時は流れ1881年。私はダニーにいつもは付けないリードを付けて噴水の前で待っています。
今頃、ジョジョは殴られているのでしょうか・・・。
止めに入りたい気持はあるのですが、これは彼女とジョジョの大切な出会いでもあり、彼が紳士として成長している証拠。


ジョナサン「っ名前にいさん!?なんでこんな所に・・・」

『ジョジョ?ディオ君をダニーと待っているんです・・・君は?』


私の前に現れたいじめっ子に立ち向かってきたジョジョの姿を見て何かあったのですかと問いかけた私に「転んでしまった」とばつの悪そうな顔をして返した彼に、少し申し訳ないですが、成長が嬉しく感じました。


『ようこそ、ディオ君。私は名前・ジョースターです』

ディオ「・・・遅れて申し訳ありません、僕はディオ・ブランドーです。
これからお世話になります。よろしくお願いいたします」


「君は、ディオ・ブランドーだね?」 「そう言う君は、ジョナサン・ジョースター」
聞きたかったっ。しかし、ここは自分から名乗るのが礼儀。兄として見本を示さねばなりません。
ディオ君に握手の手を差し出せば、少し表情を崩されましたがすぐに挨拶を返してくれました。
なるほど、この愛想笑いと私の前「では」礼儀正しいということは、かなり警戒されてますね。
これはまずはお互い心を開き、信頼関係を築かねば。
原作破壊を目論むのならば、彼にもちゃんとジョースター家の一員として幸せになっていただきたいのです。


ジョナサン 「僕は、ジョナサンジョースター!
みんなジョジョって呼んでるよ・・・。これからよろしく」

「ワンワンワン」

ジョナサン 「紹介するよ。ダニーってんだ!僕達の愛犬でね。心配ないよ!決して人は咬まないから」

ディオ 「ふん」


「ボギャァアア」と「何をするだァーッ!」を見れないのはファンとしては残念ではありますが、動物が苦手な子にいきなり触らせようとするのはいけません。
嬉しそうに飛びかかろうとするダニーに、「ステイ!」と一言言えば大人しくその場でお座りをしてくれました。


『いい子ですダニー。ディオ君、見ての通りダニーは人懐っこいので嬉しくて君に抱きつくかもしれませんが、ちゃんと誰の言うことも聞きますので慌てず今のように接してあげてください』

ディオ「・・・わかりました名前さん」

『ありがとうディオ君。何か他にも解らない事や困った事があったら、他の人に言いにくい事も私に相談してください。いつでも君を歓迎しますよ。
それと、もうひとつお願いがあるのですがよろしいですか?』

ディオ「お願い?何でしょうか・・・」

『       』


こういうことを言われるのは彼のプライド的にあまり好まれないかも知れないと思い、ジョジョに聞こえないように、ディオ君に顔を近づけ彼の耳に手を当てて内緒話のように伝えると、ちょっと睨まれてしまいました。
しかし、今目の前の彼の耳は真っ赤に染まっていたので少し距離が縮まったように思えます。




『二人だけの時は敬語はいらない。俺の事兄と思って甘えてくれると嬉しいな』

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