童話 灰かぶり姫
シーザー「晃///会って間もない娘にこんなことを言うのはおかしいかもしれないが
、僕と結
『ごっ、ごめんなさい!僕もう帰らないとっ!!』
大変だ、目に入った大時計を見るともう後3分で12時!
こんな所で魔法が溶けたら僕捕まっちゃう!!
シーザーに握られていた手を離すと、僕は城の出口へと走っ
『Σきゃうっ!!』
シーザー「危ないっ!!」
走って行こうとしたが慣れない靴で歩くのも手一杯なのに走れるわけがないだろう!!
あああ、どうしよう!魔法がっ!!
シーザー「いきなりどうしたんだい可愛い人・・・何そそんなに焦って」
『ご、ごめんなさい、僕・・・本当は男なんです!
パーティに御呼ばれしてないけど、あの、気になって、妖精さんに魔法をかけてもらって・・・』
シーザー「晃・・・何を・・・」
『ごめんなさい、優しくしてもらえて嬉しくて本当のこと言えなくてっ。
す、すぐ出て行くから牢屋に入れないでっ』
シーザー「晃/・・・牢屋になんか入れるものか・・・」
シーザーの声に被るように城の大きな鐘が12時を告げると、僕の体は光に包まれて、綺麗だったドレスは農作業のボロの服に戻り、長かった髪もいつもの長さに戻った。
シーザー「それが、本当の姿なのかい?」
『うん・・・ごめんね?騙すつもりはなかったんだけど・・・。
でも結局は君を騙してたって事だよね・・・』
シーザー「騙す?何を?俺は君に騙されたなんて思っていないが?」
『え?だって、シーザーは僕が女の子なのに一人でいたから可哀想に思って声かけてくれたんでしょ?』
シーザー「一人?晃が?色々勘違いしているみたいだな。
俺は可哀想だから声をかけたんじゃあないぜ?」
『え?(じゃ、じゃあ最初っから怪しいと思って!?)』
シーザー「俺は、晃に相手がいようと、貧しい生まれの人間だろうと・・・。
男だろうときっと、声をかけに行ってたぜ?」
『シーザー・・・』
シーザー「晃・・・俺と結k
ジョセフ「いたいたシーザーちゃん!!ってあれ、さっきの子?どうしたのその服と髪・・・
シーザー、まさかお前っ!!」
ジョセフ貴様いい所を邪魔しにきやがって!!それにこれは俺の仕業じゃない!!
・・・そうだな、悪戯な妖精のせいだ。晃、俺の部屋に来い、城から出るといってもその恰好ではな・・・着替えをやろう」
『ありがとう、シーザー(その前に腕の中から離してほしいのだけど;)』
ジョセフ「部屋にって、まさかさっそく手を付ける気かシーザー!
それは俺が先に見つけた嫁候補だぞ!!」
『え?嫁候補?』
どういう事だ?嫁探ししてたのはこの国の王子様じゃ・・・。
その後、王子様の部屋に連れられて、シーザーの正体を知った僕はスライディング土下座をしたかったのだが、気軽にこれからも呼び捨ててほしいとのことで、お友達になれたようでよかった。
一人でも着替えられるのだが、三人でお風呂に入って、シーザーが手伝ってくれて着慣れない豪華な服に着替えた後、ご両親に挨拶に行きたいと言ったのでカーズ様の名前を言うとかなり驚かれた。
まだ城の、専用に用意された部屋にいるとのことで、シーザーに手をひかれながら部屋に向かった。
カーズ「晃!?お前なぜここにっ」
シーザー「カーズ!まさか貴様の所に住んでいたとは、可哀想に・・・。
きっと非人道的なことを強要されていただろう、晃を嫁にもらうことにしたからな!」
『Σそんなの聞いてないよ!?』
カーズ「Σ何っ!晃は私に嫁がせるつもりで預かっているのだ!!
パッと出の貴様なんぞの青臭い若造にそうやすやすとくれてやるものか!!」
『Σそんなの聞いてないよ!?!?』
ジョセフ「あらあらーぞんじゃ、間を取って俺にしとく?」
シーザー「ジョジョ!抜け駆けは許さんぞ!やるなら正々堂々俺と勝負しろっ!!」
ワムウ「貴様のような無責任な男に晃を任せられるか!
カーズ様、ここは私めも晃様のため参戦させていただきたい!」
カーズ「よく言ったぞワムウ!この生意気な人間どもを黙らせてやれ!」
なんか一気に戦闘ムードなんですけど!?え、ちょ、これ僕巻き込まれてる!?
嫁って何!?どこをどう間違ったらそうなるの!?
『え、ど、どうしよう!?ちょっと待って!?皆なんか色々勘違いしてない!?』
エシディシ「いや、この場合勘違いしてるのはお前の方だと思うが・・・
お前、カーズの所に戻るのと、この城で一生不自由なく暮らすのどっちがいい?」
『え?そんなの勿論カーズ様の所で暮らすほうだよ!!』
シーザー「なっ?!」
カーズ「晃ッ!!やはり私を選んでくれたのだなっ!!」
『え、だって、今まで一緒に暮らしてきたし、迷惑じゃなければまだ皆と一緒にいたいな?
(だって、ほっとくと街の人たち全員吸血鬼にして食べちゃいそうだし)』
カーズ「ワムウ!聞いたか!すぐに祝言の準備だ」
ワムウ「おめでとうございますカーズ様っ晃様っ!!」
『・・・うん?』
シーザー「晃っ・・・くうっ・・・」
ジョセフ「ありゃわかって言ってねぇみたいだからまだまだチャンスはあるってシーザーちゃん」
『あれ、あれ?なんでシーザー泣いてるの!?
カーズ様祝言って!?おめでとうって!?』
エシディシ「まぁなんだ、明日足腰立たねぇだろうから家事は俺とワムウがやっといてやるわ」