童話 白雪姫
プッチ「昨日はどうだった?晃が君に何を渡したらいいのかと相談してきたから私なりにアドバイスしたのだが、私からのプレゼント上手くはいかなかったかな」
DIO「あぁ。最後まで完食は出来なかった」
プッチ「あ〜・・・やっぱり昨日のあの音は君の部屋か」
あの後、晃の部屋に窓から侵入した承太郎が、晃がいない事に気がつき、俺の部屋に殴りこみに来た。
もちろん、あの状況を見た承太郎は有無を言わさず私の顔面を殴りつけ、そのまま私は壁を粉砕し庭に吹き飛ばされてしまった。
そこからは何時もの通りスタンドバトルとなり、御蔭でいま私の部屋は影が崩れ落ち部屋一面に日の光が射してしまっている。
他にも部屋や家具が破壊され、屋敷の者たちが修復作業を行っている。
晃はというと、体を中途半端にされたまま手首を縛られているため助けを呼ぼうにも呼べず、プッチの所まで避難しに行ったらしい。
別館に泊っていたため、戦いに巻き込まれない為にそのまま一晩一緒に過ごしたそうだ。
信用のおける親友とあっても、あの晃を見て手を出さなかったのかと疑ってしまったが、晃の様子も普段通りなので、彼の理性には感服した。
さすが聖職者と言ったところか。
プッチ「まぁ、今更プレゼントしたところで意味は無いだろうけどね」
DIO「・・・」
至極面白そうに笑っている親友の顔を睨む。こちらとしては真剣に悩んでいるのだ。
ましてや昨日あんな事があれば、さらに期待してしまうというのに。
プッチ「君もけっこうそういうところがあるんだね。
意外だな、彼の事は何でもわかっているつもりでも、本当に欲しいものは気付かないのか。
昨日の夜僕の部屋に来た晃は確かに魅力的だった。
暴漢に襲われた顔ではなく、まるでお預けをくらってしまった可哀想な君の愛猫に見えたけどね」
DIO「どういう事だ」
プッチ「彼の「愛」を「手に入れる」事は難しいと言ったろう?
なにせ、君はもう手に入れているのだから」
DIO「手に入れている・・・」
プッチ「もっとも、あげている本人すら気づいていないのだから、無理もないかな。
なんとも鈍感なお姫さまと王様たちだね」
プッチが書斎から出ていくと同時に晃が三人分の紅茶を持って入ってきた。
プッチは晃に何か言うとそのまま書斎を出ていき、顔を赤くした晃が私の前に紅茶を置いた。
DIO「晃・・・今夜、私の部屋で昨日の続きをする」
『え?///』
DIO「もし、拒むのならば来なくてもいい。拒んでも今まで通りこの屋敷で一緒に暮らそう。
もし望むのならお前の為にここからとい森の奥に城を建て、そこに別々に住んでも
『行く!!///』
珍しく晃が声を荒げて俺の言葉を遮った。期待していた、予想外の返事が聞こえて、本当かと確かめれば、更に顔を赤くして目を合わせてはくれないが確かに頷いてくれた。
DIO「昨日のキスのような事をするのだ、嫌ならば無理しなくていいんだぞ?」
『あの・・・えっと、い・・・やじゃ・・・なかったです///
それにえっと、神父さまがね、お願いすれば平気だからって』
DIO「おねがい?」
『あの、良く解らないから、初めてだし・・・?///優しくしてください・・・?///』
「愛」が欲しい。
彼からの唯一無二の「愛」
あぁ、友よ 友よ。
私を世界で一番愛してくれる人は今目の前に