ディオ「ち・・・誓いか・・・ぐぐぐ・・・」


ディオが僕から一歩、また一歩と下がる。


ディオ「あ・・・あいつの名誉に誓うだと?勘違いするなッ!

あんなクズに


名誉などあるものかァ―――――ッ!!」


瞬間、今まで冷静だったディオが、人が変わったように激昂し、ディオの拳が、僕の右頬に直撃した。
僕はそのまま、ディオへと視線を向けた。


ジョナサン「君への疑惑が、確信に変わったぞッ!ディオ!
君の動揺と憎悪は、普通じゃあない!
君と実の父親の間に、何があったのかは知らんが、君は父親を殺害しているッ!」


そう言い終わった瞬間、未だ頬にあるディオの拳から親指が伸び、僕の左目を潰そうとした。
しかし、それよりも早く僕はディオの腕をつかみ、反時計回りに腕をひねりあげれば、痛みからすぐにディオは拳の力を緩めた。

ディオ「うげえ!」

ジョナサン「僕は、父を守るッ!ジョースター家を守るッ!」


僕はディオの胸倉をつかむと、手摺に投げ、ディオをそのまま背中から一階へと突き落とした。


ジョナサン「ディオ!君のこの七年間の考えが分かった!僕らには、最初から友情などなかった!
そして父には、もう近づけん!この薬を分析して、必ず刑務所に送り込んでやるぞッ!」


あぁ・・・晃・・・ごめん。
喧嘩はいけないと、あんなに言っていたのに。
あんなに僕らの中を取り持とうと努力してくれたのに・・・

君との約束を・・・守れなくなってしまった。




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