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逃げる様に立ち去ってしまったディオをぽかんと見送っていると先程の銀髪の少年が戻ってくる。


「おや、ディオは?」


「居なくなっちゃいました…」


きょとんとした表情で尋ねられ少し落ち込みながらそう答えれば君のせいじゃあないと頭を撫でられる。


「さて、今更と言ってしまえば今更なんじゃけど、君の名前を教えてくれんかの?」


「あっ」


そう言えば、僕たちは互いに名乗りあっていなかったの思い出す。


「僕は晃です。」


「晃君、だね?私は名前、名前・ブランドーだ。


さて、ここからが本題なんだけれど君みたいな可愛らしい子をこんな遅い時間に外を歩かせる訳には行かないので今日は泊まっていきなさい。因みにこれは決定事項で、拒否権はありません。」


満面の笑みをたたえ、しっかりと僕の手を繋ぎ部屋のドアを開く名前さん。


「あ、あの!!僕が言うのもなんなんですけど、僕怪しくないですか…?」


「え、怪しいよ?」


きょとんとした表情で呆気らからんとそう言われ僕はぽかんとする。それじゃあなんで…


「ふふ、疑わしきは罰せずだよ。仮定を考えた時点でそれはもう仮定でしかないし、何より自分から『怪しい奴です』って名乗る様な子が悪さするとは思えなからね。


それに、君は此処に似合わないくらいとっても真っ直ぐな目をしているからね。」


澄んだ琥珀色の瞳が一瞬寂しそうに揺れる。晃が口を開くとの同じタイミングで、名前は前を向いた。



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