まぁ、それでも溺愛されているのは二人に子供がいない反動かなと、この家に来てからお友達になったトカゲさんに相談したところ、


ディエゴ「それはもうセクハラ紛いではなくセクハラ・・・いや、犯罪者だ。他に最近おかしなことはされていないか?」

『そうなの?「君に差し込める穴がなくて残念だ。今度おもちゃを作らせよう」とか言われ
ディエゴ「今夜俺とこの家を出よう!!すぐ出ようっ!!」

『え?でも・・・ここ以外住むところも無いし、それに僕がいなくなったら二人が悲しむかも・・・』
ディエゴ「悲しむどころか発狂するだろうがその前にお前が発狂する目にあわされるぞっ!」

『う、うりぃ・・・;』

ディエゴ「何度も言っているが、住む所がないなら・・・俺のところに来るといい」


いつもの意地悪な目ではなく、僕の両手をつかみ真剣に瞳を見つめて言うトカゲさんの言葉に、その目の気迫に押されて頷いてしまいました。
何もかも二人にやってもらっていたし、この生活も恥ずかしさ以外は嫌いではないのですが、できれば外で自由に暮らしたいのも本音です。


『でも・・・トカゲさんに迷惑じゃない?』

ディエゴ「迷惑なものか、お前が手に入るならお安い御用さ。
あと、トカゲじゃない、恐竜だ。何度言えば直すッ」


トカゲさんが怒って口元がくわっっと大きくなって、ちょっと怖いけど笑って謝ればすぐに元に戻って許してくれるので、そんなところも好きです。
僕はいい友人を持ちました!


『じゃあ、お願いしようかな?でもどうやってここから外に行こう・・・。ここ、ビルの何回かわからないほど高いし、僕トカ・・・恐竜さんみたいに壁登れないし』

ディエゴ「(案外すんなり・・・いや、この様子は俺の申し出を勘違いしているな・・・おおかた、友人として同居する程度にしか思っていないのだろう)
昼間はすぐに見つかってしまうからな、今夜、あの窓からいつものように入るから、君はそこで待っていてくれれば俺が背負って下まで降りよう。
あと、いい加減名前で呼んでくれないか?」

『(ディオ兄さんの顔で他の名前を呼ぶって言うのもなんか変な感じが;)
そ、それよりもさ、夜は昼間と違って鍵がかけられるしどうやって・・・』

ディエゴ「?まぁいい。
君からかぎを開けるように頼んでくれればいい、暖かくなってきた時期だし、風にでも当たりたいとな。
ベッドで睡眠を妨害する事はしないようだから、クッションでも詰めておけば気付かないだろう。
それにもし鍵がかかっていたとしても開ける方法などいくらでもあるからな」

『開けてもらえなかったらまた次の日にでも?
ディエゴ「その次の日にもあの大統領におもちゃ突っ込まれる羽目になるだろうからその前にここから脱出するんだよマヌケっ」


ひそひそ話していたせいで近づけていた顔にデコピンを食らいましたっ。
痛さで顔を伏せてると上から楽しそうなトカゲさんの笑い声が聞こえてきたので、お腹に頭突きしましたが、びくともせずそのまま抱きしめられました。


『(あ、嬉しそうにしっぽ振ってる。ちょっと寂しくなるけど、僕もトカゲさんと暮らすの楽しみだなー)』

ディエゴ「(あいつの玩具なんぞに奪われてたまるかっ。晃を本当に手に入れるのはこの俺だっ)」

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