ジョナサン「山間の町、ウインドナイツロッド?」

SW「ジョースターさん、裏の世界へ手ぇー回して、確かにあの中国人と、ディオらしい野郎をその町で見かけたって情報を確認しました!
だとすると、やはりそこのツェペリっておっさんの言う通りディオは生きてその町に潜んでるってことになりやす!!
そこじゃあ最近、行方不明者が増えてるそうです」


スピードワゴンが手に入れた情報によれば、その町に、ウインドナイツに・・・ディオがいる。
勿論この事は晃には言わないようにお願いし、スピードワゴンも、この戦いに晃を巻き込みたくはないと言ってくれた。
ツェペリさんは戦力が一人欠けることになるが、それでももともと戦闘には向かない性格と能力だからと僕の気持ちをくんで言ってくれ承諾してくれている。


ツェペリ「時間がない、ジョジョ、波紋呼吸法の仕上げは実戦でやるぞ」

ジョナサン「はい!戦いの覚悟はできています!」

SW「俺もだぜ!ここまで首を突っ込んだんだッ!黙っているのは人間じゃあねえし、俺の性分でもねぇからな!」

ツェペリ「しかし、私があの中国人を逃がしたのはディオの居場所を知るためだったが、同時にその犠牲として奴に「波紋法」の存在を教えたことにもなる」

SW「それに、あのゾンビは晃さんの居場所を探していたみてぇだし、間一髪、変装している時期だからばれちゃいねぇとは思うが。
またいつ襲ってくるか分からねぇ」

ツェペリ「どうやら彼らは我々が晃をかくまっているのだと勘違いしているか、それでなくても先にこちらを倒せばあとでいくらでも探せると考え、戦力は大方私たちの方に向けられているだろう。
それにおそらく、最近の様子から察するに晃自身もディオの情報を集めているのだろう。
彼は彼で、我々には内緒に事を進めたいのだろうが、行動を起こしていない様子をみると所詮動物では人の顔の判断がつかず苦戦していると言ったところか」

ジョナサン「晃はきっと・・・自分だけで解決しようとしているんだと思います」

ツェペリ「それは君にも言える事だがねジョナサン。戦闘が出来ないとはいえ、治療能力が高い晃は大勢との戦闘いに置いて重要な回復が出来る存在。
これは勝機を大きく上げることになるのだ」

ジョナサン「それでも、僕は晃には・・・」

ツェペリ「わかっておるわい。それに、我々も同意見だからこそ晃に悟られぬように早朝に町はずれの馬車を買い取って動いているのだ。
近くの動物にでも聞かれたらすぐにばれるからのォ。
ところでにいちゃん、コルク抜きもってなぁい?」

SW「おいおい、こんな時にワインかよおっさん。
おっウインドナイツ・ロッドへの入り口!トンネルだぜ!」

ジョナサン「うん・・・予定通りの到着だ。太陽のあるうちに行動がとれる」


晃が起きたら、おそらく僕らがいなくなった理由がすぐわかってしまうだろう。
それに、エリナに何の挨拶もなしに出て来てしまったな・・・。
最も理由は話せないけど・・・。


ジョナサン「でも、必ず帰る!!」


ディオを見つけ出し、この決着を付けてやる!


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