しばらくして晃さんの病室に戻った俺はジョースターさんがいないのを不思議に思って晃さんに聞いたが、俺が出て行ってからは誰も来なかったらしい。
まぁ、何か用事が出来ただけだろう。
晃さんに帽子を渡すと、愛らしい笑顔でお礼を言われた。


SW「(この笑顔・・・守りたいぜぇ)それにしても晃さん、だいぶ髪が伸びたように見えますが・・・」

『うん、たぶん波紋のせいかな?こう言うのにも効果あるんだね。
さすがにこの長さじゃ邪魔だし、そろそろ切ろうかな』

SW「え、切るんですか。もったいない・・・あ」

『え?』


やべぇ、つい本音が口から漏れ出てしまった!
そう、今の晃さんは艶やかな長い黒髪で、来ている病院服のせいか儚げな美少女と言った感じだ。
赤い目さえなければ、誰が見てもジョースターさんの妹に見えるほど、可愛らしい容姿をしている。
その姿がついもったいないと思ってしまって言っちまったが、そりゃ男としては女に間違えられていい気はしねぇよな。


SW「あ、いや///綺麗な黒髪だったんでつい///」

『スピードワゴンさん・・・もしかして』

SW「へ!?///あ、いやそのッ!!
『スピードワゴンさんも黒髪の女性が好みなんですね!』

SW「・・・いや、まぁ・・・そうかもですね」


一瞬ばれたかと思ったがそういやこの人はこういう人だった。
ほっとしたような少し残念なような・・・。
しかし、「も」ってことは他に誰かそう言うやつがいるのか?
ジョースターさんは、エリナ嬢がいるから違うだろうし、いや、好みと実際好きになる相手は違うって言うしな。


SW「あの、晃さんはどんな奴が好みですか?///」

『僕ですか?そうですねー・・・』


我ながら恥ずかしい質問をしてしまったんじゃなかろうかっ!
い、いや、この流れならおかしくねェよな、晃さんの好みか・・・。
す、少しは俺に当てはまるものがあるだろうか、やっぱりジョースターさんのような紳士的な男の方が好みだろうか。


『僕も長い方が好きかなぁ、でも一番はセミロング?肩から少し長いぐらい』

SW「(お、おお)」

『・・・ケモ耳萌えっていいですよね』

SW「へ?けも?もえ??」

『髪は・・・金髪と黒髪もいいけどピンクがいいな』

SW「Σピンク!?」

『あと、身長は僕より小さい女の子が好みです』

SW「あ・・・そうですよね・・・女の子・・・」


ちょっと言っている内容がわからない部分もあったが、この人も男だったなと思いなおす。
そうだよな、好み聞かれたら普通女の事だよな・・・。


SW「(なに期待してんだろうか俺ぁ・・・一人ではじゃいじまって・・・)」

『あ、でも・・・性格はスピードワゴンさんみたいに可愛い子がいいな〜』

SW「Σはえわ!?///かわっ!?///」

『一歩後ろを健気についてくるみたいな、そんな一所懸命で自分の為に尽くそうとしてくれる子って、僕好きです///』

SW「あ・・・あぁああああ//////」


俺が一人ではしゃいじまうのは、この人も悪いと思うんだがっ!!
そんな照れくさそうな笑顔で俺に好きだなんてっ!!


『スピードワゴンさんはどんな子が好きですか?』


・・・どんぴしゃで貴方です



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