吸血鬼
SW「し、死体がっディオ・ブランド―の死体が無いっ!!」
「?」
SW「警察の旦那!!!窓から離れろーーッ!!」
ディオ「UREEYYYYY」
父さんを医者に任せている間に、スピードワゴンが異変に気付き叫ぶ。
遺体が無い!?僕は晃の安全を確保しようと見渡すが晃の姿も見当たらなかった。
瞬間、窓から腕がのび、逃げ遅れて近くにいた警部の頭部が破壊され、ディオの声が同じ個所から響き渡る。
「警部の頭がっ!!」
SW「な、なんだこいつは、生き返ってやがるーー!?」
「何故だ!あんなに銃弾を食らったというのに・・・!!」
「気を付けろ!何か武器を持ているに違いない!」
ジョジョ「ま、まさか・・・」
あの仮面が頭を貫いたはずだ!それなのに生きている!
銃弾はディオの胸を何発も貫いたはずだ!それなのにっ!
そして、ディオの腕の中でぐったりとしている晃の姿が目に入る!
「こ、こっちに向かって来るぞ!!」
「何しているっ早く!狙撃しろ!」
ジョナサン「っ、ディオ、止まれ!!そして晃を離すんだっ!!」
晃を助けるため、警官から銃を奪い、ディオの額に銃口を向ける。
だが、腕が震える、未知への恐怖からか、ディオを殺すことへの恐怖からか。
ディオが一歩、また一歩と僕に近づいてくる中、僕の指は引き金をひけずにいた。
ジョナサン「ディ、ディオーッ!!」
SW「危険だ、ジョジョー!早く撃て、撃つんだー!!」
撃たなければ、弟を助けなければっ!!だが、僕にとってはディオも・・・!
発砲音が響き、目の前のディオの額から血が流れる。
撃ったのは僕ではなくスピードワゴンだった。
血が流れる横で光る赤い目は、いつも晃と同じだと感じた、晃の目と同じ色なのに、既に違うものになってしまったのだと感じた。
しかし、確実に額を打ち抜かれ血を流しているにも関わらす、ディオは倒れる事も無く何事も無かったように歩みを再開する。
SW「し、死なねえ!頭を撃たれたのに・・・。俺には分からねぇ・・・今、何が起こっているのかさっぱり分からねぇ」
ジョナサン「・・・ディオ・・・(なんて事だっ)」
ディオ「ジョジョ!俺はこんなに!こんなに素晴らしい力を手に入れたぞっ!
石仮面から!お前の父親の血から!!!」
ディオは晃を抱えなおすと、天井へと高く飛ぶと、警官の一人の頭をつかんだ。
目の前で起こる人間離れした光景に頭と体がついて行かない。
ディオ「UUURRRYYY!!」
ジョナサン「吸い取っているのか人間の精気をっ!?
ディオはいったい、何者になってしまったんだ!?」
SW「うおおおおおおおお!!」
「「うああああああッ」」
ディオが警官の死体を驚異のスピードで投げ捨てる。
その死体にあったった警官たちは体が千切れ飛び、その体千切れ飛んだ体にすらまだ威力が残っていて、ぶち当たったスピードワゴンの足と腕の肉を弾きとばし骨を折り砕いた。
SW「ゲハァ!!」
ディオ「KUAAA・・・」
ジョナサン「(あ、頭の中が混乱している、「ナイフ」・・・「父の死」・・・「血」・・・「ディオ」・・・「石仮面」!「研究ノート」「脳」!「未知の能力」!「未知の力」!
ディオはもう人間じゃないのかッ!)」