童話 親指姫
そんなこんなで地面に放り投げられて転がっているうちになにやら柔らか温かいものにキャッチされました。
ジョニィ「いってぇ・・・何なんだいきなり」
『いたたたた・・・Σすいませんすぐ上からどきますっ!?』
ジョニィ「なに?あんた、さっきジャイロに・・・投げ・・・」
『あ、虫さんのお知り合いですか?えっと、話せば長くなるといいますかっ!?///
な、なななな何でしょうか!?///』
キャッチしてくれたのはどうやらツバメさんのようで、上に乗っかったままでは申し訳ないのですぐさま地面に降りると、座ったままのツバメさんは立っている僕の服を思いきり引っ張って同じ目線にしようとするものですから、転ばされて手をついた先にはツバメさんのドアップがあるわけで。
ジョニィ「女は乗せないとか言っておきながら(可愛い子ならいいのかよ・・・)」
『え、えっと、虫さんにも確認されたんですけどこんな恰好ですが一応男ですっ!』
ジョニィ「え・・・マジ?確認ってどんな事?」
『Σえ!?///か・・・からだ・・・さわられたり?///』
ジョニィ「なんで僕に聞き返すのさ。まぁいいや、僕も確認した・・・してあげたいとこだけど、あいつに見つかると君も危ないし・・・
おいで、あの穴まで行って地下に隠れていればすぐには見つからないから」
そう言うとツバメさんは僕の手を取り地面を這いながら僕を穴の中に案内してくれた。
よく見るとピンクの可愛らしい妖精さんがついていて、手を差し出すとすり寄ってきてくれた。
ツバメさんが驚いているようだが、僕にも似たような子がついていると言えば納得してくれた。
穴の中に入ると、ツバメさんの体で奥まで押し籠められて、外から穴の中が見えないように翼で隠されてしまったため、中からも外の様子が見えない。
トカゲさんが僕を迎えに来た時に巻き込まれてなければいいのだが・・・。
『あの・・・もしかして足・・・』
ジョニィ「あぁ、動かないんだ。背中の翼もね。地面を歩く事も、空を飛ぶ事も出来ない。
君は・・・えっと、名前は?」
『あ、僕は晃といいますっ!さっきは助けてくれてありがt
ジョニィ「そう、晃ね。晃はジャイロと知り合い?
随分仲よさそうだけどどんな関係?いつから知り合ったの、恋人?なんであんな状況になったの?」
『Σえ、えええと、むし・・・ジャイロさんとはさっき会ったばっかりで、僕あのビルの上に住んでたんですけど、下の地面に行きたいって言ったらつれて来てくれてっ、でも先に友達のトカゲさんと約束してて、連れて来てくれって言って待ってて、でもジャイロさんが飛んでくれて、そしたらなんか誰かに襲われて?でも怖くて目が開けれなくて投げられたら・・・』
ジョニィ「・・・一気に聞いた僕も悪かったけど、ちょっと落ち着こうか。
友達のトカゲさん・・・ジャイロが虫さんっていってたけど、もしかしてトカゲさんって・・・ディエゴ?」
トカゲさんの名前を言う時に嫌そうな顔をしているのが気になるが、その通りなので頷くともっと嫌な顔をされた。
お友達ですかと聞けば更に顔をしかめて凄く否定されたので、あまり仲はよくなさそうだ。
ジョニィ「そっか(ジャイロも感づいているかもな・・・)
よし、君はここにいて。僕もジャイロに加勢しディ・・・襲ってきた奴を懲らしめてくるから」
『あっ待って!その足で戦うなんて無茶だよっ!!』
ジョニィ「心配?こう見えてけっこう戦えるし、狙って撃つだけだから」
『うぅ・・・じゃ、じゃあ僕も何かお手伝いをっ』
ジョニィ「え!?」
僕の妖精さんの能力で、一時的だが足を動かせるように回復させた。
長くは持たないが、これで多少は回避が出来る筈だと伝えれば詳しい説明をする前に抱きしめられた。
ジョニィ「君は・・・僕の女神だ!」
『(トカゲさんもそうだけど、お部屋のお外の人って何言ってるかよく解らないなぁ・・・)』