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自分より大きい服にくるまりながら身体を反転させればまだ寝ていなかったのか、ぼんやりと暗闇の中に浮かぶ赤と青の目とかち合う。にいさんはもう寝てしまったのか、小さな寝息が聞こえる。かち合ってしまった目を逸らすのもなにか癪なのでじっと見つめていればへにゃりと笑みを浮かべられる。その笑みに顔が熱くなるのを感じながらそろそろと手を伸ばして晃の頬に触れる。


奴は一瞬きょとんとしてから、嬉しそうに僕の手に擦り寄ってきた。まるで猫みたいだな。そう思いながら頬を撫でる。


「お前が本当に僕の弟だったら、もっと何か変わっていたのかな…」


「?」


「…何でもない。ほら早く寝ろよ…明日は僕とお前でお前の家探すんだから」


晃が小さく頷くのを見てから僕も目を閉じる。「なにか変わっていたかもしれない」なんて、ただの仮定で、僕の願望だ。


現実なんて大概そうあればいいと思った時には別の選択肢を選んでいるんだから



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