・おはよう承太郎!』
承太郎「あぁ、おはよう」
『さて、そろそろ帰らないと・・・
承太郎「待て!」
?どうかしたの承太郎』
承太郎「あ・・・いや、来ていた服がまだ乾いていない。あと一日泊って行くといい」
『あ、そっか。でもジョセ兄さん達には今日帰るって・・・』
承太郎「それなら、一緒にいた犬が先に帰っている」
『イギ―が?伝えにいてくれてるのかな。じゃあもう一日お世話になっていいかな』
承太郎「あぁ。一日と言わず、ずっといてくれて構わないぜ」
『優しいね、有難うお言葉に甘えさせていただきます!』
承太郎「じゃあ、今日はこのドレスに着替えるといいっ!」
『・・・え?
(ドレスって言ってるから本人もわかってるけどこれドレスだよ肩がバックリ空いてる可愛らしいドレスだよ)』
晃の代わりの着替えを用意させて、手渡すとそのまま俺の目の前で着替えてくれた。
くそっカメラを持ってくるんだったぜ。その光景を鼻を押さえながらガン見すると、背中のチャックが閉められないのか俺に頼んできた。
この姿で旨そうだの食いたいだの言うと別の意味でビビられかねないのでぐっと我慢する。