血戦
僕を手にかけたくなかったと語る彼の本心はわからない。
だが、きっと・・・本心には気付かない方がいい。
でなければ、この決意は揺らいでしまうだろう。
わかってしまっているのだ、長年一緒にいた。
僕が晃を理解しているように、僕もディオを理解し、ディオも僕を理解している。
ディオは気付かない。気付いていない。
だが僕は、気付かないふりをする。
いや、お互い、気付かないふりをする。
ディオ「だがな・・・最後のつめで俺は甘かった。
生きている貴様を見て、それは帝王としてのこのディオの精神的弱さと悟ったよ・・・。
今!ためらいも無くきさまを惨殺処刑してくれよう!」
ジョナサン「同じこと!お前を葬るのに、罪悪感なし!」
せっかく晃が僕らの間に芽生えさせてくれたのに
気付かないふりをして、お互い自分自身に言い聞かせていた
お互いが 最愛 の 兄弟 であるということを