一八八八年
ジョージ「ゴホゴホゴホゴホッゴホッ」
ディオ「お父さん。ご気分はいかがですか?」
ジョージ「うむ・・・大分良いよ。・・・ゴホッ。
ただ、咳が止まらないな・・・今日、医者に入院を勧められたよ」
ディオ「入院?それはしない方が良いです」
ジョナサン「!」?
ディオ「病院は施設が悪い癖に儲ける事ばかり考えて、入院を勧めているんです」
ジョージ「うむ・・・私も、断ったよ。自分の家の方が、安心していられる。
胸の痛みもなくなったし、手の腫れも引いたみたいだ。ゴホ、良くなっている・・・ゴホ」
ジョナサン「父さん・・・早く元気になってください。本当に!
(風邪をこじらせただけなのに、こんなに悪くなって・・・。
ちっとも良くなっているとは思えない・・・。」
ジョージ「ところで、ディオ!ジョジョ!優勝おめでとう!」
ジョナサン「ええッ!もう知ってるんですか?」
ジョージ「大学の友人がさっき来て教えてくれたよ!」
ディオ「酷い友人をお持ちです!僕らは真っ先に喜ぶ顔が見たくて、すっ飛んで帰って来たのにッ!」
「「「ワッハッハッ!」」」
ジョージ「いやいや、喜んどる!私は鼻が高いよ。素晴らしい息子達だ!
ディオ、君は特に頑張った・・・。卒業したら、なりたい者になるが良い!
援助は惜しまない。君は私の家族なんだからね」
ディオ「貧しい出身の僕らに、チャンスを与えてくれてありがとうございます。
益々励みたいと思います」
ジョナサン「(優勝旗。晃にも、見せてあげたかったな)」
ディオ「(待っていてくれ晃、必ずすぐにお前を迎え入れるっ)」