そう言えば今朝、メアリーさんが焼却炉で誰か見たって・・・。
僕はフクじいにお礼を言うとすぐに焼却炉に向かったが、見渡しても木箱なんか見つからず、蓋をあけると中に大きな木箱が落ちていた。
まさかと思ってダニーさんの名前を呼べば中からガタガタと言う音が聞こえた。

僕はすぐに焼却炉の中に飛び込み、爪を出して木箱をこじ開けた。
途中でまた腕が傷だらけになって血が出てしまったが、少し開いた所からダニーさんの顔が見えた。


「うんしょ、よいしょ、こらしょ!」

『うわっ』


どうしようかと考えていると、上からドサドサァと生ごみが降ってきた。


「ん?あ、あぁああ晃坊ちゃま!!何故そんなところへっ!?」

『ポールさん!ダニーが閉じ込められているんだ!』

「な、なんと、今すぐ皆のものを呼んでまいりますっ!さ、早くこの手に」

『僕はいいからっ早くダニーを!』


その後、すぐに僕らは救出され、ダニーさんも縛られているだけで怪我もなく、警察もこの屋敷に入ろうとした盗人が、番犬が邪魔でやった事だと言っていた。
マジか!こえーな盗人!けっこう悲惨な死に方になりますけど!?


『見つけたら僕の爪でズタズタに引き裂いてやる!!』

ダニー「・・・すいません、犯人の姿を見ていなくて」

『ううん、いいんだよ!今度来た時は僕に言ってね?すぐ駆けつけるから』

ダニー「・・・はい」


どうしたんだろう、番犬として落ち込んでしまったのだろうか?
ダニーさんは困ったように僕にすり寄ってきてくれた。



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