僕らが渡り切った時には、想念は鞄を持て目の前の岸壁をかなりの高さまで登っていた。
僕はその少年に届くように、波紋を手に集中し軽く岸壁を殴る。


ツェペリ「んーっ。いい音響だぞジョジョ。波紋疾走が確実に伝わっていく音だ」

ジョナサン「このへんに立っていればいいでしょうか」

ツェペリ「いや!わしは左へもう2メートルとみたね。2ポンド賭けてもいーよ」

「ビリっときったあああああ!!」


ツェペリさんのいうとおり、少年は岸壁を伝わった波紋に当たると2メートル移動した僕の元へと落ちてきた。


ツェペリ「ナイスキャッチ」

「ん?な、何?あんたたち誰?」

ジョナサン「ん!?この少年様子が少しおかしいですよ。波紋が強すぎたかな?」

ツェペリ「いや、おかしいのは少年だけじゃないぞ!周りを見ろ!!」

ジョナサン「こ、ここはっ!」
SW「墓場!!」

ツェペリ「どうやらおびき出されてナイスキャッチされたのはわしらの方らしいぞ!
その少年催眠術をかけられとったようだ!」

SW「ジョースターさん!上だっ!!」


地面から伸びてきた手に足をつかまれ、スピードワゴンの射す方向に顔をあげるとどこには!


ディオ「 陽は落ちた・・・貴様の命も没する時だ!!」


岩を幾つも積み上げたはるか頭上にディオはいた!!
ディオは僕を睨みそう言った後、僕らを見渡しているようだ。


SW「俺はこの瞬間に対する心の準備はしてきたッ!だがやはりドス黒い気分になるぜ!
汗が噴き出す!あの野郎があんなにいい気になってピンピンと生きてる事によッ!
ジョースター卿の愛を、血染めの裏切りで返した男!あいつ・・・あいつだけは!!」

ジョナサン「ディオッ!」

ツェペリ「奴がディオか・・・。なるほど狡猾な奴よ。奴いやゾンビは太陽のもとでは行動出来ない・・・。
だから人間の子どもに催眠術をかけ我々を自分の戦い時と場所におびき出したか?
こんな狡猾な奴があの仮面をかぶったとはッ!
なんとしてもあの男を消滅させねばならん!」

ディオ「晃は、連れてはこなかったようだな。町にも見かけない所を見れば、何処かに隠したのか」

ジョナサン「あぁ。晃をこの戦いに巻き込みたくはない。
・・・それは君も同じだろうディオ」

ディオ「ふん。まぁいい晃がいないのならちょうどいい!」


ディオがそう叫んだ瞬間!地面のゾンビたちが一斉に僕らに襲いかかってきた。

ジョナサン「君、名前は?」

ポコ「ポ・・・ポコ」

ジョナサン「よしポコ、理由はわからないだろうけど、僕の背中に掴まっておいで!」


少年を背中に背負う時、幼いころの晃との木登りを思い出す。
木から落ちないように僕にしがみついていた晃は、この少年もっと小さかっただろうか。
きっと彼は、その時からずっと僕らの関係が崩れてしまは無いように一生懸命その小さい体で支えてくれていたのだろうに・・・。


ツェペリ「騎士の死体のゾンビどもか!行くぞジョジョ!!」

ジョナサン「はい!」


だからこそ、晃が昔の喧嘩の時のように間に入って傷つかぬうちに!
これは僕ら二人が決着を付けなければならない!



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