エリナ「晃、ジョジョはお魚と御肉ならどちらが好きかしら」

『ジョナ兄さんはお肉かな』

エリナ「「は」ってことは、晃はお魚が好きなのね?」

『うん!どっちも好きだけど魚派かな!刺身がとくに』

エリナ「SASHIMI?聞いた事のない料理だけれど」

『あ、えっとアジアの小国の料理で、魚を生で食べるからエリナちゃんには合わないかも』

エリナ「まぁお魚を!?晃は異国の事に詳しいのね!」


晩御飯のためにエリナちゃんと二人でお買い物中ですー!
ジョナ兄さんの好物を作りたいだなんてエリナちゃん将来いいお嫁さんになるよ!!
言ってたらマグロ食べたくなってきたなー。そして白米。
まぁここではそんなモノ食べられないのだけど、それでもお煎餅とかは貿易の関係でよくお父さんが買ってきてくれて。

あ、そうそう、あの日(女装開始日)から僕らはよく二人でいるのですが、女性のマナーに慣れない僕にエリナちゃんが優しく注意してくれたり、エリナちゃんもジョジョに恥ずかしくて聞けない事等相談して、本当に姉妹のように仲良くなれました!
エリナちゃんもまるで昔からの友人と話しているようだと言ってくれて、これで僕の恰好がこうじゃなかったら素直に喜べるんだけどね!!

仕事の時も看護婦さんと同じ格好をさせられていて、せっかく買った帽子ももっと可愛いものに変えられてしまった。
ワゴンさんごめんなさい、大事にしまってあるのでまた必ずかぶりますっ。

そしてオッドアイも珍しいので、前髪を可愛らしいピンでとめて片方隠して青い目を出している。
眼帯は付けたかったんだけど、貴族女性が顔を怪我しているというのはこの時代家柄に支障をきたすのでこの方法に。
御蔭で右しか見えないのでエリナちゃんは何も言わず左側に立ってくれる。
ほんと、いいお姉さんだよ(ホロリ)

黒髪もこの一年でだいぶ伸びてしまったし、女性にしてはちょっと短いけどまぁ後ろ姿なら男だとはばれないんじゃなかろうか。
僕はジョナ兄さんみたいにがたいがいいわけじゃないから、この時期のこの時代のドレスなんて殆ど体格わからないし。

普段は何枚か布が重なっているのでわからないけど、師匠の提案で実はいざとなれば蹴り技が出せるようにスリットが入ってます。
これで逆に襲われた時戦えませんでしたなんて事は無くなる。


ジョナサン「ん!このミートパイ僕の大好物のっ屋敷で食べたのと同じ味だ!」

エリナ「晃から教わって作ってみたのだけれど、お口に合うかしら」

ジョナサン「君が作ったのかい!?すごいなエリナ!#name1と同じ味だなんて他の人にはできなかったのに!!」

ツェペリ「晃から教わったとは、#name1、君は料理もできるのかね」


どうやらこの時代、貴族の、しかも息子が料理をするなんて事は珍しいみたいで厨房で手伝う時もメアリーさんには他の人に見られないようにしてくださいと何度も言われるほどだった。
僕自身、もともと何でも食べるけどできれば美味しいモノが好きなのでそれで自分で料理するのも好きになった。
それに、ディオ兄さんと暮らしていた時はよく料理していたし・・・喜んでくれる顔が嬉しかったから。


『まぁ、少しだけですが、お屋敷で教えてもらったものはだいたい作れます(あと和食とか)』

ジョナサン「昔よくお菓子を作ってくれていたよね、また晃のケーキが食べたいな!」

SW「(な、なんて家庭的な・・・///)」

エリナ「じゃあ、次の休日にはジョナサンの好きなケーキの作り方を教えて?」

『うん、一緒に作ろう!』

ツェペリ「ほっほっほ。レディ同士でデザートを作る姿はまた微笑ましくていいの」

ジョナサン「そうですね」
SW「あぁッ!」

『・・・え、全員にツッコめばいいの?』


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