勝利神
あれから数日して、早朝ダニーの元に近寄ると、あろうことかこの犬はしっぽを振って近寄って来たのだ。
待てと号令をかければそれに従い、来いと言えばこちらに来る。
屋敷の裏までダニーを連れていき、焼却炉近くの密林で持っていたカバンから道具を出し、
木箱に入れたダニーの口を針金で縛り、すぐさま四本の足を縛り上げる。
さすがに身の危険を感じたのか、暴れ出し始めたが、馬鹿な犬だ、足を縛るまで大人しくしているなんて。
木箱に蓋をし、釘で打ち付けた後、その箱を焼却炉に入れる。
執事がここに来るのは昼間、俺たちがまだ学校にいる間であり、それまではジョジョも今日の朝だけダニーがいないぐらいでは気付かないだろう。
その時間まで放置していれば仲の犬も暴れるのを諦めて、焼却炉を開ける頃には大人しくなっているはずだ。
奴にあんな爆発力があるとは・・・ジョジョを見くびっていた、侮れん!
奴はたたけばたたくほど成長するタイプだ!
自分の欠点は怒りっぽいところだ。反省しなくては!
もっと自分の心を冷静にコントロールするように成長しなくては・・・
しかし、晃はさらに予測不能な事をしたのだ。
なんと、ダニーをあの木箱から晃が助け出したと言うのだ。
執事がもし中を良く確認せず火を放っていたらと聞いただけで全身の血が凍りついてしまうかと思った。
何故、何故邪魔をするっ!あの屈辱をどうやって晴らそうかと考えていたのにっ!
メアリー「ディオ坊ちゃま・・・」
ディオ「貴方は・・・(たしか晃の召使だったか?)」
メアリー「実は、晃坊ちゃまが早く起きられまして、私、一緒に屋敷の中を散歩していたんです。そしたら窓から人影を見つけて、まだ薄暗くてよくはわかりませんでしたが、早朝誰かが焼却炉裏で何かをしていたようなんです」
ディオ「!!!」
メアリー「背丈も性別もわかりませんが、もしかしたら今回の件の盗人だったのかもしれません。
屋敷中警備を強めますが、ディオ坊ちゃまも妖しい人物を見かけたら・・・」
ディオ「あ、あぁ。すぐに誰かを呼ぶよ」
晃・・・まさか見ていたのか。俺だと気づいて、大事にしない為に・・・。
まさか見られていたなんて思わなかったし、もしこの女が感づいていたら・・・。
そして一人息子の大事な犬が殺されたとあれば、警察ももっと現場検証を行っていたかもしれない。
報復にしか頭に無かった俺は、そこまで証拠隠滅は綺麗に出来ていないし、今も縛るのに使った針金が部屋にある。
晃は俺の味方なんていう安いものではないッ
晃は意識的にも無意識的にも、俺を勝利へと導く神 ニケなのだッ!
ディオ「あぁ、俺はなんてことを。
もしかしたら俺のしている事は・・・間違っているのか・・・」
待てと号令をかければそれに従い、来いと言えばこちらに来る。
屋敷の裏までダニーを連れていき、焼却炉近くの密林で持っていたカバンから道具を出し、
木箱に入れたダニーの口を針金で縛り、すぐさま四本の足を縛り上げる。
さすがに身の危険を感じたのか、暴れ出し始めたが、馬鹿な犬だ、足を縛るまで大人しくしているなんて。
木箱に蓋をし、釘で打ち付けた後、その箱を焼却炉に入れる。
執事がここに来るのは昼間、俺たちがまだ学校にいる間であり、それまではジョジョも今日の朝だけダニーがいないぐらいでは気付かないだろう。
その時間まで放置していれば仲の犬も暴れるのを諦めて、焼却炉を開ける頃には大人しくなっているはずだ。
奴にあんな爆発力があるとは・・・ジョジョを見くびっていた、侮れん!
奴はたたけばたたくほど成長するタイプだ!
自分の欠点は怒りっぽいところだ。反省しなくては!
もっと自分の心を冷静にコントロールするように成長しなくては・・・
しかし、晃はさらに予測不能な事をしたのだ。
なんと、ダニーをあの木箱から晃が助け出したと言うのだ。
執事がもし中を良く確認せず火を放っていたらと聞いただけで全身の血が凍りついてしまうかと思った。
何故、何故邪魔をするっ!あの屈辱をどうやって晴らそうかと考えていたのにっ!
メアリー「ディオ坊ちゃま・・・」
ディオ「貴方は・・・(たしか晃の召使だったか?)」
メアリー「実は、晃坊ちゃまが早く起きられまして、私、一緒に屋敷の中を散歩していたんです。そしたら窓から人影を見つけて、まだ薄暗くてよくはわかりませんでしたが、早朝誰かが焼却炉裏で何かをしていたようなんです」
ディオ「!!!」
メアリー「背丈も性別もわかりませんが、もしかしたら今回の件の盗人だったのかもしれません。
屋敷中警備を強めますが、ディオ坊ちゃまも妖しい人物を見かけたら・・・」
ディオ「あ、あぁ。すぐに誰かを呼ぶよ」
晃・・・まさか見ていたのか。俺だと気づいて、大事にしない為に・・・。
まさか見られていたなんて思わなかったし、もしこの女が感づいていたら・・・。
そして一人息子の大事な犬が殺されたとあれば、警察ももっと現場検証を行っていたかもしれない。
報復にしか頭に無かった俺は、そこまで証拠隠滅は綺麗に出来ていないし、今も縛るのに使った針金が部屋にある。
晃は俺の味方なんていう安いものではないッ
晃は意識的にも無意識的にも、俺を勝利へと導く神 ニケなのだッ!
ディオ「あぁ、俺はなんてことを。
もしかしたら俺のしている事は・・・間違っているのか・・・」