何が起こっているのかよく解らないがおそらく喧嘩!しかもけっこうお互い本気で殴り合ってる!!
とにかく二人の喧嘩を止めないと、図鑑を廊下に放置して(ごめんなさいジョースター卿!) 二人の元へ走って降りて行くと、
壁にかけてあった仮面がカタカタと音を出し、壁から飛び外れてジョナサン君への頭の上へと落ちていく。


『いつっ』

ジョナサン「!?」


咄嗟に振り払おうと体を動かすと、無意識に耳が出ていたのか予想外に跳躍できて、なんとか仮面をはたき落とすことに成功した。
でも予想外!仮面にはなんとなんかよくわからん針っぽいものがっ!!


ジョナサン「まさか晃、この仮面から僕を庇ったのか!?」

『っやりすぎの喧嘩は・・・駄目だよ』

ジョナサン「っ!!!」


驚いたジョナサン君が、僕を見てされに困惑した表情になってしまった。
いや僕だってもうちょっとスタイリッシュに助けたかったけどね!?
あんな危ないもん仮面から出てるとは思わないじゃん!?ぶっ刺さるとは思わないじゃん!?


ディオ「よ、よくも・・・。よくも」


とにかく、なんかケンカも止まったみたいだし?大丈夫だよと言おうとした時におにーちゃんが立ちあが・・・


ディオ「よくも!この僕に向かって・・・。」
ジョナサン「な、涙・・・。」


泣いてる・・・。今までに見た事のない・・・。いや、あの涙は・・・。
お父さんを、「殺してやる」と僕に悔しそうに言っていたあの時の涙と、何故か同じ感じがした。


ディオ「この汚らしい阿呆がァ―――――ッ!!」


ハッとしておにーちゃんの元へと走る。
いけない、怒りで我を忘れてる!なんてジ○リネタを入れている場合ではない!
右ポケットに手を突っ込んでいる!あの構えは町にいる時によく見た!
だからわかる!本当にジョナサン君に怒っている!倒そうとしている!


『だめっ!!』


いくら喧嘩で頭に血が上っていたとしても殺傷事件になってしまってはいけない!
ジョナサン君に向けられる瞬間、僕はそのナイフを掴んだ。
はい!本日二回目ミスですよ!本当はおにーちゃんの手首をつかむ予定だったんだよいってぇええええっ!!


ディオ「晃っ何故俺の邪魔をす
ジョージ「三人とも、一体何事だッ!」

ディオ「ッ!!」

ジョナサン「父さんッ!」
『(ナイスタイミングだ父さん!!)』

だけどこのナイフを見られてはいけないのでこの握った手をどうしようかと考えていると、おにーちゃんがそっと僕の手の上に手を置いてくれた。
もう大丈夫だろうと思い手を離すと、おにーちゃんはナイフをしまってくれた。
よ、よかった、冷静になってくれて。ナイフはさすがにやり過ぎだとわかってくれたみたいだ。

ジョージ「男子たるもの、ケンカの一つもするだろう!
しかしジョジョ、今のは抵抗も出来なくなったディオを一方的に殴っていたように見えた!紳士のすることではないッ!」

ジョナサン「え?ち・・・ちが
ジョージ「言い訳無用!晃はそんなお前を仮面から守ったのだぞッ!部屋へ入っとれッ!二人ともだ!後で二人とも罰を与える」


え、おおおお、僕は御咎め無しか。そうだよね、さっきまでお話ししてたから途中参加だとわかってもらえたみたいです。
ショースター卿って普段とっても優しいんだけど、こういう時なんていうか、父親って感じの威厳がある人だ。正直僕に言っていないとわかっててもビビるほど怖い。

それでもジョナサンとおにーちゃんはお互いを睨み合っていたので、これ以上ジョースターさんを怒らせないでほしいと目で訴えると、ジョナサン君の方が先に部屋に戻っていった。
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