炎と氷
黒い光が、俺の腕をつかみ、動けない俺の体を引き寄せる。
そして、空中を滑空して落ちていく中、はっきりと相手の顔が見えた。
濡れ羽色の髪、ジョジョと俺と同じ色の目、首に光る金色のハート。
ディオ「晃っなぜっ」
何故最後にジョジョをしとめる邪魔をするッ!
何故憎き波紋を体にまとっているッ!
何故・・・
ディオ「何故俺とともに・・・っ 落ちているッ!」
この高さっ・・・いくらおまえでも無事ではッ
やめろっ離れろッ!せめて猫に!猫の姿にっ!!!!
『ディオ兄さん・・・
生きて』
そう涙を蓄えた笑顔で言われた瞬間、俺は波紋が流された胴体と首とを鋭い爪で分断され、
その首を晃の柔らかい腕でしっかりと抱きしめられた。
やめろ・・・
俺の視界を、俺が晃に似合うと用意した黒い生地が覆う。
やめろっ!
俺の髪を、俺の手に繋がれて俺の後ろに隠れていた晃の手が覆う。
やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ
俺の鼻腔を、ずっと、ずっと、待ち望んでいた甘く優しい匂いが覆う。
やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろぉぉぉぁああああああああ!!!
地面に落ちた衝撃音
暗闇のような空間が俺達を包み込む
目の前が暗闇のように真っ暗だ
俺はジョジョとの戦いの為か、それとも体を切り離されたからか
それとも・・・
暗闇の霞む視界の中、せめて俺の残りの血の全てで晃だけでも回復させようと血管を伸ばしたが、
首元の鈴をひとつ微かに鳴らし
暗闇の中俺はそのまま意識を失った。