「おいスピードワゴン!妙なまねはすんなよ、金を手に入れるまでは生かしといてやるッ!」
「老いたとはいえ相当したたか者らしいからな!」
「おれたちの目的は二つ!おめーの会社から身代金百万ドルと!おめーが死んでお前の会社がメタクソになることよッ!!」


この男達はどうやら金とスピードワゴンの爺さんが目的でハイジャックしたらしい。
なんてことだ、せっかく久しぶりの晃と一緒の旅行だってーのにッ!!
さっきまで窓の外眺めて周りに花飛ばしてるみてーな笑顔が可愛かったのに恐怖で固まっちまってるじゃあねぇか!!


『・・・;』

ジョセフ「・・・心配するな」


不安げに僕の服を引っ張る晃の頭を撫でてやっても困惑してる表情は消えなかった。


「そこのしみったれた小僧ども!そんな後ろにいるんじゃねぇ。
スピードワゴンと同じシートに座わんな!」

『Σひうっ』

ジョセフ「ハイジャックされたのはスピードワゴンのじいさんだろ?
それはじいさんの問題で、一緒にいただけの僕らには関係ないね。
ここでマンガ読んでっから、いいから気にせず勝手にやってくれ」


きっとこいつらは逃亡の時に人質を、そしてジョースター家と知られたらおそらく身代金を。
どちらにせよこの場で一番狙われるのは晃だ、ならばはやめにこちらに銃を向かせて意識を向けさせ、少なくとも晃に意識が行かないほど。
僕が殴られて大人しくなったと動けないふりをすれば、晃じゃなく僕を標的にする確率もあがり、相手にも隙が生まれ逃げ出すことも。


「ナマいうんじゃねえ!ガキがァ!」

『ジョセフにいさんあぶないっ!!いたっ痛いっ!!』

「てめーはこっちにいな。スピードワゴンがかなりご執心とだけあって、こりゃ上玉のお嬢様だ。目の前であと数年もすりゃ、高く売れるだろうしな!!」

『いっ』

ジョセフ「(晃ッ!?ばっ僕をかばって!?)」


僕が殴られる予定が晃が俺を突き飛ばし、同時に機体が少し揺れっためそのままスピードワゴンの爺さんの所まで転がった。
晃の悲鳴にすぐに顔をあげて振り返れば、晃は男に腕を掴まれ、まるで品定めするかのように上から下までジロジロ見やがって!!


「おいそこのパイロット!リバプール行け!いいな!」

ジョセフ「(晃にそれ以上触るんじゃねぇ!!)」

SW「落ち着くんじゃジョジョ!」

「座ってろ!小僧!」




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