ジョナ「ディオォオオ!!
!ツェペリさん!」

ツェペリ「わしがやる!!コオオオ」


さすがに波紋の修行とやらで、通常の人間離れしている能力を持っているだけの事はあるのか呪い師が何メートルもの岩を飛び上りその頂点にいる俺に飛びかかってきた。
だが、これ式の跳躍なぞ既に情報は入ってきているのだ、まさに想定内、いや、期待はずれか。


ツェペリ「音を上げさせてやる!パウッ!」

ディオ「(どれ、さっそく試してみよう)」

ツェペリ「流し込む!太陽の波紋!
山吹色の波紋疾走(サンライトイエローオーバードライブ)!!」


波紋をくらわせるために右腕を突き出す呪い師。
その手のひらを包み込むように左腕で掴み取ると、波紋とやらをこの俺に流し込んできた。
想定内、いやそれ以上のまったく想像通りの単純な攻撃!そして俺の理論が正しければ、俺に波紋は通用しない!!


ジョナサン「やったぞ!波紋がディオの腕を伝わって行くぞッ!」

ディオ「フン、これが切り裂きジャックを倒したエネルギーか・・・。
貧弱!貧弱ゥ!」

ツェペリ「こ・・・凍っている!!こ・・・これは!?
Σぐあぁあああああっ!!」

ディオ「ツェペリとか言うの、貴様のエネルギーは、血液の流れに関係のあるものらしいな。
したがって、血管ごと凍らせれば、エネルギーは送り出せまい!
俺が自分の肉体を自在に操れるという事は知っていよう!
俺は貴様の触れた腕の水分を気化させた!
水分は気化する時、同時に熱を奪っていく。つまり瞬時に凍らせたのだ!
そして!」


左腕で触れた呪い師の右腕は、血管が凍ったことにより膨張し、皮膚組織がはがれ肉が裂けた。
俺は右腕でその呪い師の顔面に狙いをつけたこぶしを振り上げると、呪い師は左手でそれをガードしようと突き出してきた。
なんと鈍く醜い、晃の蹴りには到底及ばないこいつの拳は、本当に晃の師匠などとほざいているのか!
分不相応過ぎてはらわただ煮えくり返る!!!


ディオ「愚か者が!貴様の腕ごとカメを砕くように頭蓋骨を陥没してくれるッ!」

バシン!

ジョナサン「ディオ!君の野望、僕が打ち砕く!!」


俺が呪い師を相手にしている間にジョナサンがガキを背に乗せたままこの高さまで登ってきており、呪い師の頭部を狙った一撃を受け止めた。
しかし、俺の拳はジョジョと呪い師の二人の力を余裕で受け止めていた。


ジョナサン「ディオの手!・・・悪意の血液の流れを感じる!」

ディオ「フン!俺にとっては褒め言葉よ。だがしかし!
よくぞこの俺の拳の動きを止めた!その成長を認めよう!」

ツェペリ「ジョジョ!」

ディオ「ジョジョ、俺がおまえなら、いつまでも俺の手に触れてないがね」

ジョナサン・ツェペリ
「「くらえディオ!」」
ディオ「UREEYYYYY!」




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