童話 美女と野獣
ポル「おい心配したんだぞ晃!」
ジョセフ「まったくじゃ!イギ―が帰って来た時には晃は先に帰ったというし!ワシのスタンドで念写した屋敷に行こうにも、イギ―の鼻を使ってもたどりつけずっ」
森から出るまでアヴドゥルさんに送ってもらい、そこからは一人で帰り、家に着くとポルナレフさんが飛び出してきて抱きしめてくれたのだが、力いっぱい締め付けられて息苦しいところをジョセ兄さんに助けてもらった。
とにかく一旦家の中に入り詳しい事を聞かれたので、屋敷について容姿以外のことは二人に話した。
ポル「それにしても晃、おまえそんな露出の高い服着て行ったっけ?
そりゃ似合っているけどよ、なんか女物みてぇだが、随分可愛らしいカッコしてるなぁ」
『あ、これはその屋敷の人が貸してくれて』
ポル「Σなにっ!?おまえ、そこの変態くせぇやつに何か変な事をっ!!」
ジョセフ「なんじゃとッ!?晃っそうなのか!?」
『されてないされてない(ワンコだったし)。とっても優しくていい人だったよ』
イギー「[ほれみろ、やっぱり無事じゃねぇか]」
『イギ―も心配してくれてありがとう』
イギ―「[・・・ふん///]」
ポル「どっちにしろ、そんな怪しい所もう行くんじゃねぇぞ?」
『うん・・・』
ポルナレフさんに頭を撫でられた時に、屋敷で僕の頭を撫でてくれた承太郎を思い出す。
きっと、僕が余計な事を言ってしまったから、怒らせて追い出されたんだろう。
あのあと、花京院に聞いたが、長い間ずっとあの屋敷で一人で過ごしていたらしい。
人に会うのが嫌いだと聞いていたが、眠れないと言った時にはずっと話し相手になってくれたし、僕と話す承太郎は楽しそうに見えた。
暗がりを歩く時には優しく手を引いてくれて、眠るときはずっと自分の爪を気にしながらも頭を撫でてくれた。
そんな僕を気にかけてか、ポルさんもイギ―さんもずっと一緒にい過ごしてくれた。
あの日からずっと承太郎の姿を思い出しているうちに、皆が気がついた時には家を飛び出して、霧の中またあの館を探し歩いていた。
周りの動物たちに聞いて案内させると、入り組んだ森をグネグネと曲がって屋敷にたどりつく事が出来た。