晃をエリナの居る病院へ運びこみ、医師に診てもらった。
やはりこれと言った外傷はなく、呼吸も心音も安定、命に別条はない。
しかし、次の日も、その次の日も、晃が目を覚ます事はなかった。


「もしかしたら、脳に衝撃を受け、損傷しているのかもしれません。栄養輸液製剤により命をつなぐ事は出来ますが・・・いつ目が覚めるか・・・」

エリナ「そんなっ、助かる方法はっ」

「こればかりは、本人の回復力に賭けるほかありません」

ツェペリ「ジョジョ・・・君の波紋を彼の脳へ流し込み続けるのだ」

ジョナサン「ツェペリさん!!」


あのあと、ツェペリさんも回復し、晃と同じくこの病院に移った。
ツェペリさんは車椅子で晃の病室へ来ると、僕に回復法を教えてくれた。

波紋のエネルギーを、脳を傷つけないように少しずつ晃の頭に送る。
強くても弱くてもいけない微妙な調整を長時間要するため、精神的にも体力的にもきついものとなるが、僕は迷わずそれを行った。
晃の傍を離れず、ずっと声をかけ続けている僕を、エリナも一緒に看病してくれた。
彼女はきっと僕の時もこうやってつきっきりで寄り添ってくれていたのだろう。
晃の体をついて少しでも清潔にしたり、朝日や風や、花の香り等少しでも脳にいい刺激を与えるようにと彼女も尽くしてくれた。
三日三晩寝ずに波紋を流し続け、ついに僕も体力がつき、晃のベットに頭を伏せてしまった。

もぞもぞと布がこすれる音が聞こえて、僕の意識が浮上する。


ジョナサン「ん・・・(僕は・・・寝てしまったのか)」

『ジョナ兄さん?』


頭の上から、弟が僕の名前を呼ぶ、少しかすれた声が聞こえた。


ジョナサン「晃っ!よかッ、生きッ!!」


体のだるさも忘れ、喜びで体が震えるのがわかった。
あぁ、僕の腕の中に愛しい弟がいる。ちゃんと生きている弟がいるッ!!
腕の中で晃も喜びで震えているのが伝わるっ。
もう離さない、僕らはずっと一緒だ晃っ!


エリナ「晃っ目が覚めたのですねっ!!」

ジョナサン「あぁ、エリナ。君のおかげだ、本当にありがとうっ!」

エリナ「いいえジョナサン、貴方が突きっきりでずっと声をかけていたから、その声が神様に届いたんだわっ!
よかった、ほんとうによかった・・・うぅっ」


エリナが涙を流し喜んでくれて、二人で大騒ぎしていると、スピードワゴンが慌てた様子で病室に入ってきた。


SW「ジョースターさん、騒がしいがいったい何がっ!!!!
晃さん!!よかった!!意識が戻ったんですねっ!!」

エリナ「いけないっお医者様に知らせてこなくてはっ!!」

SW「おう、俺もツェペリのおっさんたちに知らせてくるぜ!!」



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