血戦
最後のつめで俺は甘かった。
生きているジョジョを見て・・・
晃・・・。
正直、この手にはかけたくはなかった。
殺さなくてはならないと思っていた。ジョースター家からのっとるべき財産など、もはや全て焼けて無くなってしまっていたし、今更ジョジョを殺したところでジョースター家を継げるはずもなかったが、奴が波紋法を使って俺と晃の邪魔をするのなら。
このディオの精神的弱さと悟ったよ・・・
ジョナサン「同じこと!お前を葬るのに、罪悪感なし!」
このディオを葬るのに、罪悪感などないとまで言いきった。
凄い事を言うものだ。だが、実際そうなのだろう。
ジョジョの方がよっぽど決意を決めていたのだ。
あわよくば二人をこの手中に収めようと思っていたが、優先されるのは晃。
晃と俺が生き延び、その邪魔ものを排除する事!
ジョナサン「!!・・・ディオ!
僕の気持を聞かせてやる・・・。紳士として恥ずべき事だが、正直なところ今のジョナサンジョースターは・・・。
恨みをはらすためにディオ!きさまを殺すのだッ!」
その見得を聞いたとき、下らんと思ったが、ほんのわずか、嬉しくもあった。
このジョジョに、あのジョナサンに、常に紳士である事を旨に生きてきたであろうあのジョナサン・ジョースターに、そんな台詞を言わせたのだ。
正義や道徳を恥ずかしげも無く口にできる男が、感情的になってこの俺に怒鳴っている。
いいだろう、その勝負に応じよう。
俺と貴様、一対一でけりを付けよう!!
全ては、俺と晃の世界の為に!!