最初の頃に言われていた通り、ショースター卿は殆ど屋敷にいない。とはいっても召使の目はあるため俺は猫を被り続けて入る。
今日はそのショースター卿が帰ってくる日とあってか、やけにジョジョの機嫌がよかった。
ジョジョからの申し出で、ショースター卿に勉強を教えてもらうこととなったのだが。


ジョージ 「また、また間違えたぞっジョジョ!6度目だッ!同じ基本的な間違いを、6回もしたのだぞ!勉強が分からんと言うから、私が見てやれば、何度教えても分からん奴だ!
ディオを見ろッ!20問中20問正解だ!年下の晃だって一度間違えればすぐに覚えるぞ!」

ジョナサン「・・・」
ディオ「(フン)」

『でも、僕の 問題 ジョナサン君 より簡単』

ジョージ「謙遜しなくていい晃、君は勉強を始めたばかりなのにもう同年代の問題に入っているんだ。覚えが速いのは凄い事だよ」


ジョースター卿の言うとおり、晃は覚えが速い。
違う世界の文化ですら、すらすらと身につけていくのだから、もともと頭はいいと思っていたが、こうもしっかりと家庭教師を付けるとその成長には目を見張るものがあった。
だが、本人はさも当然というそぶりを見せ、あろうことかジョジョをフォローするのだ。

ジョジョ本人はその事に対しより劣等感を感じているのだろうが、俺には晃の優しさを捻くれて受け取るのならば好都合だった。


その後、食事の際についにジョースター卿がジョジョを部屋から追い出した。
最初のパーティの時から汚い食い方とは思っていたが、一緒に何度か食事してわかった。
こいつは何も作法が身についていなかった。
これに関しては教えてくれた俺の母に感謝せねばならないだろう。あの町で普通の家庭に暮らしていたとしても、作法などこのジョジョ並みかもしれない。


ジョナサン「くぅっ・・・」

ディオ「ふん(間抜けが)」


努力もしないこの男に負けることなど何一つなかった。
ジョジョの持っているものをすべて奪うためにも、まずジョジョを一人にするため、友人達を奪い取ることにしよう。

少しだけ。ほんの少しだけ。
晃に庇って貰えるジョジョが・・・妬ましかった。



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