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「−さて、何故こうなったのかを説明してくれませんか?」


かちゃりとどこから取り出したのか分からない眼鏡を一度上に持ち上げてから花京院名前はにこりと笑顔を浮かべた。


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!むしろ俺達に説明しろよ!!花京院!!」


「眼鏡花京院hshshshshshs」


がたっと勢い良く立ち上がるポルナレフにため息を吐きながら膝に座っている黒髪の少年の頭に顎を乗せる。


「いやー実はめめたぁな話某聖杯戦争漫画にうっかりとはまってしまいましてね。まぁ誰がとはあえて言いませんが。そのお陰で今回相手方様に許可を取ってこんな暴挙な話を書いているんですけど。超楽しい。


まぁ取り敢えず何です?ノリで英霊を召喚しました。」


「悪い花京院。俺お前が言ってること一ミリもわかんねぇ…


と言うかノリで英霊って召喚できるものなのかってなんかデジャブっ!!」


「やめるんじゃポルナレフ。番外編とは切り離して考えるんじゃ。」


「ばん、がい…へん…?うっ頭が!」


「アブドゥルううううううううううううううううううううううううう!!」



閑話休題



「さて、と言うことで今回召喚いたしましたは、『アサシン』のクラスの英霊ですね。しかし、僕の持っている知識の中では該当する英雄がいないのですが…


名前を伺っても?」


ぷにぷにと黒髪の少年の手を弄りながら問いかける名前にぴよこりといつ生えていたのか皆目検討もつかない黒い猫耳を動かし少年は口を動かす。



「えっと、僕はマスター?の言った通り『アサシン』クラスのサーバントです。名前は晃って言います!」


にぱっと笑みを浮かべる黒髪の少年−晃に内心悶え狂いながら名前は目を軽く伏せ思案する。


「聞いたことのない真名ですね…ガイヤではなくアラヤ契約の英霊なのでしょうか?


晃お住まいはどちらで?」


「うんっと…ディオ兄さんのお屋敷!」


「…………………………………ゑ?」


「何!?貴様!DIOの手下かっ!!」


晃の一言に椅子から立ち上がり全員が戦闘態勢に入る。召喚した本人である、名前も晃の視界に入らない位置に法皇の緑を配置する。


「反英霊なのですか…?」


ぴりぴりと張り詰める空気に晃は紅と蒼のオッドアイの目に涙の膜を作る。緊張してかこれまたいつの間にか生えていた黒い尻尾がピンと張り詰める。


「吐きな」


「ふぇ…?」


「DIOの館の位置を吐きな。今なら軽症ですませてやる。


あとついでに名前と一緒に写真撮らせろ。」


「空条先輩?」


「おめぇは少しくらいブレろってんだよ…」


承太郎の一言により張り詰めていた空気が一瞬にして緩む。肩に張っていた力を抜き名前はじっと晃の両目を見つめてから法皇の緑の触脚で頭を撫でる。


「ぴゃっ?!な、なに?!」


「…!」


きょろきょろと辺りを見回す晃に名前は少し目を見開く。


「もしかして…」


名前はするりと法皇の緑を晃の死角から出しそっと持ち上げる。すると晃は大きな目がこぼれ落ちそうなほど目を見開きバタバタと暴れる。


「な、何ま、マスターっ!怖いっ!!」


「幽波紋が見えていない、のですか?」


「す、スタンド…?」


「あっ、皆さん彼幽波紋見えていないようなので多分ディオ違いですね。ほらだって『ディオ』なんて名前よくあるじゃあないですか。家出少女と同じタイプの子ですよ。


そもそも僕が召喚したのにDIOの手下の筈がありませんでしてね…すみません晃…実はいま立て込んでおりまして、その名前の人物の話となるとどうも気が短くなってしまいました。」


すみませんと謝り法皇の緑から晃受け取り頭を撫でながらアメを差し出す。


「でもよぉ、花京院。そいつが見えてない振りしてるかもって言う可能性はねぇか?」


「ありませんね。」


きっぱりと言い切る名前にポルナレフは目を丸くする。


「花京院、その根拠は?」


「彼の目は全く嘘をついていません。何なら令呪を使って問い質しますか?」


すっと令呪の宿った片手を翳す名前の真剣な声音に一同はため息を吐き警戒心を緩める。所詮まぁ花京院が言ってるんだしいいかーいざとなったらなんとかなるかーと言った空気ではあるが。


「では、早速で悪いのですが晃」


「はい!なんですか?マスター。」


「DIOの館の位置を探ってきてくれませんか?ここカイロにあるはずなのですが…見つけられずに手をこまねいているのです。


勿論危険な相手なので危なくなったら即離脱。いのちだいじにでお願い致します。」


「わかりました!探してきますが、決して、決して僕が探索している時は覗かないでくださいね…?」


「うん、つるの恩返しか何かかな?」



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